NYブラリ一人旅
ブラリ一人旅で行ったNY、完全にマイペースで足掛け4日間を過ごしました。NYの魅力は行く人の趣味によって異なりますが、とにかく世界の何もかもが集まっていると言えると思います。
今回のブラリ旅は美術館・博物館巡りに絞って行きましたが、まだ行ってみたいところは10以上あります。

夜は気の赴くままNYには数え切れないくらいある鮨屋、日本レストランに行ってチビリ、チビリと杯を傾けてきました。
クラブ活動のお誘いも少しありましたが、これは今回はパス。次回のお楽しみとしました。ブラリ旅は年に1〜2回、これからも続くかも知れません。
NYってオハイオの隣です

コロンバスからNYまでは実質1時間15分くらいのフライト時間です。お代は往復で200ドル。
新幹線で名古屋から東京に行くのと同じ感覚です。

小型ジェットの座席は横3席、つまり1席+2席で、1席の前の方に乗ると非常に快適です。
リラックスした服にスニーカータイプの靴、それにジャンバーをはおります。
持ち物は小型のスーツケースと手提げバック。

ブラリ旅開始です。
寝床です

NYラガーディアには朝7時20分(!)到着。バスでマンハッタンのホテルに向かいます。約30分、12ドルで行けます。

泊まったホテルは
ミルフォード・プラザというブロードウエーの劇場が集中しているところにありました。
かなり古いホテルでいわゆる中級ホテルですが、まあまあ快適でした。
クリスマス直後で、ニューイヤーの前ですからこんなホテルでも1泊250ドル(3万円)します。この値段は日本と違って2人泊まってもほぼ同じ料金です。
タイムズスクエア

昨年はここでニューイヤーカウントダウンに参加しました。
正確には言うとカミさんと上の娘だけで、私はこの写真の後ろに見えるミレニアムホテルの34階からウイスキー片手に、ベッドに横になって下界を見下ろしておりました。

今回のホテルはここから1ブロック西に行ったところです。
それにしてもスゴイ人ごみです。英語以外の言葉が一杯聞こえてきます。日本人もほんのたまに見掛けます。
さっと腹ごしらえです

今日は朝、というより真夜中の2時30分に起床、4時前に家を出て5時45分のフライトでコロンバスからNYへ来ました。

起きてから何も食べていませんので、マクドナルドに飛び込んで朝食メニューで腹ごしらえです。

オハイオですとマックの従業員は白人が多いのですが、NYでは白人の従業員を見掛けるのは稀です。
ヒスパニック系、黒人が殆どです。

でもでっかい飲み物付きで、これで4ドル90セントは安いナー。
バスの停留所です

私はNYでは普通地下鉄には乗りません。どうもNYの地下鉄は治安が悪い、という先入観があるのと、バスは外を見れるので、これも観光の一つになるからです。

料金はどこまで行っても1回2ドル、現金かメトロカードで払います。
現金はコインだけしか受け付けてくれませんのでメトロカードが便利です。
メトロカードは地下鉄の駅で自動販売機で買います。
メトロポリタン美術館−1

今回も行ってきました、メトロポリタン美術館。美術品を縦・横・斜から見て、説明を読んで、気に入れば写真を撮って、疲れたなら椅子に腰掛けて休憩をする、、、、。
私のペースでじっくりと廻ると1日かけても館内全部を廻ることができません。何度来ても素晴らしいの一言に尽きます。

NYにはブルックリンにも大きな美術館があり、行ってみようかと計画をしたのですが、ブルックリンは美術館だけじゃなく、他にも見学をするところがあり、夏がいいというアドバイスをもらいましたので、今回はパスしました。
メトロポリタン美術館−2

獅子と闘うヘラクレス。17世紀後半のイタリアかドイツの作品です。

今回はヨーロッパの彫刻が多く展示されており、目を引きました。彫刻は絵画と違って3次元の作品ですから、写実性の素晴らしさも楽しめます。

でもガラスのケースに入っている場合、このガラスが指紋だらけ。
一人ひとりはほんの少し触れているだけなのですが、何せこの時期来館者の数が半端じゃないものですから、、、、。
メトロポリタン美術館−

アイネアスに武器を授けるビーナス。
このような作品を見た場合、このアイネアスとは何者なのか、これを知らないとピンときません。

残念ながら私にはギリシャ神話とか、こういうローマ時代に作られた話の知識が殆どありませんので、あとで調べる事になります。
つまりその場ではフーン、だけに終わってしまうのは仕方ありません。

Jean Cornu の作品だそうです。(テラコッタでできています。)
メトロポリタン美術館−

西洋の美術館は日本の美術館等に比べて、光線の使い方が格段に上手だと思います。
作品の特徴に合わせて光の色も微妙に変えていますし、照明する方角もよく考えられています。

但し、光量に関しては明らかに日本人にとっては少ないと感じる事が多いです。というか、暗すぎる、と思う事がよくあります。

そうだよなー、会社でも日本人じゃとても読めないような暗い場所でアメリカ人は新聞読んでるもんなー。
メトロポリタン美術館−

印象派の巨匠、ルノアールの作品群。
他の印象派の画家は風景画が多いのですが、ルノアールは人物画が多く、親しみやすい感じのタッチだと思います。

この日のメトロポリタン美術館は館内は相当な人でごった返していましたが、ほんの一部の人を除いては非常にお行儀がよく、ほっとしました。
メトロポリタン美術館−

アメリカンウイング・カフェ、だったと思います。
この日は昼頃から腰痛が発生、15〜20分おきに休憩をとらなくてはならないという、ちょっと情けない状態になってしまいました。

これだけ多くの人がいても休憩のための椅子とか、腰を掛ける台を探すのに苦労をしないというのは大いに助かりました。

ここで初めて日本人の団体ツアーを見掛けました。そう言えば美術館のハイライトだけを3時間くらいで駆け足で廻るツアーが40ドルでありました。
メトロポリタン美術館−

武器・甲冑のゾーンです。ここも1年前とは展示してある物が少し変わっておりました。
この鎧は前回来たときはなかったと思います。

人間はこのような鎧をまとって身を守ろうとするわけですが、肝心の馬はどうなのか、これを今回はじっくりと見てきました。
あるは、あるは、馬用の鎧も一杯ありました。

いつも思うのですが、この時代のイクサは落馬したら一環の終わりですね。
メトロポリタン美術館−8

今回は1回の一角にロダンの彫刻が大量に展示されておりました。
ロダンの作品は意図的にあらあらしくしたものと、もうひとつはよくみがかれた表面と繊細な形態の2種類があります。

真に迫る写実的な人物像と、意図的にあらあらしく、ゆがんだ表現のものの対比はなかなか興味深いと思っています。
ロダンの写実性は生前当時、生身の人間から直接石膏の型をとったのではないか、と言われたそうです。
(その疑いの作品名は忘れましたけど。)

今回のメトロポリタン美術館は半分以上の時間を彫刻の鑑賞に費やしてしまいました。

ああ、腰が痛い、、、よっこいしょ。(腰掛けにすわるところです。)
メトロポリタン美術館−9

正面玄関から入ったところの案内所を2階から見たところです。この横が大ホールになっています。

この日朝の10時半頃からは夕方の5時前まで美術館の中を俳諧しておりましたが、よく考えたら昼食も摂らず、水も一滴も飲まず我ながら少々呆れてしまった次第です。

それでも結果から言えば展示物の半分ちょっとを鑑賞したに止まりますから、メトロポリタン美術館を堪能するのは2日が必要と言えます。
(それと相当な体力も。)
1日目が終わりました

メトロポリタン美術館から一旦ホテルに戻り、そして食事のために再び外出です。
今夜は予め決めてあった、ある鮨屋へ。

鮨屋では先ず刺身を作ってもらい、その後数品の料理を肴に冷酒をチビチビ。極楽であります。
そして最後にアラカルトで鮨を握ってもらい〆。

外に出るとネオンの渦。
さーて、ホテルに帰るか、、、、。
朝の2時半起床、ホテルでベッドに入ったのが10時半。長〜〜い、1日でした。
2日目です

昨夜はよく眠れました。ぐっすりでした。
ゆっくりと朝食を摂って、ホテルの横のバス停からバスに乗ってアメリカ自然史博物館まで、8AVEを一直線、セントラル・パーク西の78STで降ります。

昨日とうって変わって、今日は快晴です。一人旅はうかうかしていると自分の写真が残りません。
で、博物館の入り口で1枚撮ってもらいました。

右の騎馬像は第26代大統領のセオドア・ルーズベルトで、自然科学者としても有名でこの博物館の設立に大きく貢献したそうです。
アメリカ自然史博物館−1

ここは「自然と人間との対話」がテーマとのこと。
化石とか生物などの自然界、人間の文化や歴史という人類学的なジャンルまでカバーしています。
設立は1869年(明治3年?)というからすごい歴史です。

写真はスペースシアターだったと記憶しています。巨大な球が太陽とした場合9つの惑星、それぞれの衛星はどれくらいの大きさになるか、というのが視覚的にわかるようになっています。
右の小さなシマシマの惑星が木星ですから、地球はこの10分の1以下ですね。
アメリカ自然史博物館−2

中性子星の中は超高密度なので、貴方の体重はこうなります、というのを示しております。

数字は”2 trillion pound ”となっています。1 trillion っていくつでしたっけ?1兆?とすると2兆ポンドって事は、、、、、約1兆kgって事は、、、、10億トン、、、、ですか?

この横には月の上では、、、ちゃんとこの地球上では、、、というのもありました。
そうか、月の上ではダイエットに悩むオレも3才の子ども並みなのか〜。
アメリカ自然史博物館−3

この博物館は地上4階、地下1階の巨大な建物です。各階には世界中の哺乳動物の剥製で作られたジオラマがあります。
見事としか言いようのない出来映えです。

1階の北米の哺乳動物のジオラマはバッファローやムースもあり、圧巻です。
アメリカ自然史博物館−4

何の展示だったかメモがどうしても見つかりません。多分メキシコだったか中米のコーナーだったと思います。巨大な彫り物でした。

美術館もそうですが、説明が全部英語ですから、全く苦労します。というより、わかんない単語ばっかりです。
で、カメラで説明分も撮影してきて、後で読むのですが、これも限界があります。

仕事以上に言葉の壁を感じます。
アメリカ自然史博物館−5

博物館の中には「教育ウイング」があり、子供達の素朴な質問に答えるための簡単な実験装置、各種標本などが相当な規模で揃えられています。
そして専門の係員が何人もいて、ていねいに対応していました。

私は子どもではありませんが、ここに入ってつぶさに見せてもらいました。
もし私が小学生くらいの頃に、こんな所が身近にあったら、、、、。
図書館で図鑑を一生懸命見ていた頃の自分を思い出してしまいました。
アメリカ自然史博物館−6

海洋生物についてのウイングです。ディスプレー自体は非常にきれいです。

が、何か物足りないのですね〜、私が見ると。
やはりこれだけの規模の博物館ですから、水槽の中で生きた生物を見せなくては。

水槽の中で泳ぐ魚を見せるウイングもありますが、ほんのささやかな規模でした。
アメリカ自然史博物館−7

30m近いシロナガスクジラの模型が天井からつり下げられています。やはり巨大です。

我々の世代はクジラには格別な思いがあります。商業捕鯨が禁止になって20年以上。
でもこの前日本に行ったら、居酒屋でクジラのベーコンとかステーキがメニューに載っていました。

話によると調査捕鯨の枠が増えて、それで肉が流通しているとの事でした。
クジラは私にとっては科学的興味の対象ではなく、完璧に食い物の対象です。
アメリカ自然史博物館−8

メキシコ・中米の人々と文化、歴史を紹介するウイング。これは2階にあり、祖先を崇拝する祭りとか、昔からのしきたりについて、展示物を交えながら紹介をしています。

これらの説明を読むと、頭がクラクラしてきます。意味が半分もわかりません。というより単語がわかりません。読めば読むほどストレスが溜まります。

やはり日本語の説明が欲しいところです。素晴らしい展示だけに、残念です。
アメリカ自然史博物館−9

自然科学センターにある、地下資源・鉱物についてのウイング。
いろいろな鉱物が展示され説明がされています。
しかしながら、如何せん、私にとっては「石ころ」に近い存在なのです。

この領域の予備知識は皆無に近いので、パス。
一般的にも地味なウイングなので、ごらんのようにここは殆ど人がおりませんでした。
アメリカ自然史博物館−10

「アジアの人々」、の中に「日本」についても紹介もちゃんとありました。

左の女性は琴を演奏しておりました。真ん中に座っているのは天皇のファミリーである、という事が書かれてありました。

日本の北の地方では大雪が降り、昔はこのような草でできたコートと帽子を被って外を歩いたと書かれてありました。

説明そのものに大きな間違いはないのですが、何となく違和感を覚えるような組み合わせ、展示方法であるのは間違いありません。

限られたスペースで日本の文化・伝統をどのように展示するのか、難しいですね。
アメリカ自然史博物館−11

日本人と日本は非常にユニークで、それは日本人も自覚をしており、他の人々(他国?)もそれを知っている。
日本はユニークが故に日本である、、、、というような事が書かれてあったと記憶しております。

羽子板はまあイイか、でもなーこの日の丸を描いた黒い扇子、こんなの昔はあったんですかねー、それと右端の大きな短冊は何なんでしょうか。

段々頭がクラクラしてきました。
アメリカ自然史博物館−12

ミクロネシア、ポリネシア、メラネシア、それにニューギニア等の文化についても相当な量の展示、説明がされていました。

昨日に引き続き昼食抜きで見学したにもかかわらず、この日はとうとう時間切れで、3階までしか見学ができませんでした。
それ程中身の濃い博物館です。

こりゃ、もう一度テーマを決めてここには来る必要がありそうです。
一旦ホテルに戻って、再度外出です

この日はディナー・クルーズに参加のため5時30分にヒルトンホテル集合しなければなりません。

着替えのために美術館から一旦ホテルに戻りました。というのはディナーなので、ネクタイは必要はないが上着を着て来いと案内書に書いてあったからです。
で、この夜のためにブレザーとズボン、それに替えの靴を持ってきていました。

ミルフォード・プラザホテルからNYヒルトンまでは歩いて15分くらい、と思っていたら大きな間違いでした。
人ごみでスムーズに歩けないのです。

結局30分ちかく掛かってヒルトンに到着。ちょっと焦りました。
薄暮の空にくっきりと浮かぶ、ビルとネオン。この時間帯のNYの景色、なかなかのものです。
ディナー・クルーズ(1)

ホテルからマイクロバスでクルーズが出航する桟橋まで送ってもらい、乗船をします。
上甲板の下が全部レストランになっていて、最終的に150人くらいの客を乗せて出航しました。

あたりをぐるっと見渡しましたが、一人で参加しているのは私だけ。
そうだよなー、ディナーに一人で来るなんて、アメリカじゃ絶対に考えられない事だもんなー。

一瞬、参加した事を後悔をしましたが、一口ワインを飲んだ瞬間そんな事は忘れてしまいました。
ディナー・クルーズ(2)

ワインをチビチビやりながらアペタイザーをつついていると(まるで焼鳥屋で焼酎を飲んでる感じ)、いつの間にか船は出航しています。

さっそく上甲板に出てみます。
オー、スゴイ!これぞNYの100万ドルの夜景だ!やはり見事な景色です。

気温は7〜8℃はあるので、全然寒くありません。
席に戻って、またワインをチビチビ。
席からも夜景は見えますが、やはり甲板に出た方がうんとキレイです。
ディナー・クルーズ(3)

昨年来たときに昼食を食べた、ピア17の建物もきれいにイルミが飾られています。

メインディッシュはヒレ肉を頼みましたが、これを食べている最中にも4〜5階上甲板を往復しました。

ハドソンリバーからイーストリバーを相当に上ってUターンします。
天気もいいし、船も揺れないし、ワインも一杯あるし、いう事なしの気分です。
ディナー・クルーズ(4)

レストランのフロアーではダンスが始まっています。まあ本当に楽しそうです。
この黒人のオバサン、かなり迫力のある踊りを披露し、やいのやいのの拍手喝采を浴びていました。

東洋人は全部で10人くらいはいましたが、ダンスに参加したのは、隣にいた韓国人のカップルだけでした。

食事の味はよく覚えていませんが、とにかく満腹にはなりました。
ディナー・クルーズ(5)

6時半頃に乗船して7時に出航、10時きっかりに元のピアに戻ってきました。

食事をして、ワインを飲んで、夜景を楽しんで、写真を撮って、アメリカ人の騒ぐのとダンスを見て、3時間のクルーズはあっという間に終わってしまいました。

下船するとJTBの係員が来たときと同じようにマイクロバスで待っていてくれ、そのままホテルに送ってくれました。

2日目も充実していました。
さあ、3日目です

この日はNY近代美術館(MOMA)です。
ここはメトロポリタン美術館とか自然史博物館と違ってそんなに混んでいないだろう、と思って行ったらびっくり。
美術館の外まで延々の入場者の行列です。

びっくりしましたが、気温が低くなくて本当に助かりました。これでもし例年のような温度でしたら、私の格好ではきっと震え上がっていたに間違いありません。

それにしても、エライ人気です。ここも。
MOMA−1

長〜い行列からやっと中に入り、$20の入場料を払い、奥へ進みます。
MOMAは近代的な6階建てで、展示面積だけで11600u、日本人建築家の谷口吉生氏の設計による、とありました。

見学は6階へ上がって、段々下に下りてくるのがいいという事なので、これに従います。

6階に上がる前にオーディオプログラムの機械を借りましたが、担保に運転免許証かクレジットカードを置いていけ、というのにはちょっとびっくりしました。
MOMA−2

6階は特別展示場で、1600uの広さがあり広々としていました。
フンフンという感じでぐるっと廻って5階に下りて行きます。
ここに来ると急に見学者が増えます。小学生の集団がいて引率の先生に「静かにしなさ〜い!」、とか言われながら歩いていきます。

ここの見学者の特徴は女性がちょっとだけ(アメリカにしては)あか抜けしている事でしょうか。私は展示物と同時に見学者も観察します。
MOMA−3

5階と4階はMOMAの核になっている階で、時間がなければここだけでもいいかも知れません。

1840年頃から1940年頃までの誰でも知っているゴッホ、ルソー、ピカソ、マティス、シャガール、ダリというような巨匠の絵画・彫刻がズラリです。

展示場は建物全体のスペースの50%以下の感じなので、休憩スペースも十分にあります。
でもレストラン・カフェは大行列でとてもじゃありませんが入る気がしませんでした。
MOMA−4

ピカソのコレクションも相当なスペースを占めています。私はよくはわかりませんが、ピカソの描いた奥行きを感じない平面の組み合わせのような感じの表現方法を「キュビズム」、というそうです。

キュビズムって何や?このHPのコメントを書くにあたり調べましたら、

「事物の生き生きした描写よりも抽象的な形態に最大の関心をはらった芸術運動、、、」

「、、、実際には同時にみえることのない、対象のちがった角度からの眺めを総合して、統一的なコンポジションをつくりあげた、、、、」


の2つがあり、特に後者はピカソの絵を代表すると思いました。
それとピカソの作品、表現の大胆さに比べて色調はかなり重厚な重みがある事にも今回気が付きました。

全て、ウ〜〜〜ン、です。
MOMA−5

4階からスカルプチャーガーデンを見たところです。
左側の通りが54STだったと思います。

このスカルプチャーガーデンにはロダンの「バルザック像」、その他ジャコメッティー等の彫刻があります。広々として、外にはNYの建物も見えるので、ブラブラと散歩してきました。

でも暖冬でよかった〜。例年だったらこんな薄手のジャンバーでブラブラ歩くなんてできませんからね。
MOMA−6

3階は「建築・デザイン」の展示場で、日常の暮らしとアートの繋がりを感じさせてくれるフロアーです。

照明器具、家具、食器、電気製品などの工業製品もデザインとして優れていればMOMAのコレクションに入ります。
日本製品もありました!1963年頃に発売されたSONYのトランジスター・ポータブルTVです。
丸みを帯びた、何となくカワイイデザイン、納得です。

アートそのものにはあまり興味のない人でもこのフロアーは楽しめるところです。
MOMA−7

家具、特にチェアーはデザインの対象として非常にポピュラーで、MOMAにもかなりの数が展示されておりました。

デザインと素材・色の組み合わせ、どれもなかなかのものばかりでした。
でもこれって、座り心地はいいのかナー?と思うようなものもありましたけど。
MOMA−8

これも実用品の優秀デザイン賞に、選ばれております。そうです、いつも空港で必ず見たフライトの発着時刻等を表示するディスプレーです。

イタリアのある会社のデザインだそうで、最近はどんどんLED等の電子表示に変わってきていますが、まだ世界中で使われています。

でも表示は全てメカなので、相当に故障も多かったのではないかと、つい職業柄疑っちゃいます。
MOMA−9

MOMAって思ったより気軽に楽しめるところだと思いました。
絵画・彫刻は無論、写真、建築、工業デザイン、版画・挿画、ドローイング、フィルム(映画)等の現代ならではの表現と呼べる作品が展示されています。

今回のMOMAの見学を通じて、少しだけ近代美術に対して興味が出てきたような気がします。

さてこの写真、アトリウムの真ん中に立っているものは何か、、、Great Obelisk 、、、だそうです。
MOMA−10

MOMAのミュージアム・ストアに入って記念品を物色、iittala のグラスセットとイタリア製の栓抜きを買いました。
両方ともちょっと変わったデザインが気に入ったからです。

iittala は随分前にフィンランドに行ったとき、そこの工場に案内され、工場直営のお店でいろいろと買い込んだのを思い出してしまいました。
ラジオ・シティー

MOMAの見学を終え、外に出ると既に真っ暗です。
6AVEを南に歩いて行くとラジオ。シティーの付近はに異常な人の山、山、山!!

正月の浅草の仲見世の3倍くらいの感じ。
ここで都合の悪いのはアメリカですからでっかいヤツに囲まれた感じで押しつぶされそうです。通り抜けるのに10分くらいかかりました。

さて明日はコロンバスに帰る日。
この日も日本レストランでしっかりとおいしい肴と液体燃料をたっぷりと頂きました。極楽でした。
4日目です

この日はコロンバスまで帰る日です。フライトは午後なので午前中はイントレビット博物館に行こうと思っていましたが、移転閉鎖中とのこと。

で、国際写真センター(ICP)へ行って展示場に入って時間つぶしをしました。

昼の12時ちょと過ぎ、ホテルからタクシーに乗って空港まで。道路が混んでいたので運ちゃん、遠回りをして料金は31ドル。
愛想が悪かったので、チップ込みで35ドルにしておきました。
あっと言う間に終わったNYブラリ一人旅。昼間は美術館、博物館三昧、夜は日本レストラン又は鮨屋の片隅でチビリ・チビリ。大体計画どおり実行できたと思います。
マンハッタンの中は地下鉄又はバスで非常に簡単に移動でき、見学するところは満載です。

さ〜て、この次はいつ行くかナー、、、、。
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