12−08−22 鰻を頂きました
9日間の夏休みも終わり、今週から再び会社に行っています。
私の毎朝の起床時刻は05:30〜05:45、あまり変化はありません。前日が午前様だったりすると8時くらいまで寝ているときもありますが、そういう機会もグンと減っています。

起きるとベランダに出て伊勢湾を見ながら約5分間、みっちりと体操をやります。これは本日もやりました。
太陽の高さと方位の変化で日の出時間が大分変ったのがわかります。何よりの変化は肌で感じる気温、湿度、そして風の変化で、一瞬ですが夏の終わり・秋の始まりを感じます。

体操を終える頃にカミさんがコーヒーを入れてくれるので、それを飲みながら朝のメールチェック、それにソファに座ってテレビのニュースを見ます。
天気予報によると今日の最高気温は34℃になるとの事、先ほどベランダで感じた秋の香りは一瞬にして吹き飛び、アナウンサーの声だけで汗が滲んできます。

まだまだあと2〜3週間、残暑と言うにはあまりにも厳しい高温に悩まされ続けなくてはなりません。
私の趣味のひとつにアマチュア無線があります。会社には無線クラブがあってそれにも入っていますが、メンバーは数人で活動は皆無に等しい状態です。
つまり現役の社員で今時アマチュア無線をやる、なんて人はいないと言っても差し支えないのでしょう。

何となくやっているのはOBばかりで、OB達もそれ程活発ではありません。現役とOBの間の壁はなく、私はこのOB達とも時々電波を使って話をします。
昨日も会社の帰りに久しぶりに(1年ぶり?)トランシーバーのスイッチを入れたら早速Nさんが呼んで来て、次にYさんが呼んできました。

Yさんはずっと年上の会社のOBで非常に元気な方です。Yさんは鰻を獲ってきた帰りで、今から私の自宅まで生きた鰻を持っていくところで、既にカミさんにも連絡済とのこと。
そう言えば先週に近所の川に鰻を獲る仕掛けをセットしたとか言っていたな〜。
鰻ってものスゴイ元気で勢いがいいです!!
でもちょっと待てよ、生きた鰻をもらっても私は勿論、カミさんも捌けません。

私はあわてて、「Yさん、生きた鰻をもらっても捌けません。捌いてもらえないでしょうか、オーバー」、「了解、では私の家に来て下さい。捌いてからお渡しします。オーバー」、となり、Yさんに捌いてもらう事にしました。

Yさんの家は会社から私の自宅までの通勤経路の途中です。Yさんによると今日は20匹くらい獲れたそうで、これを同じく無線仲間であるOBのNさんに配り、そして私にもくれるというのでした。

鰻は60cm〜70cmのやや小ぶり。Yさんはこれを3匹捌いてくれました。捌き方はプロの鰻屋と同じで、頭をでっかいピンでまな板に刺して、専用の道具で背中から開いて腸を取って骨を取ります。

Yさんは焼く前の前処理のやり方まで教えてくれて、鰻をビニールの袋に入れて私にくれました。自宅に帰ってカミさんに渡し、早速準備です。
カミさんは焼き方とかを既にインターネットで調べてありましたが、Yさんが教えてくれた前処理は調べきっていなかった様子。前処理とは鰻の身に熱いお湯をかけてウロコとかを取り氷水に浸す、そして浮いてきた白い身を取り去る、というものでした。

そしてこれをベランダに設置した魚焼グリルで焼くのです。私が風呂から出てくると既に鰻は焼き上がっていました。
早速ビールで頂きます。身は薄く、脂が全くありません。天然鰻は脂が少ないのが特徴です。

それでも結構おいしく1匹を頂きました。タレは買ってくるのが間に合わなかったので、カミさんはインターネットで調べて即席で作ったのですが、これもまあまあ。
という訳で、昨夜は天然鰻で一杯でした。。
この鰻をくれたYさんは会社のOBです。Yさんは元サラリーマンのレベルを越えたビジネスセンスがあり、今の自宅は3軒目、前の2軒は借家にして別にアパートも3つ持っています。全てゼロからスタートして築いたそうです。
物置にして誰も住んでいない私の一軒家を見て、「何で借家にしないんだ?」、といつも言います。Yさんからすれば、私のやっている事は信じられないのでしょう。
Yさんは実業家であります。

Yさんはマスオさん一家(つまり娘夫婦)と一緒に住んでいます。娘さんは2人で上の娘さんは教員、私のマンションの近くのマンションに住んでいます。
Yさんは家庭菜園を越えたレベルの畑も持っています。そこで採れた野菜を上の娘さんのところに持って行った帰りに、時々私の自宅にも寄って野菜を届けてくれます。

その昔、Yさんともう一人Mさんという方と鈴鹿サーキットの裏山に山芋を掘りに行った事があります。何本か掘ったところで山の持ち主が突然表れ、大目玉を食らいました。
その頃私は30才ちょっと、Yさんも30代。山の持ち主は結構な歳のオジサンでした。

「掘ってもいいが、穴を埋めて行け!危なくてしようがない!」、確かに山芋は1mくらいの深い穴を掘らなくては取れませんでした。

翌年、今度はYさんに竹の子採りに誘われました。場所は同じく鈴鹿サーキットの裏山。Yさんは今度はナゼか犬を連れていました。犬は誰かが来ると吼える動物です、、、。
私はYさんが犬を連れてきた理由は敢えて聞きませんでした。

そんなYさんは会社は同じでしたが、アマチュア無線が縁で知り合いになりました。
アマチュア無線って趣味自体は何となくオタクっぽいのですが、埼玉にいる友人達で今でも付き合える人はみんなアマチュア無線を通じて知り合った人がほとんどです。

みんな面白い、実に味のある人ばかりです。
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