13−10−30 3ヶ月が経ちました |
退職したら時間がたっぷりあるので、読書の量がグンと増えるかと思っていましたが、それほど増えていません。 |
![]() |
2. 退化する若者たち 丸橋賢(PHP新書) ★★★☆☆ 若いくせに元気がない、動きが鈍い、疲れやすい、学校や仕事が続かない、若年層を襲う心身の不調や学力低下の原因は何か。歯科医師の著者は、彼等の顎・歯列の異変に注目。 彼等の下顎のエラは細く、顔は縦長で左右に歪んでおり、更に歯列はひょうたん型にくびれ、噛み合わせが悪い。 ズバリ、日本人は生物学的に急速に退化しているという。 人間の退化は咀嚼器官から先行して進むそうで、日本の若者に蔓延する退化病は既に憂慮すべき段階に来ているそうである。 世界中を見てもこの日本人の突出した退化は一体何によってもたらされたのか。 それは直接的には柔らかいものばかりを食べるようになった事、その背景にはアメリカ文化の受け入れによる文化的荒廃であるであるとしている。 また日本人が潜在的に強く持つ”甘えの精神構造”が淘汰を否定し、"優しさごっこ"の風潮を一気に作ってしまった事も大きいとしている。 筆者はこの状態が続くと、100年後には日本という国と日本人はどうなっているのか大きな危機感を募らせている。 柔らかいものを食べるようになった日本人、それが生物としての人間を退化させ、民族の行く末を危うくさせる、衝撃の一冊である。 筆者の多くの臨床例と海外での調査結果も豊富であり、一気に読める本でもある。 3. 1日6時間座っている人は早死にする 坪田一男(ベスト新書) ★★☆☆☆ 会社勤めをしていた時も殆どが椅子に座って仕事をして会議室との往復をする、という生活であった。この本の表題の”6時間”という時間は多分当てはまる生活であった。 これが退職をしたらどうなるか、やはり当てはまるのである。つまり自宅にいる間は基本的に座っているからである。 この本の結論は極めて単純である。”運動をしろ”、それだけである。 運動をしないとナゼ不健康になるか、ナゼ長生きできないか、意外と具体的に知らないのではないか。私もそのメカニズムについては曖昧であった。 この本はそれを分かり易く解説している。 運動をしない生活を”セデンタリー・ライフスタイル”と言い、これはタバコ、不健康な食事、アルコールの飲み過ぎと並ぶ早死にの原因だそうである。 ではどんな運動をどのようにすればいいのか、これも分かり易く書かれており、全て実行可能な方法ばかりである。 例えばダラダラと歩くのは効果が薄く、さっさと歩く、そして少しだけ体に負荷を掛けるのが重要だそうである。 著者はテレビなどにもよく出ている有名人、眼科医・大学教授である。187ページの本であり、半日〜1日もあれば読めてしまう。 |
![]() |
仕事を辞めて丸3ヶ月が過ぎました。3ヶ月とはたった90日、13週間ですが自分の感覚としてはとてもそんな短い時間には思えません。 |
![]() |
![]() |