冬のニューヨーク(1)
日本人にとってアメリカと言えばNY(ニューヨーク)の摩天楼をイメージする人も多いと思いますが、コロンバスからは比較的近くにあります。
私は今までNYは一度しか行った事がなくこの冬、日本から上の娘が来てNYに行きたいというので、これを機会に行ってみました。
実質3日程の滞在でしたが、やはりNYは魅力的な街で何度でも行って見たい、そんな感じを強く持たせた所でした。

年末年始のNYブラリ旅、写真とコメントで様子の一部をお伝えします。
ハイアットホテル−1

ラガーディア空港からバスに乗ると、このホテルの横のグランドセントラル駅に着きます。
道路の渋滞はなく、約30分ほどでここに到着です。

日本から来る娘と待ち合わせをするのに便利だろうと思い、最初このホテルに予約を取りましたが、カウントダウンに参加するにはもっとタイムズスクエアーに近い方がいいだろうという事で、ここには宿泊はしませんでした。

この季節どのホテルも結構な値段で1泊1部屋500ドルというのもザラです。
ハイアットホテル−2

チェックインカウンター前のロビーです。非常に広いロビーで、客でごった返していました。

娘が先に来ているかと思って行ったら、いない。
ちょっと焦りましたが、電話を掛けに行っていたとの事でほっと一息でした。

12月29日なので、まだクリスマスのイルミの残骸が残っていました。
ホテルの入り口からタイムズスクエア方面

宿泊したホテルは44STとブロードウエーの交差点近くのミレニアムというホテルでした。
イルミでライトアップされているビルは確かパラマウントビルだったと思います。

タイムズスクエアまで100mもない場所です。さすがニューヨーク、ネオンが綺麗です。
午後1時半頃にチェックインに入ったのですが、部屋はアサインしてもらえず、荷物だけ預けて早速ブラリ観光に出発しました。
グランドセントラル駅のレストラン

ここのオイスターは何としてでも食べなきゃ、という事で根性入れて待って、食べてきました。おいしかったです。
クラムチャウダーもトマト味のマンハッタンスタイルというのと、普通の(ニューイングランドスタイル)のを食べてみました。これもおいしかった!

ワインも1本くらい空けたかったのですが、ま、昼食という事もあり、グラス一杯で我慢しました。(でもこのグラス大きかった。普通の2倍はあった。)
グランドセントラル駅

映画の舞台にも使われるそうで、なかなか重厚な建物です。天井にはプラネタリウムのように星座が投影されてクルクル動いています。
左右が切符売り場になっています。

が、自動切符販売機ではありませんでした。窓口で係員から買うシステムのようです。

オハイオのスーパーみたいに、お天気の話をしながら、挙げ句の果ては洋服の自慢話までして話し込むレジみたいな事はないでしょうね。
ここはNYだもんね。
NY図書館

グランドセントラル駅から5番街に入ったところにあります。
左右に大きなネコ、もとい、ライオンが寝ています。

中に入ってみましたが、、時間があればじっくり見るような場所もありそうでした。
今度来る時があれば見学しま〜す。

お天気はどんよりと曇っており、小雨もぱらつきましたが、気温はマズマズでご覧のような服でOK。
でもかなりの着ぶくれって感じです。
33ST・ブロードウエー交差点付近

ブラブラあちこちのデパートとか店をのぞき込みながら南に向かいます。ここはエンパイアステートビルのほんの傍です。

ナゼこちらに向かったか?
実はこの付近は韓国レストランが密集しており、ここで焼き肉を食べようという計画が予めあったのです。

7年前にもNYに来ており、その時もこの付近のレストランで焼き肉を食べました。
思い出の韓国レストラン−1


7年前のレストランは意外と簡単に見つかりました。そこは7年前と全く同じで何も変わっておりませんでした。
7年前に座った場所も思い出しました。隣には韓国人の家族連れがいて、私たちより後で入って、先に出て行ったんだよねとか、結構盛り上がってしまいました。


今回は別のテーブルでしたが、隣では韓国人の2人連れがエライ豪華な食事をしておりました。
思い出の韓国レストラン−2

ここは大抵の観光ガイドブックに載っている有名なレストランで、中身の方はごく普通です。

私は肉を食べるスピードに合わせて少しずつ焼いていくのですが、こんな事やってるとオバサンが来て、肉を全部ドカッと鉄板の上に勝手に置いていきます。
ジャー、って一発で全部焼き上がります。

はっきり言って、せっかちであります。

あのナー、焼き肉はちょっとずつ焼いて食べるんや、そんないっぺんに焼いたら味が落ちるやろ?
エンパイアステートビル

焼き肉を食べて、大満足の私たち。
お腹をさすりながら空を見上げると、エンパイアステートビルが見えます。

上の方は雲に隠れて見えません。高さは400m近くあったと思いますので、このような天気の日は当然こうなるのでしょう。

明日は市内1日観光です。お天気がちょっぴり心配です。
カウントダウンの準備

再びブラブラとタイムズスクエア付近まで戻ってきました。既にカウントダウンのためのステージとかが準備されておりました。
明後日の夕方からはこの付近一帯は何万人もの人が集まって身動きがとれなくなるのでしょう。

ナゼか既にお巡りさんの姿がやたら目立ちます。お巡りさんの半分は黒人という感じです。
お巡りさんがウヨウヨいるという事は安心して歩いていられるという事です。
ブロードウエーのお総菜屋さん

ブラブラ歩きながら、何か変わったものがあると遠慮なく入ってみます。
これはデリと呼ばれる、お総菜屋さんです。

非常に安い値段で売られており、見た目もものすごくおいしそうです。野菜、肉、魚、サラダの類、中華料理、いろいろとあります。

これを買って、ワイン1本買ってホテルで食べれば立派な夕食になる感じです。
20階6号室?

部屋をアサインしてもらって、ルームキーをもらって、さてと、、、、、、カードキーには2006と書いてありますので、20階の6号室へ行って、キーを差し込みます。開きません。

アーア、またこれか!
でも待てよ、この2006って、オイオイ、A Happy New Year 2006 って書いてあるじゃん。

2006は部屋番号ではありませんでした。一同大笑い。でも2006号室、誰もいなくってよかったなー。
34階3号室

部屋に入ってびっくりです。何とタイムズスクエアが殆ど真下に見える部屋なのです。これには驚きました。
部屋は3人で泊まり、私はエキストラベッドで寝ましたが、寝ながら首をひねるとエンパイアステートビルとかブライアントパークのスケート場が見え、頭の先はタイムズスクエアーが見えるという具合でした。

ちなみにタイムズスクエア側はホテル申し込みの時に1泊800ドル(!)とか言っていましたが、多分この部屋ではないかと思います。

こういう間違いは大いにやるべし!
1日観光の朝、腹ごしらえです

やっぱり手軽にマックになりますね。
この右隣にOSU( Ohio State University )のパーカーを着ている若者がおりました。顔つきも何となく田舎臭い。(要するにドイツ人臭いゴツイい感じ)

で、どこから来たのか聞いてみました。
やはりオハイオのトレドから来た学生でした。私たちはコロンバスから来たことを言いました。

ブロードウエーでオハイオ人に会って、何となく嬉しくなっちゃいました。
オレも半分オハイオ人になったかな?
NYの屋台

1日観光の集合場所は53STにあるヒルトンホテルです。キョロキョロしながらトボトボ歩いて行きます。
気温もマズマズ、昨日とうって変わって、空は青空です。

これはNYの屋台です。結構あちこちで見掛けます。
この屋台はベーグルを中心にパンの類を売っていましたが、いろんな屋台があります。

時間がないときの朝食、昼食なんかにいいかも知れません。
1日観光の皆さ〜ん、集合ですよ!

100人以上の日本人が集まっていました。
結局はこの日は3台の大型バスに乗っての1日観光でした。

NYに来た人でこの観光コースに参加する人は一部でしょうから、この季節に結構な日本人がNYに来ていると言えると思います。

朝からソファーで、ぐったりしているオジサンとオバサンもおり、日本からの長時間フライトと、時差ボケでかなりお疲れの様子でした。
1日観光:エンパイアステートビル(1)

ヨガイドよると切符を買うのに30分以上、エレベーターに乗るまでに1時間〜2時間、降りるときも30分以上並ばなくてはならないそうです。

ところがこの観光コース参加者は全部の列をかっ飛ばして行けるので、効率が良いと盛んに言っていました。

実際にエレベーターの前とかには一杯の人が行列を作っておりました。

1日観光:エンパイアステートビル(2)

展望台からマンハッタンの南を見たところです。遠くのビル群は金融街だと思います。その手前がチャイナタウンくらいかな?

天気は最高に良く、昨日の曇り空がウソのようです。でも風がかなり吹いており、非常に寒い。
かなり厚着と顔を何かで覆ってないと長時間ここに立っているのは無理でした。

でも本当にいい眺めでした。
1日観光:エンパイアステートビル(3)

今回のガイド、バスを降りてから客がバラバラになってから集合時間を早めるとか信じられない事をやるガイドでした。

こうやって早く集まっても、バスが来ない。
当たり前です。だってバスを降りてから時間変更しているのだからバスの運転手は変更の事知りませんからね。

みんな急いで降りてきたのに、これだったらもっとゆっくり見れたのに、、、、、という顔です。
1日観光:クルーズ(1)

エンパイアステートビルの次はマンハッタンの最南端のバッテリーパークから船に乗ってNYを海から見るクルーズです。

船は3隻が運行されており、それぞれの船によっては自由の女神のリバティー島に上陸したりするコースとか、マンハッタンの南端をぐるっと回ったりのコースとか、コースが違うと言っていました。

ここでも20分くらい待たされました。何かやたら待ち時間の多い、1日観光です。
1日観光:クルーズ(2)

いざ出航です。ガラス窓で囲われたデッキは2階あり、その上に露天のデッキがあります。もちろん露天デッキに出ます。

船の針路によって、かなりの風を受けます。でも耐えられないほどの寒さという訳ではありません。

先ずハドソン川を少し上り、そして反転エリス島、リバティー島を横目に見ながらマンハッタンをぐるっと回ってイースト川に入るというコースです。
1日観光:クルーズ(3)

船には個人で切符を買って乗る人もたくさん乗っています。(むしろそっちの方がずっと多い)

自由の女神は今は中に入れないそうです。
草案鏡で覗くと、女神の足下に観光客が一杯いて、女神を見上げているのが見えました。

デッキの上で飛飛び交う言葉は、英語よりスペイン語のような言葉の方が多いような感じがしました。

もちろん日本語も時々聞こえます。
1日観光:クルーズ(4)

マンハッタンとブルックリンを結ぶ、この橋の手前でUターンをして戻ります。
この海から見るマンハッタンの摩天楼もなかなかのものです。
これを夜見たら、きっと素晴らしいと思います。

でも夜だけ見るよりも、昼も見ておかないとダメだと思います。
今度来たときは夜のクルーズに乗ろうっと!
1日観光:グランドゼロ

2001年9月11日、ここにあった貿易センタービルに飛行機が突っ込んでから、全ては始まりました。
南無阿弥陀仏。

私たちも1998年に来たときはここのビルに登って、NYの摩天楼を見ました。
ここに新しいビルを建てる計画があるそうですが、再びテロに狙われるのではないかという事で、今の計画では警備不十分、許可がでていないそうです。

911の前日、私はワシントンDCから旅行の日程を1日繰り上げて、コロンバスに帰る車を運転していました。
1日観光:ピア17(1)

ここで昼食を摂るように言われて、バスを降りました。ピアというだけあって、帆船とかが係留してあり、歩く床面は全て木でできています。

正面の建物の中は日本のお台場のデックス東京と非常に似ている雰囲気のところです。

道を挟んでサウスストリートシーポート博物館というのがあって、昔の港の様子が再現されているそうなのですが、ここには寄ってくれませんでした。
残念!!
1日観光:ピア17(2)

建物の3階全部がフードコートになっており、いろいろな食べ物が非常に安く売られております。
私と娘は中華、カミさんは何かサブのでっかいのを買ってきていました。

私はこのような昼食時も、軽質液体燃料(ビールという人もいます)があると、ベターなので、これも購入して注入します。
非常に美味であります。
1日観光:ピア17(3)

私と娘が買った中華のコーナー。
3人のオネエサンが大きな声で次々と客を呼び込んで売りつけております。
「ハイハイ、一品目は?ハイハイ二品目は、三品目は?ハイハイ、次は飲み物ね?ハイハイ、、、」

一品で、飲み物なしでもちゃんと売ってくれるのに、リズムに乗せられて、気が付いたら3品+飲み物を買わされてしまいそうです。

私は2品、もちろん飲み物なし、で買いました。
軽質液体燃料(ビールという言い方をする人もおります)はここでは売っておりません。別の店です。
1日観光:ピア17(4)

フードコートから外に出てみました。
遠くに先程クルーズで近くまで行った、ブルックリンブリッジが見えます。

カモメが手すりで休憩しており、人が近寄っても逃げません逃げません。
余程疲れているのか、それとも逃げるのがめんどくさいのか、悠々としておりました。
1日観光:リンカーンセンター(1)

NYのクラッシク音楽会の中心地だそうです。
場所はセントラルパークの西で、何でここが有名かというと、シアターとかオペラハウスとか音楽家の育成機関とかが一カ所に集まって、NYの文化を象徴する場所だからだそうです。

カーネーギーホールというのも音楽関係では有名で、ここに立つというのは大変な事だと思っていたらカーネーギーホールは今はお金を払えば、立てるとの事。(JTBのガイド曰く)
1日観光:リンカーンセンター(2)

私は残念ながら音楽関係はあまり深い知識がありません。
只、ここには綺麗なクリスマスツリーがあると聞いていたので、それの前で写真を撮りました。
(でもこの後ろのツリーなのか、どうか半信半疑ですけど。)

後ろの大理石の噴水も有名らしいのですが、やっぱりこういう場所は夜来なくてはダメですね。
1日観光:ONO YOKOが住むアパート

名前は忘れました。
いろんな著名人が住んでいるそうで、家賃(買い取りが殆どらしい)が常識外れだけではなく、いくらお金があっても、入居者の同意がないと入れないそうです。

最近ではマドンナが入居を申し入れたらしいのですが、拒否をされたそうです。
そういうものなんですかねー、よくわかりません。
1日観光:セントラルパーク前5番街

NYは緑が少ないので、緑が見える場所、つまりセントラルパーク前の5番街付近は金持ちが建物ごと所有しているマンション(何と言えばいいのか知りません)が並んでいます。

1日1泊100万円を超えるホテルとか、そういう生活をする人達がゴロゴロいるのもNYです。

メトロポリタン美術館の前あたりで、バスを降ろしてもらい、後は個人行動に切り替えました。
ブランドショップ街(1)

5番街と57STの交差点のちょっと東側には有名なブランドショップがズラリ並んでいます。

いくつもの店に入ってみましたが、客でごった返しているものの、さて本気で買おうと思っている客より観光客が見物で入っているという感じでした。

もちろん中にはそのブランド名の入った袋をぶら下げている人も見掛けましたけど。
ブランドショップ街(2)

いろいろと話を聞くと、一流ブランドショップでの買い物客の条件は、値段を聞いてものを買わない人、である必要がありそうです。

そしてこのような店は、店に物をあまり陳列しないそうです。
つまり選ぶのではなく、作らせるのだそうです。
そしてリムジンが何かで店に乗り付けて、2階で買い物をするのだそうです。

やはり別世界ですね。
セントパトリック教会

何でこんな教会が5番街のブランドショップとかホテルとかビジネスの中心地にあるのか、不思議に思いませんか。

ちょっと調べてみました。
これが完成したのが1888年、この時は人口の密集地は14Stまでだったそうです。
つまり50Stは当時全くの僻地だった、その後NYがどんどん発展して、教会の周りをビルが囲むようになった。

こういう事らしいです。納得。
5番街・48ST付近からの夜景

夕方の5時。すっかり夜の風景です。
今日の朝上ったエンパイアステートビルがイルミで本当にきれいに見えます。

この時間帯、通りは相当な人通りです。観光客が多い感じです。

さあ、お腹もかなり減った事だし、そろそろ夕食のレストランを探さなくてはなりません。
夕食は、、、、、

今日は日本食と決めてあり、予め調べてあった店をいくつも回りましたが、全部休み。
社用族相手が多いせいか、とにかく4−5軒回ったのですが、全部休み・クローズ。

でも1軒開いていました。結構な高級店です。エイ、面倒だからここで食べちゃえ。

そんな訳で3人でカウンターで刺身と寿司三昧。魚の新鮮さと上品さは、期待を裏切りませんでした。

請求書は、、、おっと、という感じでしたが、味は満足しました。
大晦日の1日前、朝の7時半にホテルを出て、ホテルに帰ってきたのが夜の8時前。
お天気にも恵まれ、最高の1日観光でした。

かつてNYに住んでみえた日本人の方が、NY(マンハッタン)は狭い範囲に、本当にいろいろな所があって、その気になれば1ヶ月掛けたって全部回りきらない、と言ってみえました。確かにそのとおりだと思います。

日本からですと15時間近くのフライトですが、コロンバスから飛行機で1時間ちょっと、そんなに気張らなくても行けるところです。
今までNYはあまり目が向いていませんでしたが、これからちょっと目を向けてみようと思います。
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