01−07−14 一人の生活
カ私の会社の海外駐在者には多くの単身生活者がおりますが、ここオハイオも例外ではありません。
カミサンが7月3日に日本に一時帰国をしたので、私は約1月間の自炊生活をしなくてはなりません。炊事だけではなくいろいろと細かい家の事全てをやらなくてはならなくなりました。

そんなことはみんなやっている事だからガタガタ言う程の事ではない、と言ってしまえばそれまで。私にとってはとにかく普段やっていない面倒な事ばかりなのです。

朝は日本からのモーニングコールで目覚めます。ベッドの横の電話が大きな音をたてて鳴りますので、飛び起きざるを得ません。新聞を取ってきて、これを読みながらコーヒーと果物を少し。
日本にいたときは朝食に味噌汁とご飯を腹一杯食べておりましたが、アメリカに来てからはナゼか食べなくなりました。
休日の朝食、クラッカーにバターとジャム、トマト、ソーセージ
昼食は会社のカフェテリアで食べますから問題なし。
今日までの12回の夕食は7回を何らかの形で家で食べ、うち1回がレストランのテイクアウト。

2回が外食、2回が仕事のおつき合いで外食、1回が単身者赴任者の家でごちそうになった、という結果でした。

ですから自分で何かをやったというのは6回でこれも作ったのではなく、冷蔵庫の中にある適当な食べ物を切り刻んだり、盛ったり、電子レンジで暖めたり、という具合で大体10分くらいで準備したものばかりでした。

1回は単身赴任者の家に行き、その方の「手料理」ごちそうになりました。その手の込んだ作りにはただ唖然とするばかり。全部で確か6品くらい食べさせてもらいました。

翌日会社で、
「SHINさん、今晩は何食べるの?」
「ウーン、冷蔵庫にトウフがあったから冷や奴を食べる。」
「SHINさん、冷や奴は料理とは言わないのだよ。何か料理してみる気にはならないの?」
完全に冷やかされております。
テイクアウトは一人では食べきれない事がしばしば
レストランのテイクアウトとは、近所にいつも行き付けの中華レストランの事です。
「あれ、今日は1人?」
店の中国人とは顔見知りなので聞かれてしまいました。
結構大きなレストランで、テーブルも25くらい、全部は入れば100人は越すと思います。

1品か2品を頼んで、出来上がるまで隣のバーで一杯。ビールを1本飲み終える頃には
「はい、出来たよ。」
お声がかかります。
「謝謝、再見」

3品頼んで、ビール1本飲んで15ドル。しかし量が多すぎて余程の事でない限り、全部を食べることはできません。
野菜スープなんかうどんのドンブリに一杯、チャーハンとモンゴリアンビーフはそれぞれ直系35cmの皿に山盛り。でも今回は全部食べました。それにビール3本も。
誰か出張者がいるとこれをつかまえて、レストランでミーティング。普段ですと、2回に1回は断るのですが、一人の時は積極的に「参加」です。
金曜日の夜は私の前任者が出張で来ていたので日本レストランへ行って食事。
今度ブラジルに転勤との事。私はブラジルに行った事があるので、散々脅かしてやりました。

「そうですね。サンパウロとその周辺ではわかっているだけで殺人事件が年間に30000件、つまり月2500人が殺されている事になる。でも実際はこれの2倍くらいが実際に殺されている数かなー。」

「夜になったら交差点では信号が赤でも止まってはいけない。止まった瞬間強盗が押し寄せてくる。だから強盗にやられるのがイイか、その交差点で事故を起こしてオオケガをするのか、まあ、カケですね。」

Sさん真剣に奥さんを連れて行くかどうか、悩んでおりました。
ちなみに、上の数字は本当の数字です。
ここ1週間のゴミだし。電話、水道代、クレジットカードの請求に対する小切手の発行、そうそう家のローンの支払いも忘れてはイケナイ。
今日は土曜日。洗濯屋に行って洗濯物を取ってこなくては。ついでに床屋と買い物。その後芝刈り、、、、。

来週は月曜の早朝のフライトで再びLA出張。金曜の朝まで帰って来ません。そうそう、新聞の配達を止めなくては、、。郵便物はお隣にお願いをして、、、、。
郵便物とか、新聞がたまっているのが簡単にわかると、非常に危険です。だってこの家には誰もおりません、と宣言している訳ですから。

私もいろいろと忙しいのであります。
inserted by FC2 system