台湾・台北 1101
オハイオから帰国して7ヶ月、バタバタと過ごしてしまい旅行の方はご無沙汰となっていました。
そのような状況の中、やっと行く機会を作れたのが台湾、日本からは大変近い国ですが前々から行きたいと思っていた国なので、行く前は少々ワクワクでした。

台湾は大変親日的な国、経済的には日本と大変深い関係にある国ですが日本とは正式な国交はありません。大変不思議な事ですが、日本国政府が支那に遠慮をしているからこうなっているのです。

今回は会社の休みの関係もあり3泊4日と大変短い旅行でしたが、充実した期間を過ごすことができました。思いつくままに撮ったスナップ写真を紹介しながら、私が体験した台湾を紹介してみたいと思います。
津からセントレアへ

セントレアまでは津から高速船に乗って行きます。料金は2400円、時間は約40分です。

台北までのフライトの出発時刻は09:50、当日出発でも間に合わないことはないのですが、前日に空港まで行き、ホテルに宿泊しました。

19:00の高速船に乗ったのですが、ご覧のようにガラガラの状態。この高速船、いつまで運行してくれるのか、大赤字には間違いありません。
セントレア

この空港の開港は2005年2月ですからちょうど6年前です。
セントレアというのは愛称で正式には中部国際空港と言います。

JALが赤字路線の運行をどんどん廃止しているので離発着の本数は減っているようです。
それでもアジア方面のフライトは各社が乗り入れており、何とか国際空港の面子を保っています。

私はこの空港は数回しか使ったことがありません。オハイオ駐在の時はほとんどが成田でした。
JALのラウンジ

7時30分頃にチェックイン、8時前にはラウンジに入りましたがガラガラ、というより誰もいません。

9時から10時にかけてのJALのフライトは何便かあるのですが、団体客が多いのでしょう、ビジネスのお客はほとんどいない感じです。

食事も成田と違い、ほとんど置いてありません。飲み物とスナックが中心です。
各国通貨の変換レート

台湾は元、1元がちょうど3円のレートです。円貨からの変換は台北で行う事にしました。

ドルも買いが85円、売りが79円というレートです。一般的に現金の換算レートは割と不利で、TCの方が有利です。

しかし今のドル安、円高はいつまで続くのだろう。かつてのように1ドル=120円とか130円に世界には戻らないのだろうか。
14年間ドルで給料をもらっていた私としては、大いに気になるところです。
機内食

フライトは定刻の09:50に出発。ビジネス席は私達2人以外は誰もいなくて貸し切りでした。

食事はごらんのような学校給食に毛の生えたようなショボイもの。
国際線とはいうものの3時間ちょっとのフライトなのでこんなもんかな。

フライトは気流の乱れもなく、スムーズでした。
台北到着

桃園空港にも予定よりちょっと早く12:10に到着。入国審査も通関検査もアメリカに比べたら無いにも等しいくらい簡単でした。

空港からは予め頼んであったリムジンでホテルまで直行。桃園空港から台北市内までは45km以上あります。

ホテルは「ホテル・ロイヤル・タイペイ」、非常に清潔で部屋も広く、満足のいくホテルでした。
中山北路一段

ホテルまで来てくれていたSTさんご夫妻の案内で早速ホテル周辺の散策に出掛けます。
ホテルの通りは中山北路一段という名前で、台北の中でも高級エリアらしい。

ビルの看板などはやはり漢字で書いてありますが、読めそうで読めない。
この、「読めそうで読めない」、というのは不思議な感覚です。
字を見てジーッと考える、でもよくわからない、段々とストレスが溜まってきます。
三越百貨店

台北には日本の百貨店がいくつも進出しています。三越の入り口でお土産のパイナップルケーキを売っていました。

早速試食です。STさんの奥さんは4カ国語のバイリンガル、あれこれ売り子のオバサンに言ってます。

奥さん(日本語):「これ甘すぎるよ。」
私(日本語):「うん、でもおいしいですね。」
奥さん(中国語):「+#$%&、、、」
売り子のオバサン(もちろん中国語):「*&^*@、、アハハ、、」

奥さん、何を話したのでしょうね。
中山市場(1)

通りから路地に入ると小さな市場があったので入ってみる事にしました。
私なんかが子どもの頃にあった感じの、小さなお店が集まっています。
ズバリ、小綺麗な店です。

何と、この市場は日本人がよく買い物にくる市場だそうです。
STさんの奥さんがいると、こういう情報を聞き出してくれます。
中山市場(2)

奥の方に入って行くとやはり日本の店とは違ってきます。
首がダラーっと垂れたニワトリが山積みしてあったり、あまり見掛けた事のないような肉を売っていたり、興味津々です。

写真は腸詰め(ソーセージ)を作っているところで、上手に10cmごとにくびれを作っていきます。
なかなかおいしそうで、ビールのジョッキがチラと脳裏をかすめます。
漢字

いくら考えても意味がわからない看板が多い中、ナルホドとわかる看板が時々あります。

牙医、つまり歯医者です。
台湾の歯医者はアメリカのように1回の診察・治療が長く、腕もいいそうなので日本から飛行機代を払って、治療に来る人がいるそうです。

私も今の歯がガタガタになるのは時間の問題ですから台湾で治療しようかな、、、。
路地裏の商店街(1)

食事をしようという事で、いろんな人にいいレストランはないかを聞きまくって行ってみたのですが、台北初日のレストランにはふさわしくないということでパス。
時間があればこういうところを時間を掛けてゆっくりと見て回るのは面白そうです。

先ほどの中山市場といい、こういう雰囲気を体験しなくては台北に来た価値がありませんね。
バスターミナル

結局この日はバスターミナル地下の普通のレストランで食事をしました。
バスターミナルは台北駅の北に隣接しており、きれいなショッピング街でもあります。

金曜日の夕方という時間帯ですがナゼかサラリーマン風の人をほとんど見ることができません。
ほとんどが学生風の若者です。

台北のサラリーマンはどこへ行ったのだ!この国にも脂ぎったオッサンのサラリーマンはいるだろ?
再び中山北路一段

STさんご夫妻と台北駅でお別れし、私達はMRTで中山駅まで。
MRTの乗り方は簡単で、切符(実際はトークンを買う)の買い方も日本と似ており、簡単です。

オハイオにいたときにボストンとかNYに行った時に地下鉄に乗りましたが、そこよりずっと簡単で分かり易いです。
アメリカは一般的に切符(トークン)の自動販売機が非常にダサくて分かり難いのが特徴です。、
保安宮(1)

翌日は台北1日観光です。これもインターネットで申し込んであり、昨日の台北到着後何度も集合時間などの確認がありました。

当日バスに乗り込んでびっくり、全部で40人近くのグループで、ガイドさんに余ほど近付かないと説明の内容が聞き取れません。

台湾のグループツアーはまだ無線マイクを使うのは普及していないようです。

ガイドさんは漫才の大介・花子の花子にそっくりさんでした。
保安宮(2)

ここは医学の神様、保生大帝が祀ってあり病気回復・長寿を願う人で一杯です。

初めて見る支那風の寺院、ナルホド、真ん中に広場があって周りを建物で囲んで、そこには廊下がついている、、、テレビとか映画で見るのと同じ構造です。

中国の寺院で印象的なのは”砲艦サンパブロ”という映画です。スティーブ・マックイーンが最後にこのような寺の廊下で撃たれて逝くところ、強烈な印象で頭の中に残っています。
保安宮(3)

中国では赤は”副”、緑は”魔除け”、黄色は”富”を意味するそうです。
1000元何とかと書いた黄色い紙を何枚ももらいました。
これらをここで燃やすとお金が入ってくるというので、一生懸命燃やしました

また中国では白は葬儀を意味するので、白の熨斗袋に祝いを包んで結婚式に持って行くなどは御法度。
めでたい事には全て”赤”だそうです。
孔子廟

孔子様、言わずと知れた学問の神様です。
台湾は日本以上の厳しい受験戦争の国なので、ここは大人気とか。

孔子廟は台湾全国に一杯あるそうで、ここが一番立派だそうです。
確か日本にも孔子廟はあったと思うのですが、どこだっtか、思い出せません。

この日は天気は曇り、気温は高くはなかったのですが寒くはありませんでした。
お茶屋(1)

グループツアーは、有名どころを観光案内するだけではなく、土産物屋にも強制的に連れて行かされるのが普通です。
アメリカカナダではほとんどありませんでしたが、イタリア旅行では毎日1店は行かされました。

ここ台北では何と1日で3カ所も行かされました。
従って全体の時間の実に40%を土産物屋で過ごす事になりました。

アジアの観光は事前に回る土産物屋の数をチェックしておく必要がありそうです。
お茶屋(2)

この人83才で台湾人の元皇軍兵士、終戦時には北海道にいたそうです。
台湾人は、男も女もメタボはあまり見掛けません。

食い物は日本より油っこいものが多そうですが、ナゼか肥満は少なそう。
その理由はこの”お茶”にあり!!と言われると、みんな真剣にならざるを得ません。

巧みな説明に聞き入っていると、集団催眠状態に陥り、気が付くと両手に何万円分ものお茶の袋をぶら下げている、という事になります。
中正記念堂(1)

ここは中華民国の初代総統、蒋介石を顕彰して建てられたものです。

非常に立派な建物で、数年前に台湾も民進党が政権をとったとき、蒋介石を奉るのは止めようという事で、一瞬妙な事になったそうですが、今は国民党に政権も戻ったので元のとおりだそうです。

台湾は内省人、外省人、昔からの先住民族の3種類の人がいて、複雑な人種間対立があります。先住民は、顔で大体見分けがつきます。
中正記念堂(2)

中には巨大な蒋介石の像があります。蒋介石は日本の陸軍士官学校を卒業しています。
礼儀作法の素養は日本人以上だったそうです。

大東亜戦争の終戦時に、「降伏した日本兵、及び居留の日本人は抑留してはならない。日本へ安全に帰すこと。」、という命令を全軍に出した人です。

このお陰で国民党軍の勢力下にあった日本人の多くは無事日本に帰る事ができた、日本人はこの恩を忘れてはいけない、という事を昔叔父に聞いた事があります。
バイク社会
台北の市内はこのようなバイクで満ちあふれています。
乗り方はかなり荒っぽく、町中をガーッと60〜80kmくらいのスピードで器用に車の間をぬって走っていきます。

バイクは日本の設計で日本ブランド(台湾で製造)、日本の設計で台湾ブランド(台湾で製造)、それに日本の設計を盗作コピーの中国ブランド(中国で製造)、様々です。
グループツアーの昼食風景

昼食は予約されたレストランで頂きます。メニューは台湾の家庭料理風、との事でした。

台湾の家庭料理は中華料理がベースですが、日本料理の影響を受けて、味付けが薄くなっているのが特徴です。

バリバリの中華料理より、日本人の口にはやさしいかも知れません。

食事の時にグループの方々と少し話をしますので、どこから来たのかなどがわかります。
台湾マッサージ

本ツアーの2つ目のCMは台湾マッサージのお店です。「希望者だけやって下さいね〜。」、花子さんはこう叫びますが、やらないと休憩する場所さえありません。
そこでほとんどの人が何百元も払って、30分のマッサージを受けます。

私も足マッサージを受けました。マッサージ師のアンチャン、足を揉みながら、悪いところを言います。
「腰悪いね」、当たり。「腎臓悪いね」、外れ。「胃腸悪いね。」、良くも悪くもない、そこそこ。

確率50%のアンチャンでした。
忠烈祀(1)

台湾の”靖国神社”です。
35万人の革命。建国のために亡くなった国民党兵士の霊が祀ってあり、中華民国国軍の管轄だそうです。

ここは衛兵交代の儀式で有名です。1時間ごとの交代で、若い兵士が任務に就いています。
衛兵は精鋭・獰猛という感じはなく、かなりひ弱な感じがしました。

交代に際し、一切の号令がないのも特徴です。
忠烈祀(2)

台湾は徴兵制度があり約25万人の兵力です。人口は2000万人ちょっとですから日本に換算すると150万人の兵力という事になります。

花子さん曰く、
「台湾では兵隊に行ってない人は”男の子”、兵隊に行って”男”になるね。
台湾の男の人は兵隊に行って一人前ね。
台湾の女、”男の子”とはテキトーね、”男”とは、つきあうね。」

”男の子”と”男”の違いか〜、ナルホドね、、、。
故宮博物館

CMで3カ所も回って合計3時間以上費やしてしまい、故宮博物館は早足というより、何が何だかわからない駆け足見学。

ここは写真撮影禁止、おまけに支那人でごった返しており、行儀の悪さも手伝ってごった返していました。

「ここ、中国人だらけね。ほんと見学難しいね。」、花子さんもぼやいておりました。

楽しみにしていましたが、がっかりでした。
長春路

朝8時にスタートした台北1日観光、夕方5時ちょっとに終わりました。
今回のガイドの花子さんは、まあまあでした。日本文化に興味があり、日本に留学、お花の師範でもあるそうです。

2日目の夕食はホテル近くの台湾料理レストランで頂きました。2人でお腹一杯食べて800元(2400円)、こんなもんですかね。

隣の席は最近はやりの、母・娘の2人連れの日本人でした。
夜店(1)

このままホテルに帰るのはもったいないので近所をブラブラです。
10軒ほどの屋台を見つけましたので、ちょっと見学です。

麺類、焼き鳥、その他??の食べ物が30元とかで売っています。
ここで食べると言うより、勤め帰りの人のテイクアウトが主流でした。
夜店(2)

ちょっと舞台裏を拝見です。

洗剤の入った泡だらけのバケツ(A)、それに既に灰色になった水が入ったバケツ(B)があります。

使ったどんぶりはバケツ(A)にドボンと1秒程度くぐらせます。そして次にバケツ(B)にドボンと同じく1秒くぐらせます。以上です。
究極の食器洗浄です。

もちろんお箸もこの工程で洗浄されます。
ホテルの朝食バイキング

朝食は和洋のバイキングでした。オムレツもその場でトッピングを指定して作ってくれます。
日本のホテルと全く変わらないメニューと味です。

たまに白人がいるだけで、客のほとんどは日本人です。

このホテル、部屋も清潔だし便利な場所にあるので今度来るときもここに泊まろうかな。
2日目のグループツアー開始

2日は九フンの半日観光です。集合は07:30とちょっと早めです。
ここは会社のMZさんに台北に行くと言ったら、是非お勧めという事で訪れる事にしたところです。

ガイドさんはショウさん(漢字はわかりません)。
昨日の花子さんよりは日本レベルはちょっとだけ低め。
でも問題はありません。

お天気は今にも雨が降りそうで景色のいいところだけに少々、残念。
九フン(1)

ここがナゼ有名になったか。旅行の本にも歴史とか由来は何も書いてありません。

昔の日本風の店が並んでいて、映画、「非情城市」、で有名になったとか、ドキュメンタリー、「風を聴く〜台湾・九フン物語〜」で有名になったとか、で何の事やらわかりません。
行く前に少し調べてみましたのでその一部を。

先ず、、、ここは19世紀後半まで何もなかった、です。でも、少しくらい何かあっただろ?はい、家はあったようです。
九フン(2)

台湾は1895年から日本に統治され、その直後にここで金山が発見され、藤田組が進出してその後大発展をしたそうです。

それで日本統治時代の面影を色濃く残しており、日本風の料理屋などの建物があるのです。

1971年に金山が閉鎖され、再び寂れたのですが、「非情城市」のロケ地となって、若者にノスタルジックな風景に人気が出て、再び観光地になって賑わいを見せている、とい訳です。

つまりここは明治。大正・昭和初期の日本が汚染されず、破壊されずに残っているところなのです。
九フン(3)

バス停のそばの坂道を上って土産物屋のとおりを抜けて一番奥に茶屋があります。
ちょっとハデハデの色彩ですか、台湾ですから福を呼ぶ赤が基調になるのは止むを得ません。

店の中の雰囲気などは日本の雰囲気そのもので、昔どこかで見たと錯覚を覚えます。

窓の作りなどは昭和初期の作りで、注意深く探せば日本でも探すことができます。
九フン(4)

せっかくですから、ここでお茶を飲んでみました。

お茶は台湾茶、入れ方も台湾風ですが、お茶請けはラクガンと、薄く焼いたゴマせんべい、それにお団子です。

お茶は例によって小さな湯飲みで何杯もお代わりしながら飲みます。
何杯飲んでも、不思議とお腹がだぶつきません。
九フン(5)

九フンの中心はこの基山街というところで食べ物屋、お土産屋がひしめいています。

これなどはズバリ、日本の草餅で食べてみましたが同じ味でした。

グループツアーではなく、ゆっくりと時間をかけて雰囲気を味わいと思いました。
九フン(6)

観光客は日本人、台湾人、支那人、それに韓国人を見掛けました。
左の3人のオバチャンは韓国人で、このソーセージを売っているアンチャン、完璧にかわかわれて顔を赤くしていました。

韓国人の買い物の仕方は、買う物をしっかり自分の手にして、売り子と距離をおいて、そしてお金を払います。
日本人のようにお金と同時に交換、又は後で物をもらうという方法ではありません。
この方法で新幹線のワゴンサービスからの買い物をして、売り子の女の子が物を盗られたと勘違いしていました。
九フン(7)

台湾は屋台でも、こういうところのレストランでも液体燃料を売っている店が非情に少ない、というより殆ど見掛けません。

やっと液体燃料販売所を見つけましたので、思わずシャッターを押してしまいました。
日本酒とか日本のビールも並べられており、赤玉ポートワインもおいてありました。

赤玉ポートワインって今の人は知らないだろなー、、、これぞ昭和のワイン!って感じなのです。
九フン(8)

この雰囲気は台湾のものではありません。明らかに昔の日本の食堂のイメージです。

ここは麺類と餅ぜんざいを売っていましたが、時間があれば入ってみたかったなー、、、。
写真ではそこそこ明るく写っていますが、実際はもっと薄暗くいい雰囲気でした。

九フンはなかなか趣のあるところで、私は気に入りました。また来るかも、、、。
台北市内のMRT

九フンは半日観光なので、昼食を摂ったらそれでおしまいです。MRTを使って市政府まで行って
台北101に行くことにします。

台北のMRTは日本の地下鉄などよりも清潔で広々しています。
ラッシュアワーというものがあるのかないのかよくわかりませんが、乗客のマナーもよさそうです。

まだまだ拡張中で台北の重要な交通機関です。
台北101(1)

MRT市政府駅から歩いて10分くらいで行けます。現在世界で2番目に高い建物で508m(!)あるそうで、名前のとおり地上101階、地下5階という巨大な規模です。東京タワーの1.5倍って言った方が分かり易いかも。

超近代的なビルですが、デザインは何となく台湾らしいもので、これは宝塔と竹の節をイメージしているとのことで、納得。

近付くにつれ、上を見上げてばかりいると首が痛くなってきます。
台北101(2)

1階から5階はショッピングモールとレストランになっています。
84階までは金融関係とかIT関連の企業のオフィスになっているそうです。

展望台には5階から直通のエレベーターで行きますが、その早いこと。400m以上を昇るのに40秒くらいしかかかりません。
エレベーターは日本の東芝製だそうです。
台北101(3)

89階の室内展望台からの眺めです。お天気が悪くて遠くまで見えませんが、下を走る車が豆粒のように見えます。
夜来てもよさそうなところです。

ここのベンチで腰を掛けていたら、後ろから私の背中に向かってガーンぶつけて座ってきた輩がいます。支那人の観光客です。

思わずここは私が座っているのが見えないか、ぶつかってくるな!と声を荒げてしまいました。
でも英語はわかんなかったみたい。
台北101(4)

このような超々高層ビルで考慮しなくてはならないのは地震などよりも風圧だそうで、台風の直撃が多い台湾ではなおさらです。

風圧で建物が揺れる方向と逆の力を人工的に作り出して、風圧による建物の揺れを最小限にする装置がこのチューンド・マス・ダンパーと呼ばれる装置で、この球の重さは600トン、直径5.5mあるそうです。

それにしてもスゴ〜イ。
台北101(5)

展望台下の88階は珊瑚と宝石の展示場、それ以外に土産屋などが入っています。

更にこの下の85階、86階にはレストラン街があって、外を眺めながらの食事が楽しめます。

この台北101,名実共に台北の観光スポットとして有名なところです。
展望台での見学料は400元(1200円)、台湾にしては相当に高い料金です。
台北101(6)

再び5階までエレベーターで一瞬にして下ります。ブラブラ歩いていると何やら人だかり。
そうです、4日後は春節(旧正月)なので、願い事を紙に書いて貼り付けているのでした。

私も願い事を書いて貼っておきました。
久し振りに筆を持って書きましたので、ちょっと戸惑いました。
隣の子どもが筆の動きと私の顔を交互に、一生懸命に覗き込んでいました。

オジサンも一応漢字が書けるのだよ。
新光三越

1階に日本食のレストラン街がありました。回転寿司とかケーキとコーヒーを売る店、日本のデパートのレストラン街と全く同じでした。
どの店も大人気で行列ができていました。

不思議なのは歩いている人、客、殆どの人が20才代から30才代、たまに40才代、50才代以上の人をあまり見掛けない点でした。

台湾では年配者は外に出てウロウロしないのでしょうか。今度STさんに聞いてみよ。
寧夏路観光夜市(1)

ここはホテルから歩いて15分くらいのところの夜市、最後の夜にぶらっと行ってみました。。
南の圓環広場から、北の民生西路あたりまでびっしりと屋台が並んでいます。

屋根もちゃんとあるので、お天気に関係なく開かれ、夜中の12時頃までやっているそうです。
客の殆どは台湾人で、たまに日本人とおぼしき観光客を見掛けました。
寧夏路観光夜市(2)

殆どが立ち食いですが、椅子が置いてあったりテーブルが置いてあったりするところもあります。

焼き鳥とかそんなのも一杯売っているのに液体燃料を売っている店は見掛けません。
液体燃料を注入したい人はコンビニかどこかで買ってきて持ち込みをしなくてはならないそうです。

でもどうしてビールを売らないのだろう?
ビールを売るには冷蔵庫が必要だから、これが答えのようです。
寧夏路観光夜市(3)

ちょっとわかりにくいのですが”日式XXX”と書いてあります。
”日式”とは日本風の事で、ここは日式コロッケを売っていました。
”ドラヤキ”とカタカナで書いて売っている店もありました。

台湾というのは日本による統治が50年間続いた訳ですが、たった数日の観光旅行でも注意深く観察すると日本の影響があちこちに残っている事に気が付きます。
寧夏路観光夜市(4)

生魚を食べる習慣も日本の影響でしょうか。
ここに並べられている刺身は特に氷が置いてあるわけでもなく、まして冷蔵庫が置いてあるわけでもありません。

デン、と鮪とか鯛の刺身がそのまま置いてあるだけです。気温は13〜4℃くらいだと思うのですが、それでも傷みは早いと思うのですがネ〜。

これを買って食べるというのは、かなり勇気が必要です。征露丸といっしょに食べるとか、、、。
寧夏路観光夜市(5)

店の裏に回ってみました。それなりに整頓されています。右側はテーブル席で、ここでも多くの人が座って食べていました。

丼などはやはり洗剤のバケツと、水のバケツをくぐらせるだけでした。
日本でも屋台のラーメンは基本的に台湾と同じ方法で丼などは洗っていますから、とやかく言うのは間違いですね。
一杯飲み屋

台北は日本の東京のように居酒屋、赤提灯で街中が溢れているというところではありません。
と言うより、それらしき店が殆ど目に入りません。

ホテルまでの帰り道、やっとそれらしき店を一軒見つけました。
中を覗いてみると客は台湾人のオジサンが2人だけ、ビールを飲んでグタッとなっている姿が目に入っただけでした。

台湾人はあまり液体燃料を注入しない民族なのでしょうか。それとも日本人が注入し過ぎなのかな?
桃園空港

帰りのフライトは1545分出発です。
余裕を持って空港に行きました。出発ロビーは結構空いており、ガラガラの感じでした。

ラウンジもガラガラ、やはり春節の前だからでしょうか、観光地もごった返しているという事はありませんでした。
これはある意味でラッキーだったかも知れません。
セントレアへ

定刻に離陸をして高度30000フィート(約1万メートル)、きれいな雲が下に広がっています。空は真っ青です。
機内食の夕食を頂いて、米の汁を少し注入してウトウトしているとあと30分でセントレア到着とのアナウンス、帰りは2時間半ちょっとのフライトでした。

前から行ってみようとずっと思っていた台湾、近くて手軽に行けます。
目的を絞って、2泊3日くらいの旅で何回も行けばいいような感じです。
既に次の台湾行きを考えています、、、。
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