12−05−17 何か変だな〜
先日久しぶりに秋葉原に行ってきました。
日曜の午後、やはりすごい人出でした。秋葉原は久しぶりと言っても数ヶ月ぶりくらいでしょうか、それでもあちこちの古い建物などが取り壊され、少し変ったな〜という気がしました。
外国人も相変わらず多く、この日は白人が割りと目立ちました。定番の中国人はウジャウジャという感じで、行儀が悪いと言うか特に若い連中が店の物を乱暴に扱ったり、足で蹴飛ばしたりする粗暴さが目立ちました。

埼玉に住んでいた20年くらい前、私は小学生の娘たちを連れて秋葉原に時々来た事があります。ラジオとか無線の部品を売っている店とか、マニアチックな店とかに行きました。娘達は面白くない顔をしているのはよくわかるのですが、キョロキョロしながら私の後をついてきました。

娘達の楽しみは唯一つ、小さなレストランに入って何かを食べさせてもらう事だったと思います。
それとカミさんを連れて行った事もあります。

カミさんもどこに行ってもつまらなさそうな顔をして路地裏の店を廻ってくれました。
ずっと後になって聞くと、「ちっとも面白くなかった。」、と正直に言ってくれました。

今回もそんな人を何人か見かけました。電子パーツを売っている店の入り口で、奥さんと高校生くらいの娘さんが退屈そうに立っているのです。

きっとお父さんは店の中で目を皿のようにして、嬉々として部品などを買い込んでいるのでしょう。

でも秋葉原は変わりました。もう小学生の娘を連れて来るにはあまりにも場違いな場所になってしまいました。
20年前でも小学生の女の子にとっては全く面白くない場所だったのは認めます。

でも今の秋葉原のようにちょっと危険な雰囲気は全くありませんでした。この危険というか変な緊張感みたいな雰囲気は一体どこから来ているのでしょうか。
恐らく外国人が溢れた事によるのが、原因の一つであると思っています。
とうとう日本中の原発が停止してしまいました。
日本は今、未曾有のエネルギー危機に直面しているのですが、不思議とそのような危機感が伝わってきません。
政府は節電と計画停電で乗り切ろうとしているし、国民は仕方ないと諦めています。
財界のコメントもそれほど強い口調とは感じません。
マスコミは朝から晩まで「原発の恐ろしさ」を訴える有識者とか被災地の人たちの声を放送しています。本屋に行っても脱原発と原発の危険さを訴える本ばかり並んでいます。

私は今回の被害をここまで大きくした原因は震災後の事故の対応が決定的に誤っていた人災だと思っています。
被害が拡大したのは菅某をはじめとする現政権の原発という高度なテクノロジーで成り立っているシステムを素人集団が情報混乱の中で場当たり的に行った結果であることを国民である我輪得は認識しなくてはならないのです。

政府のこの失策を東京電力に覆いかぶせているのが今の状況なのですが、ナゼかこういう点をマスコミが報道する事はないのです。(東電も事故当初は廃炉にするのではなく、再生を前提に対応をしていた。)

今の政府は国民が選んだもの、というよりマスコミが作ったものと言えなくはないので彼等の報道はいつもグレーです。
しかしこのまま原発を稼動させないのであれば、我々は一刻も早く代替の発電手段を手に入れなくてはならないのですが、
”実用化”には程遠い”構想段階”のものが断片的にマスコミで報道されるだけです。

風力発電、地熱発電、太陽光発電、いろいろな”アイデア”はありますが、これらの”アイデア”が原発にとってかわるのは15年とか20年先、いやもっと先の事になります。
それまで日本は化石燃料を使った発電に頼るしかなく、鳩山某が国連でブチ上げたCO2削減20%の達成なんて完全に不可能になって、日本は巨額のCO2排出権を外国から買わなくてはならなくなるのは必至です。

事故後の対応の失敗で起きた巨大な被害、これを原発廃絶に置き換える政策。これによって
我々は何を得て何を失うのか、専門家先生たちははっきりと言うべきだと思います。
オレもとうとうそういう歳になったのか〜と実感させる、ある連絡がありました。ある連絡とは保険会社からの保険満期通知のことです。

日本人の多くの人は(保険屋に勧められて)生命保険などに若いときに入ります。私は本能的に”保険”が嫌いなので、カミさんには結婚した時から、「生命保険には入るな」、と言ってありました。
それでも若い時にカミさんが、「これは保険と言っても貯蓄型の保険だから。」、と言ってS生命の保険に入ってしまいました。

それが、、、、月日の経つのは早いものです。30年の満期を迎えたのです。この保険の掛け金、毎月の支払いは若い時の契約ですから負担にならない僅かな程度のものでした。
ところが、、、満期支払金を見てびっくりです。この保険に入った時の予定支払額の半分にもなっていないのです。

具体的に私のケースでは
30年前の契約時に提示された満期予定支払い金額に対して、実際の支払いはその40%!!

日本は1990年代のバブルがはじけた後は金利がゼロ近くまで下がっていますが、海外は数年前まで金利はずっと高く、保険会社は日本、海外それぞれ縦横無尽に資金運用をしているので、問題はなかったはずで、ダメージを受けたのは4年前のリーマンショック以降のはずです。

昨日保険会社から電話が掛かってきました。保険が満期なので、直接会ってこれの説明と併せて支払いのための印鑑を頂きたい、という内容でした。
「説明は特に必要ありません。書類を郵送してください。記入して返送します」
会いに来る本当の目的は、満期金を当て込んで次の保険商品を勧誘するのが目に見えていたので、私はこう返事をしました。、

この保険、30年前の見積もりどおりに支払ってくれるとは思っていませんでしたが半分以下、予定に対して40%の金額まで下がるとはさすがに考えておりませんでした。
保険は様々な条件で保険金の支払い条件・満期金の計算がされており、素人は聞いたとしても理解できないということです。

コツコツ30年間掛け金を払った結果がこれか、、、。何だか詐欺に遭ったようなような気がしました。
住友生命、あっ間違い、S生命、もうお世話になる事はありません。
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