13−03−16 ちょっぴり心配 |
最近ちょっとHPの更新が進んでいませんが、割と忙しい日を送っています。 |
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今回のオハイオからの出張でAさんによると、DSさんが私と会って話をしたいという事を言ったので時間をとった、という話でした。14年間オハイオでいろいろとやってきた仲間とはいうものの帰国して2年半が経っても未だに声を掛けられるというのはやはり嬉しものです。![]() DSさん、MZさん(今回は来なかったが)とは駐在して4〜5年目から様々なマネージメント領域で一緒に仕事をやるようになり、かなり長い期間をかけて信頼関係を築いてきたオハイオ人です。 オハイオでは実際に日々のオペレーションをやるのはオハイオ人達で、我々はそれらのマネージメントにオハイオ人のマネージメントと協議をしながら係わっていく、という形になっています。 そのためには徹底的な議論が必要でお互いに「納得」する事が非常に大切です。 オハイオ人マネージメントが、「SHIN、わかったよ」、と言った瞬間、物事が日本の比ではないスムーズさで動き出すのを何回経験した事でしょうか。 (効率はイマイチ、という場合もありましたケド) 日本に帰ってきて仕事をして感じるのが、ヤル前に徹底的に議論をしないで始めるケースが結構多い、というのに気が付きました。それをみんなは「走りながら考える」という言い方をしますが、私には馴染めません。 日本人は目標の共有化ができていればこういう動きが出来るのかも知れませんが、日本以外では目標の共有化に加えて、やり方の共有化も非常に大切なのです。 久し振りに考え方の異なる連中との中身の濃い議論ができたと思います。 |
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土曜日は知り合いのKHさんが膀胱癌の手術で、先週から津の病院に入院したのでお見舞いに行ってきました。 幸いにも見つかった腫瘍は非常に小さなもので、今回の手術では尿道からレーザーメスを挿入して腫瘍を切り取っただけでOKになったようです。 どんな自覚症状があったのか、どんな検査をしたのか、手術はどんな具合だったのか、いろいろとお話を聞くことができました。 そんな中で日本がTPPに参加するようになったら医療関係はどうなるのだろう、という話になりました。 今は国民健康保険も、組合保険も、基本的に国民はみんな同じレベルで医療が受けれますが、TPPでこれがどう変わるか、やはり不安です。 ![]() もっとも可能性のあるのは、保険診療と自由診療の組み合わせが認められ、自由診療の部分は民間の保険でカバーするという方法になる、というものです。 一定の診療については公的保険でカバー、それ以上はキャッシュで払うか、民間の保険に入ってそこから払ってもらうというものです。 アメリカの民間の保険会社はこの部分をビジネスとして狙っているようで、先ず混合診療を日本に認めさせる、という部分を突いてくると考えられます。 アメリカは健康保険は個人で民間の保険に入るのが基本で(会社員になれば会社が保険に入ってくれるところもある)、そのカバーの範囲は個人によって異なります。 この病気の場合はこのクスリ以外はダメ、この病気の場合は入院は2日まで、この病気の場合行っていいのはA病院とC病院だけ、薬代は年間500ドルまではOK、それ以上は個人負担、とかとか。 保険の内容は個人によって様々で、非常に複雑です。 自分がどういうタイプの保険に入るかは自分の健康状態と懐具合で決めなくてはなりません。 一般的に4人家族でまともな健康保険に入るには年間1万ドル(約100万円弱)程度と言いますから、日本の公的健康保険料はいかに安いか、という事です。 つまり安い分、その差は税金で国が負担しているのですね。 日本の保険制度はどうなるのでしょうか。 |
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