13−12−05 京都の山里 |
国家秘密保護の法律が成立しました。一部を除く野党、それに殆どのマスコミは国民の知る権利が侵害されるという事でこぞって反対をしています。そしてこの法律を廃案にするべく既に動きをとっているようです。 |
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今月の会社のOB会の中の同好会の一つ"歩こう会"のハイキングは京都の山里"当尾"(とおの、と読むそうです)の石仏の道です。 集合はこの前と同じ、07:40に鈴鹿サーキットの駐車場、今回は参加人数が多くバス5台(180名)です。 ![]() 私は当尾という地名を聞いたのは初めてでどこにあるかも知りませんでした。 当尾は京都府の南東の端で奈良県と三重県の境目の山の中で木津川市になります。 私は三重県で生まれ、三重県で育ちましたが、京都・奈良というのはあまり行った事がなく、従って土地勘のあるところは皆無です。 OB会のお陰でこういう山の中の秘境に連れて行ってもらえるのはありがたいことです。 退職者ばかり180名(40%はその奥さんです)、私は知っている人は殆どおりませんが、同じバスの後ろの関にHRさんという先輩がおりました。 HRさんは私が初めてカナダに出張した時(32才、まだ会社に入って間もない頃)のリーダーで、その後本社に転勤するまで数年間同じ職場だった人です。 HRさんは既に70才になっていると思うのですが、27年振りの再会でした。 ![]() この日のウオーキングの出発地点の岩船寺の駐車場に着いたのが11時前。 ここで各バスごとに写真を撮り、その後は約6Kmの山道を集合場所の浄瑠璃寺に向かって各個バラバラで歩きます。 集合時間は14:20という事なので十分に余裕のあるウオーキングです。 出発点の岩船寺は729年に建立されたという、とてつもなく古い寺です。 時間は11時ちょっと過ぎ、みんな三々五々に出発して行きますがカミさんと相談、先に昼飯のオニギリをここで食べて行こうという事になり、境内のちょっと小高い所で腹ごしらえをしました。 こうしてオニギリは口を通ってリックサックのなかから胃袋の中に移動、足腰に掛かる負荷重量は変わらないと思うのですが、肩に掛かる重量は少し減りました。 バスの中でもらった地図を頼りに山道をトボトボと歩きます。道幅は狭いのですが、左右の景色は変化に富んでおり退屈はしません。この感じですと四季折々1年中それぞれ特徴のある風景が楽しめるところのようです。。 |
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コースの左右には多くの石仏があり、中には50〜60cmくらいの小さな石仏もあって注意して探さないと見逃してしまいそうです。![]() この辺は"世俗化した奈良仏教を厭う僧侶が穏遁の地として草庵を結び、念仏に専心した"ところだそうで多くの修行場などがあって、このような磨崖仏が作られてそうです。 ハイキングのコースは民家の横を通ったり、アスファルト舗装の道路を横切ったりしますが多くの場所は千年以上前も変わらないだろうと思われる風景に囲まれています。 いくらハイキングで歩くと言って山の中だから気温が低いかも知れないと思い、薄いジャンバーを着て来たのですが、コースの3分の1くらいのところで汗びっしょりになってしまいました。 目的地(集合場所)の浄瑠璃寺に着いたのは1330ちょと前、浄瑠璃寺の池を見下ろすところにある三重の塔の横で一服。きれいなお寺です。 私はリュックサックから草餅を取り出して池を眺めながらこれを頂きました。 この草餅は先にオニギリを食べてしまったので、リュックの中に食べ物が何もないのは寂しいような気がしたものですから出発地点の岩船寺横の店で買っておいたのでした。 ![]() 後でお寺を出るとき入り口を見たら、「境内にての飲食は厳禁」という大きな札が立っているのに気が付きましたが、後の祭り。 駐車場の横には土産物屋が1軒ありましたので入ってみましたが、1個8千円の壺とか2万円の馬の置物とかヤケに高い焼き物が大量に並んでいました。こんなの買う人いるのかな〜、、、という感じでした。 14:20の集合時間には全員がバスの中の関に座っているというのもこういうシニアの行事の特徴です。どこかに行って遅れたとかそういう人は殆どおりませんでした。 7km程の山道を歩いて、きれいな風景、1000年以上前につくられた多くの石仏、それに岩船寺・浄瑠璃寺を見て鈴鹿に帰ったのは17:00。 1月は樫原神宮周辺の初詣ハイキング、既に参加の返信ハガキを出しておきました。。 |
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