16−10−26 事実です、これは
フィリピンは数百円で簡単にドラッグが手に入る国です。常習者は200万人くらいいるそうです。
殺人、強盗、恐喝、その他多くの犯罪にいたる最大の原因がドラッグです。

新大統領になってフィリピンからドラッグを撲滅させる、という事で売人を片っ端から射殺、既に4000人以上を殺しています。
日本などではこれを”無法殺人”であるとして非難をしていますが、フィリピン国民の80%以上は大統領を支持しています。

それはともかく、フィリピンの法律では会社員等は1年に1回必ずドラッグテスト(麻薬を使用しているか否かの検査)を受けなければならない、という事で私もこれを初めて受けました。

大会議室に行くとカンパニー・ナースのMCさん以外に2人のナースと1人の男性がいます。
カンパニーナースとはフィリピンの会社等では社員の人数に比例して、会社は看護婦さんを雇う義務があり、わが社では1人を雇っています。

先ず問診票の記入を求められます。4枚も記入するので結構大変です。途中にそのものズバリ、「1週間以内にドラッグをやりましたか?」、という質問があります。

その後に、「24時間以内にアルコール飲料を摂取しましたか?」、というのがありますので自信をもってYESにレ点を入れます。
カンパニー・ナースのMCさんはこれを見てニッコリです。

その後、ビンを渡されオシッコを採取するように言われます。トイレに行くと入口にエライべっぴんさんの別な看護婦さんがいて、ポケットの中のものを全部出せと言いいます。
素直に洗面台の上に置いてある籠に入れます。

「さて、オシッコを瓶に採取するか、、、」、という事で斜め後ろを見るとこのカワイイ看護婦さんは私の採取状況をジッと見ているのです。
ナルホド、ビンの中にちゃんと自分のオシッコを入れているかどうか監視しているのです。

ボケットの中のものを全部出させたのも予め他人のオシッコを別な瓶に入れてそれを詰め替えるとかいう事を防止している、というのがやっとわかりました。
瓶に目一杯オシッコを入れ、これを受け付けをやっていた看護婦さんに渡しておしまいです。
検査結果は1月後くらいに出るそうです。
現在私の会社では3番目の工場の建屋を建設中です。広さは約2000u、事務所関係も全てこの新しい建屋に移ります。
かなり大きな工場であり様々な細かい仕様の確認をしながら工事は進みます。

私の会社は経済特区にあり、ここはフィリピン政府機関(PEZA)が管理をしています。税制の優遇をいろいろと受けることができますが、様々な規制も受けることになります。
先日も電源工事の仕様変更について副社長のRAさんがPEZAの事務所に行って規制事項の説明をしてきました。

帰ってきたRAさんに結果を聞くと「PEZAの担当者から電源のトランスのメーカーについて強いリコメンドを受けました」、という返事です。

我々の判断として電源トランス(非常に大容量)は最初日本製、ベトナム製(日本メーカー)、台湾製の3つから選択しようとなったのですが台湾製以外は非常に高価だったので、いろいろと実績も調べて台湾製に決めたのでした。

ところがPEZAの電気の担当者が中国製はダメだ、変えた方がいい、と強く言われたとこの事です。
我々が発注しようとしているのは"台湾製"で決して"中国製"ではないのですが、どうもPEZAの担当者は台湾は中国の一部だと同じ、と思っているようなのです。

中国製(実際は台湾製なのですが)の問題点は"信頼性"が低い、という認識で発火とかの事故が起きても困る、という事のようです。

RAさんも詳しく説明ができなかったらしく、この台湾製のトランスの実績は他の会社でも幾つかあるのでそれを持って再度説明をしにいくと言っておりました。

中国も台湾も同じと考えている政府の役人も問題なのですが、それにしてもこんなところで、「中国製は止めた方がいいんじゃない?」、とかの話を聞かされるとは思いませんでした。
中国製の工業製品については毎日、本当?、と言われる話を聞きます。

ちなみに私の会社では中国製の金型材料はいくら安くても使用禁止です。最初はいいのですがしばらく経つと耐久性、加工精度に格段の差が出てくるからです。
中国製の金型を使ってどれだけの煮え湯を飲まされているプレスメーカーがあることやら、、、、。
工業製品の信頼性以外に、人についても中国人は嫌われています。
でもその中国人も韓国人にはかないません。

韓国人がここまで嫌われている理由を社外の何人かの人に聞いたのですが、まとめて言うと「生意気、傍若無人、直ぐカッとなる、フィリピン人をバカにする、うるさい、騒々しいetc」、という事らしいです。
先日もマニラ市内で韓国人がまた殺されました。これで今年になって18人目です。ちなみに昨年は30人、日本人は確か1人でした。

私がよく利用する日本レストランにもドヤドヤと韓国人はグループで入ってきます。
私は彼等が近くの席に座った場合は、店の人に言って席を変えてもらいます。彼らの傍若無人ぶり、声のデカさは度を越していますからね。。
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