13−01−17 シニア世代

先週の土曜日は会社の趣味の会のOBメンバーによる一泊旅行に行ってきました。
行き先は鳥羽にある会社の保養所、一昨年もここに来ました。オハイオにいた頃には日本への一次帰国時に家族で泊まった事もあります。
保養所の部屋から答志島方面をみた景色です
メンバーは全部で9名、会社にいるのは私だけで残り全員はOBで最年長は70才という、まさにシニア軍団。
鳥羽まではスズカから車で2時間弱、私はYMさんの運転する車にMBさんと一緒に同乗させてもらって午後1時に出発です。

趣味の会とはアマチュア無線のクラブで、27年前まで私が鈴鹿にいた数年間、このメンバーと一緒にワイワイやっていました。

当時40才少しで元気だったYMさんも大台に乗りましたが、まだまだ健康で口も達者です。

途中でトイレ休憩をして鳥羽市内スーパーで2次会用の液体燃料とツマミを買って、保養所には4時前に到着です。
保養所は清潔で手入れが行き届いており、いつ来ても快適に過ごせます。
9人で部屋は3室借りる事ができたので、ゆったりです。

着替えて一服すると早速NKさん他数名が液体燃料注入の”練習”を始めます。
何名かの方が液体燃料を持参してきているので、それで”練習”をしながら世間話をするという、まあ他愛のない時間に浸ります。
帰りに鳥羽の赤福支店に寄りました
5時頃から大浴場に行ってゆっくりと暖まり、6時から食事です。
保養所の唯一の欠点は結構豪華な料理が出るのですがその料理を肴にダラダラと飲めない点です。

宴会ではなくあくまで”食事”なのです。それでもビールをジョッキで3杯か4杯飲んだと思います。

後は部屋に帰って大量に仕込んだ液体燃料とつまみで2次会へと突入です。
私は9名の中で一番の”ヤング”で8名の方々は全員人生の先輩達です。

こういうところで退職後の生活などについていろいろと聞くのは非常に興味深いものがあります。
それぞれ健康に注意を払いながらいろいろな事をやってみえます。

広い畑に小屋を建てて毎日そこに出勤している先輩、複数のアルバイトを掛け持ちでこなしている先輩、アパートや借家を4つも5つも持って不動産経営をやっている先輩、孫の世話に生き甲斐を感じている先輩、様々です。

世相を反映している悩みとして”子どもが結婚をしない”、というのがありました。それとこれら息子・娘達が正規の社員としての仕事に就けない、という悩みを持ってみえる先輩も数名みえました。

こういう話をワイワイやって土曜の夜は更け、翌日はみんなすっきりと目覚めて帰途につきました。

若い世代に人気の商品、、、若い女性が気に競うように購入しているXXX、、、元気のある若い世代を集めるのが目的でこのイベントは開かれましたた、、、などと相変わらず”若い世代”をターゲットに商品開発をしたり、ものを売ろうとする動きが盛んです。
みんなで和気あいあい
またテレビとかの番組も若い年代をターゲットにした番組が何かと幅をきかせます。
特に民放FM放送などは10代〜20代が聞く音楽、トークが目立ちます。

私から言わせるとテレビ・FM放送はシニア世代が観たい・聞きたい番組・音楽などが非常に少ないと思います。

日本はあと何年かすると65歳以上の人口が全部の4分の1以上を占め、10〜20代の人口は全体の8分の1程度になるという世界一の超高齢国になるそうです。

一方では国民の貯金の75%は60才以上の人が保有していると言われており、これらの人たちにいかにお金を使わせるかが日本経済再生のひとつのキーでもあると言われています。

でも実際の世の中はそのようになっていません。やはり昔から変わることなく、”若い人”向けの商品、イベントが目立ちます。

そうは言うものの以前に比べるとシニア向けの商品・イベントもそれなりに見掛けるようになっていますが、これらは高すぎるというか、我々”庶民シニア”にとっては手の出しにくいものが多いような気がします。
ヨーロッパ10泊11日で夫婦で代金が200万円という旅行に気軽に、「行ってみようか」、言えるシニアはどれくらいいるのでしょうか。
保養所には立派なカラオケルームがあります
一方でシニアが資産を持っている事に対して、世代間の格差でこれを何とかしなくてはいけない、という意見の人がいます。

今の若い世代は一生懸命働いているのに余裕がない、現役を退いたシニアがため込んでいるお金を若い世代に回せ、という例のやつです。

これはちょっと考えれば全く的はずれな事がわかります。

65才の元サラリーマンの資産は60才まで働いてきた結果としての資産であり、何か特別な事があった訳ではありません。40年間の結果なのです。

ですからシニアの資産が40才の現役より多いのは当たり前の事で、小学生でもわかる理屈です。

また60才以上の人口構成比率がどんどん大きくなっているので、これも結果として75%の資産が65歳以上の人によって所有されている、というのも不公平でも格差でも何でもない、当たり前の事なのです。

今、少し余裕を持つ65才〜70才のシニアでも例えば40才の時は大した貯蓄もなく、今の40才と同じような状況であったのではないでしょうか。(特別な人を除いて)

日本全国の商人の皆さん、もう少し庶民シニアをターゲットにした商品・企画を出して下さい。そうすればシニアはもっともっと買い物や旅行をすると思います。
それと若い世代はシニアの財布をあてにしないで、自分で稼いで貯めなさい、、、。
<かわいいジョーク>

結婚式に参加していた小さい女の子がお母さんに聞いた。
「どうしてお嫁さんは白いドレスをきているの?」
「それはね、幸せだからよ。」
しばらくして女の子はお母さんにささやいた。
「お母さん、お嫁さんは幸せだから白いドレスを着ているんでしょ。じゃあ、どうしてお婿さんは黒い服を着ているの?」


<賢い生徒>

先生が生徒を呼び出しテストの答案を並べて生徒に尋ねた。
「君の回答が君の隣の席の生徒と全く同じだが、これは一体どうゆうことかね。」
生徒は答えた。
「ええ、同じ先生に教わっていますから。」
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