13−09−06 大した話題なし

仕事を辞めて会社が懐かしくなる、今頃みんなどうしているだろう、とかそういう気持ちは起きないかという質問を受けた事がありますが、私の場合オハイオの会社の事は思い出す事はあっても、帰国後の会社・仕事・人に間しては殆どありません。

というより、実は3年間再雇用で働いた事に少々の悔いがあるくらいです。
毎日をゆったり生活していると早くこういう生活をしておけばよかったと思う事と、自分のやりたい事をより具体的に実現させるにはかなりの準備期間が必要な事がわかったりしたからです。

3年間働いた事により経済的には少しメリットがあったかも知れませんが、そんなものは"自分の時間の拘束"との引き替えで帳消しです。
経済的なメリットについてはいろいろな考え方があるし、その人の置かれている環境、過去の経緯などから一概には言えず、要するに何に価値観を置くかによって決まると思います。

経済的な面は確かに非常に重要ですが、言えるのはサラリーマンの場合はできるだけ若いうちから計画的に蓄えをする、結局はこれに尽きると思います。

仕事そのものについてもいろいろな考え方がありますが私の場合、フルタイムではなくもっとフレキシブルな働き方ができる仕事であるべきだった、というのが今になって思う事です。

でも今までの経験を生かせる仕事でフレキシブルな勤務時間、そんな条件の仕事が簡単に見つかるとは思えない、というより虫が良すぎるのはよ〜くわかっていますけど。

8月21日、シリアで毒ガス(サリンらしい)が使われ、1000人以上が死亡したというニュースがありました。死者が1000人以上という事は、重傷などの被害者は1万人を越えても不思議ではありません。
これに対し、アメリカのオバマ大統領は軍事攻撃を加える決意をし、議会工作、各国の同意を得ようとしていますが日本ではなぜ軍事行動を起こすのか、肝心のその理由について明確に報道されていないような気がしました。

そこで、私は相当な苦労してアメリカの有力紙・雑誌のサイトを検索してアメリカではどういう報道がされているのか、調べてみました。
結果は残念ながら、あまりよくわからなかった、でした。
理由はやはりこういう政治問題の記事を読む力が、自分には十分になかったからだと思います。

でも何となくわかったのは、アメリカが恐れているのは化学兵器がテロ組織であるアルカイーダ、パレスチナ、タリバン、その他の組織に渡ってアメリカが攻撃される事である、という事でした。
それとシリア攻撃を強硬に主張しているのはユダヤ系アメリカ人であるという記事もあり、これは納得できました。

アメリカの軍事行動に反対している国の中にソ連と中国がいるのもよくわかります。シリアを支援してきたのはソ連であり、シリアの化学兵器はソ連の技術で製造されているのですが、これも何故かあまり報道されません。

ヒマに任せてインターネットを使って外国のメディアの報道内容を調べたものの、イライラするので結局止めました。
そのうちどこかの週刊誌か雑誌にそういう事の専門家の先生方が書いてくれるでしょうから、これを読めばいいのですよね。疲れました。

もうひとつ言えるのは、こういうきわどい国際情勢の中で何千人もの人の命が化学兵器という非人道的、交際法違反兵器で失われても国連は何の有効な対応もできない組織である、という事が今回も明確になった事です。

また日本に山ほどある平和団体とかが、今回の化学兵器の使用に対して何のコメントも出さない事です。
どうして?
これもわかりません。

"人命は地球より重し"、というのはやっぱり事実ではない、ただの文学的形容であるという事なのでしょうか。
家にいる時間が増えると、やはりテレビを見る時間が以前よりは少し増えたような気がします。
現職中は朝会社に行くまで間の30分を聞き流すのと、夜は何か重大な事件などがあった時にニュースを見て、あとは土曜日に吉本新喜劇、日曜日にさざえさんを見るくらいでした。
それが会社を辞めてからは旅行記、特に外国の旅行番組などを見るようになりました。

テレビを見る時間が増えて気が付いた事の中のひとつに、やたらと食い物の番組が多いことです。
(グルメ番組とかいうらしい)
どこかの旅へ出掛ける、旅館に泊まる、そこで出される食い物はこんなものがある、どこかに行く、珍しい食い物があるのでそれを食う、人気の店があるのでその調理場に入ってコックのウンチクを聞く、etc。
多いときは同時に3つのチャンネルが食い物関連の番組をやっていた、なんて日がありました。

これらの番組では必ず出演しているタレントなりレポーターがその食い物を味わうシーンがあります。そのシーンはワンパターンです。

口に食い物を放り込んで、「おいしい〜〜!!」、と叫ぶのです。(そりゃ、まず〜い、なんてのはないですよね)
そしてあちこちの皿を箸で突きまわして、それらを食い散らす場面が延々と続きます。

食い物の番組それ自体はそんなに悪くはないと思うのですが、見たくないのはとてもじゃないが味がわかるとは思えない若いアンチャンとかネエンチャンが、「柔らか〜い!」、とか、「とろけるウ〜!」、とかわめきながら大口開けて食い物にかぶりつくシーンです。

ちなみにアメリカとかヨーロッパでもグルメ番組はあります。(日本のテレビでも時々やっています)

材料の説明は勿論あります。また調理の様子も結構詳しく撮影される事があります。出来上がった料理はテーブルの上に並べられ、更にあれこれ説明があります。

そしてその後にパッとシーンが変わって、その料理が何者かによって平らげられた後の皿が写り、最後に少しのコメントがつく、というのが一般的な番組の構成です。訳のわからないミーハーのタレントが騒ぎながら、モグモグははまずありません。

私が子供の頃は人前で食い物をパクパク食べるのははしたない、という教育を受けたものです。
食事中に誰か第三者から不意に声をかけられたとかの場合は、箸の動きを止めて口を手で塞ぎ、食べ物を飲み込んでから話をしたものです。

いくら取材番組とは言え、キャーキャー言いながら目の前の食い物を食い散らすシーンをダラダラと画面に映すのは何となく抵抗があります。
これって私だけですかね〜。
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