09−12−28 シカゴへ行きました

私の会社では夏と冬にそれぞれ長期連休があります。これ以外に一時帰国休暇、それと自分で休みをとって長期連休をつくる事もできますが、やはり夏冬の長期連休は楽しみです。

休みの利用方法としてはやはり旅行がポピュラーです。オハイオは東海岸に近く、NYとかボストン、ワシントンDCにも車で6〜10時間で行ける範囲に位置しています。

今から丁度12年前の1997年、1年の単身赴任の後にオハイオに来たカミさんと下の娘を連れて初めての冬休み、行ったのはシカゴでした。

シカゴというのは多くの日本人にとって名前は知られている都市ですが、どこにあってどんなところ?というと意外と知られていない都市の一つかも知れません。

シカゴは確かNY、LAに次ぐアメリカ第3の都市で、摩天楼発祥の地とか商業の都市とか、いろいろな面で有名な都市です。

ズバリNYを東京とすればシカゴは大阪という人もいます。
私にとっては日本からアメリカ、そしてアメリカから日本への到着・出発の地点でもあります。

そんなシカゴへアメリカ生活半年目のカミさんと下の娘と3人で行ったところですから、私達にとっては非常に印象が強いところなのです。

冬のシカゴ、オハイオ人に言わせると、「何しに行くの?」、というくらい野外活動には適さないシーズンです。オハイオよりもうんと北ににあり、寒さはオハイオより厳しいところだからです。

コロンバスという地方都市に住む私達が行く事のできるアメリカの大都市として、6時間のドライブは非常に手頃な場所にあり、その後も上の娘を連れて行ったり、カミさんと2人で行ったり、シカゴには過去に合計3回ほど行きました。

そして2009年の冬休み、4回目のシカゴへのぶらり旅、カミさんと2人で行ってきました。

シカゴは観光として夏であればミシガン湖のクルーズなどいろいろとありますが、冬はアウトドアーの楽しみは全くありません。
冬のシカゴ、私達の目的はズバリ2つ。一つは美術館へ行くこと、それともう一つはお正月の食材の買い出しに行くことです。
シカゴは美術館、博物館が充実しており、その中でもシカゴ美術館、科学産業博物館、フィールド自然史博物館等は必見です。

今回は過去に2回行ってはいるのですが2泊3日の真ん中の1日をシカゴ美術館で過ごすことにしました。1日目は到着が午後になるのでちょっとマイナーではありますがシカゴ現代美術館に行ってきました。

そして2日目の夜にダウンタウンからシカゴ郊外に移動して更に1泊。
3日目に買い出しをしてコロンバスに帰るという、何の変哲もないオーソドックスな日程としました。

1日目にダウンタウンで泊まったホテルはエンバシー・スーツというホテル。
ファミリーで宿泊する人達にとってかなり人気の高いホテルで、リバーノース地区の非常に便利なところに位置しているホテルを選びました。

しかし私達が宿泊した部屋は下層階の部屋で暖房の効きがイマイチだったのと、日本語放送のテレビが見えなかったこと、インターネットが別料金だったこと等で、噂とは違う印象でした。

またダウンタウンのホテルでは、宿泊料以外に駐車料金が50ドルほど必要です。

シカゴ美術館の開館は10:00、ホテルからタクシーで8ドルです。美術館には開館5分前に到着、入り口では既に20人程が−3℃で雪がちらつく中で開館を待っていました。
ここでは5時間以上を見学で過ごしましたが、この日は入館者もわりと少なく、ゆっくりと見学をする事ができました。

到着の日に行ったシカゴ近代美術館は、こじんまりとした美術館で現代アートを気軽に楽しむにはいいところだと思いました。
規模が小さいという事は、一つ一つの作品をじっくり見るようになる、というメリット(?)も見逃せません。シカゴ美術館は本気で全部をしっかりと見学するには1日では絶対に無理な規模です。

2日目のホテルは郊外のアーリントン・ハイツというところのホリデーイン・イクスプレス。このホテルチェーンは清潔で安くて普段から気に入っています。
が、最初に割り当てられた部屋は暖房が壊れており、直ぐに隣の部屋にチェンジしてもらいました。

が、ここもファンは回るのですが、暖かいエアーが出てきません。丁度先ほどの部屋を点検若い女性の係が来ていたので、「あの〜、この部屋のヒーターもおかしい見たいですケド、、、。」
彼女早速点検をしてくれます。

「温度調整を間違っています。これですとクーリングです。このツマミは左に回して下さい。」
温度調整は時計方向に回すと温度が下がり、反時計方向に回すと温度が上がる、という間工学上の観点からは反対の操作を要求するものでした。
「ゴメンゴメン、、、。」、私は平謝りでした。

翌日のミツワでの買い物は思ったより混んでおり、時にフード・コートは空き席を見つけるのが困難な程に人で一杯、少々びっくりしました。

お正月の食品を買い込み、気体燃料も大量に仕込みました。
そしてもう一つの楽しみは、ここには結構大きな日本の本屋がある事で、2冊だけでしたが本も買いました。

液体燃料販売所で会社の通訳のMさんとばったり!Mさんはお母さんがが日本から来るので、これを迎えに昨日から来ているのでした。
成田からのフライトは無事朝に着き、Mさんは子どもさんを連れて科学産業博物館に行くのだと言っていました。

しかし、この雪の中子どもを連れて、女一人でコロンバスから運転してくるのですから大したものです。Mさんのお母様は76才だそうですが、ひとりでアメリカまでちょくちょく見えているそうで、これもびっくりです。

買い物も終えて、フードコートでカミさんはラーメン、私は天ぷらソバを食べて、後はコロンバスまで帰るのみ。
車のがガソリンを満タンにしてさあ、出発。アーリントン・ハイツからI−90に乗ってシカゴのダウンタウンを通り過ぎ、後はインディアナポリスに向かってIー65を南下です。
今回は620kmを1回の休憩で6時間で自宅に到着。結構スムーズに走れました。

真冬のシカゴ、博物館でゆっくりと時間を過ごし、買い物をして帰るという単純なショート・トリップでしたが、普段では味わえないアメリカの都会の雰囲気をちょっぴり味わえる手軽な旅でした。

さて、今度はいつ来れるのかな、、、。

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