15−11−10 平凡な日々
10月31日(土)から11月6(金)まで6泊で様々な用件を片づけるため東京に行ってきました。

土曜日は秋葉原で元の会社のあるOB会に出席、この日はハロウイーンという事で渋谷をはじめあちこちで仮装した連中が大騒ぎしていたようです。
秋葉原は仮想した連中を何人かを見た程度でそういうバカ騒ぎは見ませんでした。

翌朝のホテル2Fのレストラン。この日はAMに用件があったので7時前に朝食に行ったらもうびっくりしたの何のって。
いつもは広いレストランにせいぜい10人くらいの客しかいないのですが、この日は殆ど満員状態ではありませんか。

全員17〜8からせいぜい24〜5才くらいの女の子達、徹夜でハロウイーンのどんちゃん騒ぎをやって朝飯を食いに来た連中です。

半分以上の連中は食い終わってテーブルにうつ伏せになって寝ています。
店の方は料理の補給はされてないわ、皿はないわ、もうメチャクチャです。

ハロウイーンがこんなに大騒ぎするようになったのは数年前からだそうです。
結局は本来の意味とは何の関係もない、只の商業ベースに乗せられた年中行事になっているのです。

本場アメリカで成人した連中が仮装して騒ぐのはホンノ一部、というか例えばオハイオなんかでは皆無だと思います。

これも日本のクリスマスと同じで、オッサン連中がバーかどこかで三角帽か何かをかぶって、「ジンゴーベー、ジンゴーベー、、、」、とか言って騒ぎ、若いカップルはホテルのレストランで食事してそのまま泊まったりします。
バレンタインデーでは女が男に愛を告白するためにチョコレートを配る、というより、お返しを期待してチョコレートを男にばらまく、、、。

それはともかく、お前達レストランで寝るんじゃない!家に帰って寝ろ!オレの朝飯が食えん!
とオジサンは心の中で文句を言っておりました。
用件の間には普段会えない何人かの方々と会うことができました。
STさんにはいつも貴重なアドバイスを頂き、TKさんとは腹を割っていろいろな事を話しあい、KTさんとは懐かしい昔話に花が咲きました。

東京に行った時は用件が細切れなので時間のある時は本を読むことにしています。

■ 40代からの太らない体のつくり方 <満尾正著 三笠書房> ★★★

このテの本はとにかく一杯出ている。要するに痩せ方、ダイエットについて書いてある本である。
ダイエットは、”本を買う”だけではダメであるし、”読む”だけでも何の役にも立たない。

”実行”して初めてダイエットの”可能性が出てくる”、のであるが、本屋に行くとどうしても目に入ってしまい、つい買ってしまう。これで何冊目であろうか。

この本はダイエットのやり方について極めて簡潔に書かれ、しかも半分くらいイラスト、グラフ、写真であり読むのに負担が掛からない。
結論は次の4つである。

・ 食事は野菜を最初に食べる
・ "1分間120mの早さ"出歩く、これを1日3回10分ずつ
・ "体の中の太るゴミ"を正しく出す
・ 寝る前に"ストレスをゼロ"にする、そして夜の11時までに寝る


説教臭くない内容でかつ実に読みやすい本(ガイドブック)である。読み終えると何となく自分もやってみよう、という気持に自然になる本である。552円、お薦めである。

■ 定年後7年目のリアル <勢子浩爾 草思社文庫> ★★★

私は定年になってまだ7年は経っていないがデパートの本屋でふと目に入り、パラパラとページをめくって気が付いたらレジに立っていた、という本である。

何が面白そうだと感じたのかというと定年後は何もしなくても別に構わない、という一文である。

定年になると様々な趣味に没頭したり、ボランティアーに精を出したりする方が多く、「生きがいを見つけなさい」、と世間では言う。

生きがいのない人はダメで、定年人生落ちこぼれ、みたいな風潮である。
しかし世の中そういう人ばかりではないだろう、いや少数派ではないか。

趣味や生きがいはない、友達は少ない、お金もあまりない、そういう人がこれから長く続く定年後生活をどう暮らせばいいのか、それを筆者は独特のタッチで綴っている。

好きでジジイになったワケではない、「老」=徳の高い人か?、70才近くにしてはあまりにも幼稚、平成の世を昭和で生きる、etc。興味深いフレーズが並ぶ。

自分の今を全部肯定する、やり方の・生き方・考え方・人生観、全てをヨシとする生き方でいい、筆者はこう言う。
読み終えると定年後の生き方は今の生き方でいいのだ、という不思議な自信(?)が湧いてくる。

定年が視野に入った人も含めて一読をお勧めする。
私は普段自分の部屋で机に向かっているときはラジオを聞いています。
ラジオは自分で作った真空管ラジオです。柔らかい、実にいい音で聞こえます。

先程からニュースとかトーク番組では京都の小学生が大麻を吸っていた、という事でワイワイ騒いでおります。

大麻の恐ろしさ、なぜダメなのか、そういう事を小学生からキチンと教えないとダメだとか盛んに言っております。
コメンテーターもそうだそうだと大合唱しています。
ナルホド、、、そうだな、と私も思います。

、、、とはなりません。
私はその前に真っ先に取り組む事があると思っています。

こういうガキは大麻の恐ろしさを知らないから吸ったのではなく、みんながあまり口にしない別な原因・理由によります。

ガキであろうと犯罪は厳しく罰してそれを公表すればいいだけです。
顔も出す、名前も公表する、もちろん住まいも映像で映す。

やってはイケナイ事をやる、犯罪を犯す、というのはこういう事だ!、というのをキチンと教える、まずこれが最初だと思うのですが。

ちなみにアメリカではいくつかの州で大麻は嗜好品の一部として合法化されています。

大麻吸引に対するアメリカの高校生あたりの認識は、飲酒か喫煙と同じような感覚ではないかとあるオハイオ人から聞いた事があります。

そう言えばコロンバスの寿司屋のカウンターでお皿に書いてあったシダの葉っぱを見て、「何でこんな葉っぱの絵が描いてあるんだ?」、ってニヤッとしていた若いのを見たことがあります。

私は意味がわからなかったので、あとで寿司職人に教えてもらいましたけど、、、。
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