14−10−08 二度ある事は三度ある
ラスベガスに来たのはギャンブルをするためではなく、グランドサークルのツアーに参加するのが目的です。
でもせっかくだからラスベガスの雰囲気をじっくりと味わうために出発の2日前に来ました。

ラスベガスはアメリカの中では1.2を争う観光都市で、NYのように超物価高ではないし、半径200kmくらいまでどんどん開発が進んで人工も爆発的に増えているそうです。

とにかく砂漠のど真ん中にこういう都市を作ったのですから、スゴイというレベルを超えています。

砂漠の中に都市建設を可能にするためには、水とエネルギーが必要で、これを支えているのがここから100km程離れたところにあるフーバーダムとレイク・ミードです。

ですからフーバーダムとレイク・ミードはラスベガスと一体であると言えます。

2日目の朝、ゆっくりと起きて、ラスベガスの目抜き通りをぶらついてみる事にしました。
朝食はバッフェ・レストラン(バイキング・レストラン)に行きます。

昨夜見た日本人の若い連中のグループでしょうか、あちこちの席に明らかに日本人とおぼしくグループが座って食事をしています。

いつもの事ながら日本人のバッフェの食べ方が気になります。
とにかく一杯持ってきて一杯残すのです。飲み物も食べ物も1回でてんこ盛りで持って来ます。
そして食い散らかして大量に残して席を立っていきます。

バッフェですから食べる量だけ持って来て何回もお代わりをすればいいのですが、日本人の多くは若い連中もオジサン・オバサンも1回で、これでもか、という量を盛ってきます。
ですから人がいなくても食べ終わったテーブルを見れば日本人がいた席は一目瞭然です。

食事を終えて外に出てみます。7年前に来たときは7月だったので外気温は40℃近く、長時間外にいる事のできな熱気でしたが、さすが10月になると日中でも30℃以下です。

湿気は全く感じません。というか爽やかです。
ラスベガスの街を歩いている人はほぼ100%観光客です。白人が70%くらいで残りはインド人、黒人、東洋人、様々です。

ホテルでは結構見掛けた日本人は街中ではまず見掛けません。日本人はグループツアーの人が殆どなので、街中をぶらつく事がないからです。

しかしアメリカ人も変わったな〜、と今回の旅を通じて思った事があります。
それはアメリカ人もカメラを持つようになった事です。
正確に言うと写真を撮るようになった、というべきでしょう。

10年前は観光地に行ってもカメラを持って写真を撮っているアメリカ人を見るのは希でした。
それが!!今や携帯、スマートフォン、IPODO、一眼レフカメラ、もちろん小型デジカメを持って写真を撮りまくるようになったのです。

ヤンキーもやっと写真を撮る楽しさに目覚めたようです。。
昼食はホテル近くの韓国レストランに入ってみました。7年前にも入った事のあるレストランです。
今回の旅で2回目の韓国レストランです。

時間は12:00頃だったのですが店内の客はパラパラです。店に入ると、前に来たときはあの辺のテーブルで食べたな〜、と記憶が蘇ってきました。

ランチメニューを食べたのですが、やはりアメリカン・コリアンです。量が多い。朝食はバッフェ一杯食べたし、昼食もこの有様。こりゃいかん、カロリーコントロールしないと、と思いつつやっぱり全部食べちゃいました。

勘定をするときにウエートレスのオバさんに、「7年間にここに来た事があるけど、その時もいた?」と尋ねたら、「私はいませんでした。でも7年前と店のオーナーは同じです」、という返事でした。
あ、そ〜。

満腹の腹を抱えて通りに出るとコカコーラのブランドショップが目に入ります。
入ってみます。
ナルホド、店内はコカコーラグッズで一杯です。

コカコーラグッズと言っても、コカコーラという文字が入ったTシャツとか、あの独特の瓶の形をモチーフした飾り物とか、ま、その程度です。
日本にもこういう店はあるのかな〜。いくつか小物を買いました。

ブラブラと歩いてあちこちの店に入って冷やかしたり、なかなか楽しいものです。

さて、ちょっと疲れたので一休みしようとホテルの部屋に戻るとまだ部屋の掃除・ベッドメイキングがされていません。
時間は15:30です。連泊の部屋なので遅れているのかなと思いつつ一応電話を入れておきます。

「部屋の掃除をして下さい。1時間ほど外出しますからその間にお願いします」
「わかりました、すぐやります」


という訳で外に出るのも面倒なので1階のカジノに行きます。昨夜の貯金を下ろそうと再度スロットマシンに挑戦です。

1時間ほどやって何とか100ドルほど取り戻しました。さてもう部屋の掃除は終わっていると思うので、部屋に戻ります。

あれ?まだやってない。時間は17:00ちょっと過ぎ。

「部屋の掃除・ベッドメーキングをお願いしましたが、まだやっていません。至急して下さい」
「わかりました、すぐやります」


どうなってるんだ、このホテルは。でも待てよ、これはカジノに行けという事かな?さっきも乗ってきっところだし。という訳で再度カジノへ。またプラスです。
おっと1時間経ったな、部屋に戻ろうかな。

時間は18:30、いくら何でももう終わっているだろうな〜、、、。やってません。
ベッドは朝起きたまま、洗面所・風呂もそのまま。どうなってるんだ、このホテルは。

「掃除・ベッドメーキングまだやってないじゃないか。やらない何か特別な理由があるのか?今すぐやってくれ、私は部屋で待っている、作業員はいつ来る?5分後か?10分後か?」

「わかりました、すぐやります」

私もかなり頭にきました。でもアメリカではキレたら負けなのですね〜。
10分くらいで気のよさそうなメキシカンの女の子が来ました。
「ハロー」

日本だったら何がハローだ、バカもん!と行くところですがここはアメリカ、しかもこの女の子には何の責任もありませんからね。

「待ってたよ、ところで何分くらいで終わるの?」
「さあ、50分くらいですね」


という訳で日もとっぷり暮れていたので、カジノには行かずに再度通りをブラブラです。夜のラスベガスはやはりスゴイものがあります。
1時間くらいしてホテルに戻り、簡単に食事を済ませて部屋に戻ったのが20:00頃。

部屋はやっと掃除が終わり、ベッドメーキングもきれいに出来上がっていました。

今までホテルではいろいろな事がありますが、部屋の掃除・ベッドメーキングが終わったのが夜の8時というのは初めてでした。しかも3回も電話掛けて、です。

そう言えば今日の朝、エレベーターの中で私達と同じくらいの年格好の夫婦が、

「部屋のアメニティーがない、ってXXさんが言ったら25ドルよこせって言われた、、、」

とか何とか話すのが聞こえましたっけ。
これは恐らく"なかった"、というのが伝わらずに"追加のアメニティーを持ってきてくれ"、というミスコミニケーションの可能性があると思うのですが、いろいろありますね。

いずれにせよこういう出来事、「イヤ〜、ここはアメリカ、さすがだな〜」、と心から感心した次第です。。

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