10−12−19 寒くなってきました
今週は長野県上田市に出張。行き先はある部品メーカーでオハイオ駐在の時も少しお付き合いがあったのですが、日本で行くのは始めてです。
名古屋までいつものとおり近鉄で出て、そこから中央本線で篠ノ井というところまで。

私は中央本線に乗ったのは何十年ぶりかで初めてみたいなものです。名古屋から篠ノ井までは2時間40分と意外と時間がかかります。車窓からの風景を見たり、本を読んだり、居眠りをしたりたっぷりと時間があります。
車内は席の3分の1くらいしか客が乗っておりません。ガラガラ状態です。

篠ノ井で今度はしなの鉄道に乗り換えて上田に向かいます。時間は夕方の6時でラッシュアワーなのでしょう、学生とかサラリーマンがたくさん乗っていますが、十分に余裕のある(?)混み方です。

隣に座った高校生が居眠りをしています。膝の上には英語の参考書。
横目でのぞくと elsewhere, everywhere, somewhere, anywhere, の使い方が解説してあります。フンフン、私も勉強させてもらいました。

上田に着いたのは6時20分頃、今夜は駅前のホテルに宿泊です。駅前はきれいにクリスマスのイルミネーションが飾られていました。

さすがにここまで来ると気温が低い、寒いです。今回の出張に同行したSさん、Tさんも寒い寒いと言いながらイルミネーションの写真を撮っていました。

翌日は9時から取引先の本社工場で会議です。会議に出てみえたのは副工場長以下5人で、会議を始める前に今回の案件の対象となっている工程を見せてもらいました。
思ったより若い人が多く、それに外国人の姿が見えません。これは意外でした。

午前中に7割ぐらいの議事を終えたので、予定どおり午後3時には終わることができそうでほっと一安心です。
副工場長のTKさんはどこかで見たことのある方だと思っていましたら、私の会社から出向、その後転籍をされた方でその前に和光でお会いしてたようでした。

TKさんは出向前にインドネシアに駐在で5年、この会社に転籍後もインドネシアに5年の駐在をしてみえた方でした。いろいろと苦労はあったが、非常にやり甲斐があったと仰って見えました。

この会社の社長さんは私がオハイオ駐在初期の頃オハイオのR&Dに駐在で見えた方で、ある問題があった時に一緒にいろいろとやってくれたKさんという方だったので、挨拶をしようと思っていましたが終日会議が入っているとのこと、お会いできませんでした。

会議の結果は学校の成績で言えば「2」。
やって頂くことを細かく決めて、加速してやるようにお願いをして終わりました。
仕事は別として、前夜は長野の吟醸酒を堪能し、当日のお昼にはおいしい信州蕎麦を食べる事ができ満足でした。
上田から帰った翌日の金曜日、この日は津にある取引先へ。
5名でおじゃまをしたのですが、その中の1名は上田に行ったTさん、「今週は縁があるね。」、と言いながらICさんの運転で取引先へ。

この日の問題も昨日の上田の取引先と少し似ています。何が似ているかと言うと問題に対してきちんとした手順が踏まれて対応がされていないという点です。
工場を見せてもらって、そして話をよく聞くと問題がきちんと上に上がってこない仕組みになっているようだったので、ここを徹底的に改善するように指示を出して打ち合わせを終了しました。

取引先の本日の責任者であるKSさんに、私がオハイオに14年いた事を言うと、「ではウチの社長はご存じですか。」、と聞かれたので、「はい、存じております。」、とだけ答えておきました。

この会社の社長さんは以前はやはり私の会社の人で、オハイオ駐在の時に少し関係があった人ですが、あまりいい印象は持っていないので、それ以上の話題にはしませんでした。
誰にも相性というものがあるので、これは仕方のない事だと思います。
外出から帰ったのが午後4時、これで今週も終わりです。何かあっという間の月曜から金曜でした。

昨日の土曜日は中学校の時の同級生と、30年ぶりの再開でした。
津駅前の居酒屋に行ったのですが、どこも満席。こんな田舎でも今の季節は居酒屋も忙しいみたいで、やっと1軒の店に入る事ができました。

店は非常にきれいで普通の居酒屋よりちょっと高級な感じ。でも出された料理はああ、またか、とがっかり。
この、「ああ、またか。」、が日本に帰ってずっと続いています。
とにかく量が半端でなく少ないのです。こりゃ絶対に、「ウソッ!!」、って言いたくなるように少ないのです。

刺身の盛り合わせをを注文したら皿はデカイのですが、そこには4品で3切れ、つまり12切れがちょこんと乗っているだけなのです。これで2400円。
その後焼酎のお湯割を頼んだら、小さな小さなガラスコップに7割位入ったものが出てきました。これが600円。

どちらも値段を半分にするか、量を2倍にするかどっちかにして欲しいような代物でした。店の名前は確か「四季彩彩」だったなか。

この量の問題、私の感覚がおかしいのか、それともこれがスタンダードなのか、でもたまにまともな量を出す店もあるからそんな事はないと思うのですが、いずれにせよ日本ってお上品なんですね。特に食べ物屋はどこでも。
毎日のニュースで報道される政治問題は、既に一線を越えてムチャクチャな状態になっている感じです。
景気浮揚策として法人税を5%下げたら、ますます財源に大穴があいて結局は企業に対して行っていた税制優遇措置を廃止するとか、高額所得者から税金を巻き上げるとか、やっている事が支離滅裂です。

今の政府の政策を見ていると、いつから日本は社会主義国になったのだろう、と思わざるを得ません。
北朝鮮、中国、ロシアという全く油断ならない国に囲まれているにも係わらず、自衛隊を縮小する事を決めたり、日本の事を考えた政治とは言えない事が、毎日続々と続いています。

国民の大半は何かおかしいぞと思っている、まともな有識者は警告を発している、政治家の中にも何とかしなければと思っている人が結構いる、でもみんな何もできない。
だがとんでもない政策が次々と実行され、国はどんどん衰退していくのを誰も止められない。

今からちょうど100年前に清国が滅んだ時が、今の日本に非常に似ているそうです。
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