14−12−03 伊勢神宮特別参拝
我が三重県には伊勢神宮があります。
私の住んでいる鈴鹿市から近鉄特急で45分で伊勢市駅、そこからタクシー又はバスで行くか、車であれば1時間程度で行けます。

ここは御祭神として天照大御神が祀られており、祭事によって天皇陛下、その他皇族が御参拝にみえるところです。
昨年は式年遷宮があり、全国から何百万人もの人がこの1年で参拝があり、全国的にも超有名なところです。

昨日、私はこの伊勢神宮に正式参拝(特別参拝、又は御垣内参拝とも言います)に行ってきました。
どうして正式参拝に行ったのか?

実は私の古い、古い友人であるWM君が皇學館大学にいる事がわかり、彼と会う約束をした時に、神宮の正式参拝を勧められたのです。

特別参拝とは平易に言うと、一般参拝者から見える柵の向こう側の玉砂利の中に入って参拝する事を言います。

伊勢神宮への参拝はオハイオにいた時に日本に一時帰国をして行ったのが最後で既に10年以上経っています。

WM君に正式参拝の注意点を聞いたところ、特にドレスコードが厳しく、最低限ダークスーツと白のワイシャツにネクタイ、それに革靴というのが最低限である、という事を言われました。

待ちあわせは宇治山田駅の改札、約束の時間に行くと出口でWN君は待ってくれていました。
実に、実に40年振りの再会でした。
彼の面影は年令による変化以外はそのままでした。

WN君は公務員を定年退職後、奥さんを横須賀に残し母校である皇學館大学に第二の勤めとして男子寮の寮長兼一般教養の講師として勤務をしているのでした。

早速参拝に行くという事で内宮前の神宮司庁まで行きます。
伊勢神宮は現在は宗教法人で全国神社の本宗です。伊勢神宮には神職、一般職員合わせて何百人もの人が奉職しているそうです。

WM君は私を先ず神楽殿に案内してくれました。時刻は15:00ちょっと過ぎ、平日ですから参拝者はそれほど多くはありませんが、それでもあちこちに見えます。

天気は晴れ、気温は10℃くらい、私も段々と緊張してきました。
神楽殿で受付をして玉串料を置き、名前を筆で書きます。
この時に私は大きな失敗をしてしまったのですがこれは省きます。

正式参拝とは特別参拝とも言い、内宮のいわゆる階段を上がりきったところの御垣内の中に入っての参拝です。
一般参拝は板垣南御門を入ったところで格子の外から正殿の方に向かって参拝をします。
板垣南御門を入ると写真撮影は禁止です。

WM君の案内で私は階段を上がりきったところの南宿衛屋という建物のところに行き、そこの神官に先導されて中に入りました。

南宿衛屋の先は神官の付き添いなしに入れないところで、棚にコートと鞄を置き、スーツのボタンを留め、背筋を伸ばして御垣内と呼ばれる柵の中に入りました。

ちらと右の方を見ると柵(外玉垣南御門)の向こうに一般参拝の人が多数見えます。
そうか、今まであそこからここを見ていたのか、と思いました。

一般参拝者が見る位置から正殿の間のちょうど真ん中に立つように言われ、そこで参拝をするように神官から促されました。

一般参拝者から見ると中の玉砂利の広いところ(御垣内)に私が一人立って、そのに神官が立っているという形です。

ここで二礼二拍一礼の参拝をしました。そして再び神官の後について、御垣内の外に出ました。

こんなに緊張したのは一体何年ぶりでしょうか。
額とか首筋に汗が出ているのにここで気が付きました。

員垣内参拝は資格・身分でどの位置で行うか決められています。
総理大臣、その随行者、天皇陛下以外の皇族もこの玉砂利の先の私が立った10m程先の内玉垣の外だそうです。
天皇陛下はどこまで入って御参拝されるのか、それは公開されていない、との事でした。

私の立った位置は中重鳥居際というところで、丁度真ん中でした。

この後再び神楽殿に戻り、祈祷を受ける人が入る待合室に入りました。

私の入った部屋は特別室でWM君によると、3週間ほど前に学園祭の講話で来てもらったある有名人が入った部屋だよ、と教えてくれました。
隣の部屋は安倍総理が入った部屋だとも教えてくれました。

ここで抹茶とお菓子を頂き15分くらい休憩していると巫女さんが来て案内をしてくれ、神楽殿御祈祷を受けました。御祈祷は15分程で終わりました。

これでこの日の正式参拝は終わりました。

WM君は四国のある有名な神社の神主の息子で、まだ父上は健在なのですがあと1年したら四国に帰り後を継ぐと言っていました。

その夜はWM君と宇治山田駅の近くで痛飲、40年振りの親交が復活しました。でも40年を語るにはあまりにも時間が短すぎました。近々にまた会うつもりです。

円ドルレートが"1ドル=120円"を超えました。2年半前は1ドル=80円以下だったので50%以上円安になった訳です。

これは例えばアメリカで1泊200ドルのホテルに泊まった時、円換算では1万6千円だったのが一挙に2万4千円になったという計算になります。

他の国はどうかというと例えば台湾、シンガポール、タイなどの東南アジアの通貨はドルとリンクしており、それぞれの通貨に対しても円安になっています。

タイバーツは私が行った今年の2月は"1バーツ=3.1円"が今は"1バーツ3.8円"になっています。物価の安いタイとかシンガポールにロングステイする退職者が結構みえますが、円でもらっている年金はこの数ヶ月で現地通貨で20%ダウンしたという事です。

大体の流れとしては円安がずっと続くそうで、数年先には"1ドル=150円"という見方をしているエコノミストが多いようです。
確かにいろいろと調べてみると中期的に円高になる要素はほとんど見つかりません

輸入品がどんどん値上がりして、何もしなくても物価は上がり、このままでは我々年金受給者は大ダメージ、これは間違いなさそうです。
ではどうすればいいか?方法は三つ、、、簡単ですね。。

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