15−07−04 ツアー最後の日 |
ジャクソンホールを訪れる日本人はこのJTBのグループツアーのメンバー以外は少ないと思いますし、今まで私の周りの人からワイオミング州・ジャクソンホールという言葉を聞いた事がありません。 しかしアメリカ人は誰もが知っている有名な観光地です。 この日はワイオミングからユタ州ソルトレイクシティーに向かいます。 途中でケンモアというところの山の上で化石堀りをするだけで特に訪れるところはありません。 ツアーも丸4日が経つとメンバーも少ないせいもあってお互いにいろいろと会話が弾むようになります。 今回のメンバー23人のうち日本から来たのは5人、永住組が7人、それ以外は全員日本からの駐在者員というメンバーでした。 単身で参加していた人はひとり、母親と息子が2組、姉妹での参加が1組、小さい子供は2人連れが1組で、あとは夫婦での参加でした。 ちょっとびっくりしたのは私のいた会社のアメリカ駐在が2人(夫婦で言うと4人)いた事で、そのうち1人は10年以上前に鈴鹿市に住んでいたという方がいた事でした。 2人ともオハイオ・コロンバスから来ており、カミさんは共通の知り合いがいたりしたみたいです。 世間は本当に狭いものです。 |
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ジャクソンホールの朝 いつもは08:00集合でなので6時頃には起きて食事をして、出発の準備をしますがこの日は08:30なので少し余裕があります。 天気は快晴、実に爽やかです。 イエローストーンでの2泊はインターネットが使えませんでしたが、ここではWIFIが使えたので昨夜はメールを見る事ができました。 こんなところにも中国人の団体がいました。 へー、という感じです。 |
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スーパーでの買い物(1) 今回の旅では昼食は2回ほどスーパーに立ち寄ってお総菜を買ってそれを食べました。 アメリカのスーパーのお総菜は大抵の場合割と充実しており、味もまあまあです。 フォークとか紙ナプキンも自由に持ってこれます。 皆さんの中には夕食の分まで仕入れて夕食をホテルの部屋で食べる、という方もみえました。 |
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山科から出発 この日の昼食はワイオミング南部の町のスーパー。(名前は忘れました) びっくりしたのは寿司があったことです。 マグロ、サーモンの握りで9.99ドル。 翌日の7/5までに売ること、と書いてあります。 それ以外に何と”タコの煮付”、それに”昆布の煮付”、などもありました。 売っているという事は買う人がいるということですね。誰だろう? |
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南へと走ります バスは田舎道を60マイルくらいでひたすらに走ります。 左右は牧草地(アルファルファ)が無限に広がります。 時々牛を見ます。 行き交う車はほとんどありません。 ワイオミング州は日本の3分の2の広さ、人工は60万人弱です。 白人86%、ヒスパニック系9%、インディアン3%、アジア系も黒人も殆どいません。 |
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集落が見えます こういうところにいる人はどんな生活をしているのだろうか。 バスがスピードを落とす。町中は制限速度は35MPHである。 ガソリンスタンド、雑貨屋、レストラン、グローサリーストアー、学校、教会がある。 あっという間に町を通り抜けバスは再び60マイルで走る。 |
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化石最終体験(1) ケンモアというところでバスを降り、そこから4駆の車に乗り換えて15分でちょっとした山の上に着きます。 ここで道具を借りて化石を探します。 ものすごい土埃です。 この歳になって化石探しネ〜、と思っていたのですがいざ始めると何でも熱中してしまう私。 かなり熱を入れてやってしまいました。 |
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化石最終体験(2) 化石採取場の横の小高いところ、上がってみると絶景です。 これぞ西部の荒野! 緑は少なく山肌が露わになっています。 360度を見渡しても遠くに2本の道路以外人工物は目に入りません。 これこそ私がイメージに描く大西部、、、やっぱり来てよかった、と心から思いました。 |
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成果です 岩盤と格闘45分あまり、皆さんそれぞれ魚の化石が採取できたようです。 ワイオミングのこんな山の中もかつては海だった、、、その証明がこの化石です。 持って帰ってクリアコートを噴霧しておくといい感じになると教えてくれました。。 |
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私が見つけた化石 今日のメンバーの中では一番に近い成果ではないかと思います。 全長20cmくらいでこれが”開き”で発掘できました が、残念、反対側のものを割って壊してしまいました。 とりあえず日本に持って帰ります。 |
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火力発電所 西部各州では石炭の露天掘りができるところがいっぱいあります。 火力発電所は日本と違い、多くは石炭を使います。コストが安いからです。 確かにアメリカの電気代は日本に比べると相当に安かったですね 。 夏に床面積80坪の家で全室エアコン24時間入れても電気代200ドルいかなかったような記憶があります。。 |
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風力発電 風力発電もアメリカは取り組んでいますが、太陽光発電も同じですが、こういう発電方法はバックアップ発電設備が必要です。 つまり大掛かりな火力発電、原子力発電などとの平行運転になるのでアメリカ政府は効率の面、特にコストの面からあまり真剣ではないようです。 それにあと数年でアメリカはシェルオイルで世界一の資源大国になる訳ですし。 |
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SLCに着きました。 17:00、SLC(ソルトレイクシティー)に着きました。ここで23名のメンバーはグループを解散です。 フロリダに帰る人、LAに帰る人、日本から来た親子は明日DCに向かい、更に旅を続けるそうです。 5日間の縁でしたがありがとうございました。 私達もホテルにチェックイン、明日のフライトで再度SFに向かいます。 |
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モルモン教総本山(1) ホテルの横はモルモン教の総本山、食事の前に少し立ち寄ってみました。 今回のガイドはモルモン教徒ではないと言っていましたが一族がモルモン教で、モルモン教についての話が少しありました。 モルモン教はキリスト教の派生宗教という事らしいですがアメリカではキリスト教徒(プロテスタント、カソリック)からは異端扱いを受けているようです。。 |
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モルモン教総本山(2) ユタ州は人工の半分(100万人)がモルモン教徒だそうです。 どうしてキリスト教徒から迫害を受けるかというと、どうもモルモン教徒の行為はキリスト教徒から見た場合、著しく道徳的に問題がある、という点のようです。 また教徒からは収入の何パーセントかを実質的に吸い上げたりとかもあるようです。 |
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モルモン教総本山(3) この前の大統領選挙で共和党から立候補したロムニーはモルモン教徒であったために落選した、という事のようです。 もしモルモン教徒でなければ間違いなく当選していた、とガイドのアメリカ人は言っていました。 アメリカを知るにはどうもモルモン教について知っておく事が必須のようですね。 |
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人通りも少ないSLC SLC市内はTRAXと呼ばれる路面電車が走っています。2〜3系統あって10〜15分おきに来ます。 夕食レストランを探すためにブラブラと歩いたのですが殆ど閉まっています。 そうか〜、教は独立記念部だもんな〜、、、。 という訳でやっと開いているイタリアンレストランを見つけてそこに入り食事をする事ができました。 |
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独立記念日 食事を終えてホテルに帰ると21:00、外を見ると一斉にあちこちから花火が上がりました。 花火はホテルの窓から見えるだけで10カ所くらいから上がっていまう。 スゴイ!の一言です。 住宅地の方を双眼鏡で見ると個人が打ち上げている花火が無数に見えます。 この花火30分ほどで全て終わりました。 |
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独立記念日前後はテレビのニュースはいい加減になります。 テレビ局で普段番組を作っている社員はみんな休みを取って家族旅行とかに行ったりします。 ベテランほど7月4日前後に集中します。これはオハイオの私の会社でも同じでした。 テレビ局に残るのは新米とアルバイトです。彼らがニュースとかを作るので当然中身の質はガタ落ちになります。 これは公共サービスも同じです。市役所なんかヒドイ状態だそうです。 アメリカにはCS(顧客満足)という前にES(従業員満足)という考え方が強くあります。従業員が先ず満足する、その先に顧客満足がある、という考え方です。 従業員が犠牲になって顧客を満足させる、というのはないと考えていいでしょう。 みんながこの考え方なので、この時期何か不便とか時間がかかっても、不満とか問題視する人はいないそうです。お互い様、という訳ですね。 そんな事を考えながら、独立記念日の花火をソルトレイクシティーのホテルから見ていました。 |
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