14−12−01 ちょっと残念
朝の0530時ちょっと前に起床、眠い目をこすって居間から外を見ます。アーア、やっぱり雨か。
そうです、今日は「あるこう会」で京都まで行く日です。
まあ仕方ないな、という事で06:30に集合場所である鈴鹿サーキットに行きます。

今日は歩く距離が9kmと少々長いのと、ゴールが嵐山の渡月橋付近という観光地なので出発が早いのです。
集合時間の20分前に着いたのですが、いつものように2/3以上の人は既に来ており、バスの席に座っていました。
この日はバスが5台で200名近い参加です。あと5年したら一体何名の参加になるのだろう、、、。

バスは小雨の中を出発京都の高雄に向かいます。
高尾山の近くの駐車嬢に着いたのは10:30、雨はかなり降っています。
ここから2時間半以上を歩くのは傘だけでは濡れてしまうのでビニール合羽を着るしかありません。

イヤ〜、大変な事になりました。まず駐車嬢で写真撮影をして雨の中を出発です。

高雄は紅葉で有名なところで、少し遅いものの周りは紅葉に囲まれています。
雨さえ降っていなければな〜、、、ついグチが口から出てしまいます。

道は自然歩道で、バスの中でもらった案内の地図には「歩道一部崩れあります、注意」、なんて書いてあるところもあります。
自然歩道は岩場のようなところもあり、履き物によっては滑る感じです。イヤイヤ、参ったな〜。

ただ救いは上り坂がない事で、概ねずっとなだらかな下り坂である事です。全体の4分の1kぅらい来たところから道路は舗装道路になり、ほっとします。

私は「あるこう会」参加の時は運動着で参加します。
今日はこの上から合羽を着ているので汗が蒸発しないため、全身びっしょりです。

でも合羽を脱ぐわけにはいきません。

丁度半分の4kmくらいのところにトンネルがあり、この辺から雨は小降りになってきました。
更に歩くと嵯峨野に入ります。ここまで来ると結構な観光客があいます。

観光客の多くは若い女の子です。
今日は月曜日で平日だろ?仕事はないの?とつい余計な事まで心配してしまいます。

左右にはお寺があって入ればそれなりに趣がありそうです。
雨の中を汗だくで歩いてきたので、そんな気分にもなれず、地図を見ながら目的地に向かって歩くだけです。

人も多くなって一体200名のグループはどこに行ったのか、私達は早いのか遅れているのかさえわからなくなってしまいました。

時計を見ると12時半を越えています。今日のコースは昼食を摂るところは一杯あるというのでお弁当は持ってきておりません。段々お腹も空いてきました。
既に7km以上は歩いていると思います。汗だくでやけくそになってきました。
案内の地図にはトロッコ駅の方を回って竹林を通るようになっていましたが、これをカット、昨年の6月に知人のMKさん夫妻に誘って頂いて京都に来たときに食べた鯛茶漬けの店に行くことにしました。

この嵐山で食べた鯛茶漬け、美味しいの何のってご飯のお代わり自由という事もあって確か4杯くらい食べた記憶があります。

店の場所はよく覚えていたので、そちらの方に向かって急ぎます。ありました!渡月橋の300mくらい手前です。

が、店の前に来てびっくり!
道路まで20人以上、25,6人の客の待ち行列になっているではありませんか。

時計を見ると13:00前。どうしよう、、、帰りの集合時間は15:10、十分に時間はあります。

この行列に並ぶことにしました。昨年に来た時は何も並ばないで入る事ができ、中もガラガラでした。

私達の後ろに並んでいるおばさん達の話しによるとこの店は最近テレビ番組に紹介され、それで一気に人が押し寄せたとか。

後でMKさんにこの話しをしたら、このお店はちょくちょくテレビで紹介されているとの事、前から結構有名なお店のようでした。

待つこと約50分、やっと店の中の順番を待つ人が座る椅子に案内されました。結局テーブルに案内された時は並び始めてから1時間は経っていたと思います。

大汗をかいた事だし、私は鯛茶漬けと一緒にビールも注文しちゃいました。まあ、このビールのうまかったこと!

鯛茶漬けは昨年の6月に初めて食べたときほどの感激はありませんでしたが、おいしかったですね。
お櫃のお代わりはしませんでしたが、それでも茶碗に3杯はお茶漬けを頂きました。

食べ終わって店を出たのが14:10、あれだけお茶漬けを食べたのに何か物足りない、、、。
そうだ!甘味がないのです。

という事で鯛茶漬けの店の近くにあった甘味の店に入り、私はぜんざい、カミサンはクリームみつ豆を頂きました。

あとは集合時間までブラブラと土産物屋を覗いたりして時間を潰し、15:00にバス駐車嬢に行くと既にほとんどの人がバスに乗り込んでいました。

今回はどこのお寺にも入らないで雨の中をひたすら歩き、鯛茶漬けを食べただけ、というウオーキングでした。
ま、こういうのもたまにはいいんじゃない、という事にしました。

再びバスに揺られて鈴鹿サーキットの駐車嬢に着いたのは1810でした。これで今年の「あるこう会」はおしまい、年明けは滋賀県の多賀三社に初詣です。

2年以上前に始めた自炊、既に約1100冊の本・雑誌と約1000の様々な資料などのPDF化が終わりました。
その中にたった1冊の漫画がありました。それは東海林さだお"の漫画文学全集D"という文庫本サイズの漫画でした。

先日それを読んで(見て?)みました。サラリーマンを中心にした、"ありそうで有り得ない"、約35ストーリーの漫画でした。
結構どぎつい内容・ストーリーもあるのですが基本的にフツーの、どちらかと言えば冴えないサラリーマンが主人公です。

出版社は文藝春秋で出版日は1995年になっていました。
ハハーン、すると埼玉から東京に電車通勤をしていた頃に買ったのだな〜、、、。

そう言えばあの頃は1週間に1冊くらいのペースで文庫本を買っていたっけ。
それらは東武東上線・地下鉄有楽町線の中で読まれていたのでした。

それはともかくこの漫画、Dという事は@からあるのだな、という事で調べるとFまである事がわかりました。

AMAZONで探すと簡単に@からFまで見つかりました。
D以外を全部注文してみました。それらは数日で届き、直ぐに全部スキャンしてPDF化しました。

この漫画、先日から気分転換にパラパラと時々見ています。東海林さだおという人、サラリーマンの経験はない人だそうです。

漫画である、という点を差し引いても中にはちょっとムリがあるな〜、という部分もありますがサラリーマンを主人公にした実にユーモアのある、時には悲哀を感じるストーリーになっています。

「N君、音楽で悲しい気持ちとか、楽しい気持ちとかを皆に伝えるのは結構難しい。大変なんだ。
でも漫画は簡単に作者の気持ちを殆どの人に伝える事ができる。私は漫画も芸術だと思っている。
私からみると漫画家は実に羨ましい、、、」

昔、私の尊敬していた音楽の先生が言っていました。

AMAZONでこの人の漫画を集めてみますかね〜、、、。大いに興味を持った次第です。

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