14−09−24 ボストンにて(2)
ボストンは公共交通機関が発達している都市です。地下鉄、バスそれぞれ便利に利用できます。
しかし今回のボストンでは一度もこれら地下鉄などは利用しませんでした。チャールズ川を渡ってMITとかハーバード大学側に行かなければ、ボストン市内は主要なところは歩いて行けます。
こういう通りをブラブラと歩きます
今回のボストンは3泊4日で、そこそこの時間がありそうに見えますが、前後の2日はNYとの往復に使われるので、実質的に使える時間は2日半くらいでした。

そんな訳で1日はフリーダム・トレイルで市内散策をしたので2日目はボストン美術館に行ってみました。

ボストン美術館もホテルから歩いて1.5km強ですから歩いて行けます。
ホテルと美術館の途中は大学があり、たくさんの学生とすれ違います。

美術館の往き帰り、特に美術館からの帰りは16:00付近だったので多くの学生とすれ違いました。

いろいろな人種の学生がおり、東洋人もたくさん見かけました。
でも殆どが支那人・半島人で、日本人らしき学生とすれ違ったのは1人か2人くらいでした。

ボストンに初めて来たのは1999年で、この時もたくさんの学生を見ました。しかし東洋人は、「おっ、東洋人がいる!」、という感じで珍しかったのですが今は違います。
東洋人は一杯います。
美術館入り口、天気がいいと見学者少ないです
でも日本人はほとんど見掛けません。見掛けても女子学生で男子学生はいませんでした。

人種の判断は母国語で話している時はその言葉で、英語を話しているときはその訛りでおおよそ判断できます。

そして話していない時は服装、顔つき、歩き方、その他で日本人とそれ以外を判断していますので正確ではないかも知れませんが。

それと女が多いのは大学生だけではなく、観光客も圧倒的に女が多い。これはアメリカ以外についても言えます。

どこに行っても見掛けるのはリタイア世代のオバサンのグループが圧倒的に多いです。

次が見掛けるのが若い女の子、次がオバサン(奥さん)の後を付いて歩くオジサン(お父さん)のようなイメージです。

海外で見掛ける日本人はどの世代も女ばっかり、なぜ男は留学とか旅行をしないのですかね。

さてボストン美術館ですが、ここはアメリカ3大美術館の一つで規模も大きく展示品も充実しています。入館料は25ドル、但しシニアは23ドルです。

このシニア割引、年齢が62才以上、65才以上、ただ単純に”シニア”とだけ表示してるところとか様々です。ボストン美術館は”シニア”とだけ表示されていました。
私は今までこのシニア割引なるものを使った事がありませんでした。
人気もなく、静かに鑑賞ができました
理由は敢えて言うと次の2つです。

・ シニアというだけで安い料金で公共の施設に入るのは、何だか社会に甘えているような気がする。

・ シニアという事で安く物を買えたりするのは、シニアを商売のカモにしているような気がする。


でも今回はカミさんが勝手にシニア割引で入館チケットを買っちゃいました。

シニアの証明ですが、アメリカは自己申告だけで何か証明を見せろ、とは言いません。
シニアのチケットをくれ、と言うだけです。
日本ではどうなっているのか知りませんけど。

美術館・博物館というのは雨が降ったり、冬の寒い時期は一般的に混み合うものです。
この日は平日でしかも天気もよかったので美術館の中はガラガラ状態でした。

展示室によってはひとりの見学者のいないところもあります。アメリカの美術館・博物館は作品の前に柵とかロープが張ってあるのは希です。
マティスの絵でもルーベンスの絵でも触ろうと思えば触れます。
日本の美術館とは全く違う雰囲気です
見学者ですが、一部の人を除いて大声で話す人はいません。
日本のように赤ん坊を連れて博物館に入る人とか、走り回る子供とかもまず見掛けません。
基本的に大変静かです。

この日は珍しく日本人の団体さんがいました。
やはりリタイア組のグループで3分の2以上が女で残りが男です。

この日本人の団体さん、明らかに他のアメリカ人等とは違った動きをします。

どこが違うのかと言いますと、部屋の中の作品を順番に見ていくのではなく、ランダムに見て、別の部屋に入ってまた戻ったりするのです。

美術品の見学と言うよりウロウロ、チョコチョコ、グルグル忙しく動き回っているだけ、という感じです。

団体さんはアメリカ人、他の国(スペイン語系が目立つ)の人たちを時々見掛けますが、こういう動きはしません。
静かにガイドの後をそろそろと歩いて”順番に”に見ていきます。

団体さんですから全員が美術品に興味を持って来ているとは思えません。
ですからそういう意味では日本人も他の国の人も同じだと思うのですが今日見た日本人の動き方、なかなか興味深いものがありました。

ボストン美術館はNYメトロポリタン美術館などと違って、ただ見るだけなら何とか1日で全部の見学を終える事は可能です。
でもやはりアメリカのこういう美術館は的を絞って見学をしないと頭に何も残らない事になってしまいます。

私はこの日はヨーロッパとアメリカの作品を主に見学をして16:00頃に美術館を出ました。

再び大学のキャンパスの横を通って、学生でごった返す通りをブラブラと歩いてホテルまで帰りました。
気温は22〜3℃、相変わらず湿度は低く半袖でも気持ちのいい気候でした。

これでボストン訪問は終わり、明日は09:00のLL(バス)でNYに戻ります。
NY着は13:30頃です。

アメリカに来て丸6日、まだ時差ぼけが続いており、夜は4時間くらいしか寝れません。
あと数日が一番キツい時期です。

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