13−11−24 宮古島到着

9月下旬から10月上旬にかけて沖縄県の久米島に行ってきました。青い海、青い空、白い砂浜、緑の木々それにおいしいい海の幸、ゆったりとしたホテル、どれも満足でした。

久米島は沖縄の離島観光の中ではマイナーな島でここよりも石垣島とか宮古島などの方が有名で、こちらの方がよいという話をする人もおり、「さて、久米島よりいいところがあるとはどんなところだろう」、という訳で今回は宮古島に行ってみました。

出発は08:50中部セントレアから那覇行きに乗る予定でしたが、前夜にメールで連絡がありこのフライトがキャンセルになったとのこと、翌朝07:00に連絡を下さいとあります。
カミさんが那覇から宮古島までの乗り継ぎに間に合う別のフライトを調べると07:45の那覇行きがあるというので、朝食も摂らずに0630に空港カウンターへ。

幸いに07:45のフライトに乗れ、那覇まで行くことができました。
那覇では2時間ほどの待ち時間がありましたがラウンジでビール飲みながら新聞を読んで12:25の宮古島行きのフライトで13:15に予定どおり到着しました。

スーツケースをピックアップしてロビーに出るとたくさんの人が誰かを歓迎しようとしています。
あれ?ロシア語(私はナゼかロシア語のアルファベットが読めます)の長い垂れ幕を10人くらいの人が持っています。

何事なのかとしばらく見ていると、"ロシアからの観光視察のご一行様”という事でした。

これこそ典型的な"ロシアの田舎のオッサン!"という感じの男性とその奥さんらしき女性、それ以外に3名の女性というグループ、うち一人の女性は通訳のようでした。

そうか、、、ロシア人の観光客を呼ぼうという事なのか、、、こりゃ宮古島は久米島とは違う本格的な観光地なのかな?そんな事を考えながらレンタカーのキーを受け取ってホテルに向かって運転を始めたのでありました。

沖縄県はどこに行っても道路とか橋等は大変よく整備されています。これはズバリ日本政府から莫大な振興費用が流れ込んでおり、これを湯水のごとく使ってきた結果です。
これまでに投じられた振興費用は10兆円とも15兆円とも言われています。

日本で人口100万人の都市、または県に何十年にも渡って15兆円の特別な税金投入が行われて、その90%が土木工事に使われたとしたらどうなるか、ちょっと想像が付きませんね。
そういう事なんです、沖縄というところは。

ま、それはともかく、私達の滞在先は東急リゾートという皆様お勧めのホテルで、平良の市街からは10Kmくらい南にあります。ホテルに到着、写真で見るとおり大きな立派な名前のとおりのリゾートホテルです。

部屋は最初は3階をアサインされましたが、少しでも高い方が景色もいいだろうという事で5階に替えてもらいます。

部屋は広くて非常に快適そうですが、何と新館とその前にあるプールが工事中。これで景観は台無し。
久米島のイーフビーチホテルは窓から延々と続く砂浜も見えたのに、ここは見えない。

ロビーに降りてフロントでレわストランの事を聞くとこれも工事中なので半分使えないとのこと。
カミさんは、そんな事最初から分かっており、「工事中だけどいい?」、と私に聞いて私は、「いい」、と答えたそうです。
覚えていないな〜。
何か問題があった時は、

1.解決するまで気長に待つ
2.問題の責任を追求して非難、誰かに解決させる
3.その問題はなかった事にする

の3つのどれかで対処するのが私のやり方ですが、今回は3で対処、時間は既に3時を廻っているので島内探検に出発することにしました。

レンタカーはニッサン・ノート、車はシンプルで乗りやすいのですが、パイオニアのナビで典型的な"あほナビ"、それに地図がアップデートされていなくて、旅行中に2回ほどとんでもないガイドをされてエライ目に遭ってしまいました。
(そう言えば久米島で借りたホンダフィットのナビも"あほナビ"に近かった)

先ず平良の街のど真ん中に行ってグルグル走ってみます。大きな街です。イオンとかのショッピングセンターとかの大きな店もあります。
信号も一杯あります。道は細いので一方通行があちこちにあります。

飲食店が集まっている中心地のど真ん中に公共の有料駐車場を見つけました。よしよし、ここに停めて食事に行けばいいのだな。

次に市街地を離れて島の北端に行ってみる事にしました。道路の左右は延々とサトウキビ畑が続きます。
この風景は久米島と殆ど同じです。

今回の宮古島の旅、帰るまでカミさんと何でも久米島と比較してしまいました。。

島の北端は池間島という島があり、ここは立派な全長1.5Kmの橋が青い海の上に掛かっています。
後で調べたら総工費100億円だったそうです。日本政府から15兆円もらっていますからこんな橋は1000個以上(!)作れるわけです。
15兆円という金額がイカにスゴイお金なのか、わかるというものです。

池間島に渡りきったところに土産物屋と食堂が数軒あったので寄ってみます。せっかくなのでソフトクリームを買ってそれを食べながら店の屋上に上がってみます。
いい眺めですが、久米島の比屋定バンダからの眺めを知っている我々には物足りない、、、、ウーン、こんなもんかな、という印象です。

土産物の方に行くと、あれ?今日空港で見たロシア人ご一行様がおります。
田舎者のオッサンはカメラぶら下げてジュースとアイスクリームの自動販売機の説明を通訳から受けています。

そりゃそうだろうな〜、、、こんな島の端っこの何もないところにピカピカの自動販売機がデンとあるのですからオッサンもびっくりでしょう。

ロシアじゃ、そもそも自動販売機なんてないはずです。世界の常識として、そんなものが誰もいないところにあったら半日でぶっ壊されて中のお金が盗まれるのが普通です。
私も世界中のあちこちの国に行ったけれど、自動販売機って殆ど見た見た事がありません。香港あたりにはあるだろうと思っていましたが、4日間いて見たのは裏通りに1台だけでした。

ロシアのどこから来たのか、通訳らしきロシア人に聞いてみました。「どこから来たのですか?」、「ロシアです」、「ロシアのどこからですか」、「ウラジオストックからです」、そうすると隣にいたこのオッサンの奥さんと思われる女性から、「ウラジオストック知ってますか?」、と日本語で言われたのにはびっくりしました。

さて、日も西に傾き掛けたので一旦ホテルに帰る事にしました。。

夕食はホテルのレストランで食べるという手もありましたが、それでは面白くありません。そこで平良のど真ん中の飲食店が並ぶ一番賑やかな裏通りに行って食べることにしました。
昼間見つけておいた公営の駐車場に車を停めて海王丸という店に入ります。

先ず、ビールと刺身の盛り合わせ2人前1000円というのを頼んでみます。出てきたの盛り合わせを見てがっかり。
新鮮さは普通、盛りの量も普通、品数も普通、何もかも普通。
あの久米島で度胆を抜かれた記憶が鮮明に残っているので、ここでも久米島の居酒屋と比較してしまいます。
ま、鈴鹿の居酒屋よりはましですが、全国平均レベルです。

ここではあと3品ほど頼んで泡盛を2合飲んでお開き。ウーン、ま、こんなもんですかね。かなり酔っ払いました。
帰りはカミさんに運転してもらってホテルまで。

さーて、明日から島内をゆっくりと見学してみましょ〜、、、。

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