11月22日は父親が亡くなって丸6年、つまり七回忌になります。
79才という歳で去った父は今にして思えば、もっと生きていてもよかった歳だとつくづく思います。医師が肺ガンを見抜けず手遅れになり、苦しんで死んでいった父を思うと本当にやりきれません。
特に肺以外は全く健康であったという事を後で主治医から聞いて、本当に悔やまれました。父は戦争で九死に一生を得、その後を一生懸命に生きて、そして逝ってしまった、人の一生というのは生まれた時に既に決まっていると言われますが、父の一生を振り返ると実に感無量です。
今は故郷に帰っても泊めてもらうところがありません。娘のアパートは狭いし、妹夫婦は岐阜にいるので遠方だし、結局はホテル住まいになってしまいます。
父親が生きており、母親も元気だった頃は家に泊めてもらい、父親と一杯やったのが懐かしく思い出されます。
22日には無事七回忌を済ませました。残念ながら肝心の母親は動くのが不自由な状態になっており、法事そのものには参加が出来ませんでした。
母親は近所にできた老人ホームにこの10月から入居しており、介護サービスを受けています。

自分の家にいるよりもホームでいろいろな人と接している方がいいようで、顔色が以前よりも良くなっていました。
老人ホームというのは実際に見るまではどんなところなのか少々心配しておりました。
しかし実際に行ってみると部屋は10畳以上で広々として清潔で、窓の外からはたくさんの梅の木が見え、その先には野菜畑が続いているという環境で、大いに安心をした次第でした。
7ヶ月ぶりに訪れた我が故郷、いろいろな人にも会い短い日程ではありましたが充実した時間でした。
22日の夕方に故郷から東京に向かいました。もう1日〜2日くらい故郷に居て用事を済ませたかったのですが、翌日の23日は本社で重要な打ち合わせがあり、これに出席しなくてはならなかったのです。
今年の1月に結婚した娘は仕事を辞め、今は茨城に住んでいます。父の七回忌で来ていたこの上の娘と2人で名古屋から新幹線に乗りました。
娘は池袋のホテルまでついて来てくれ、部屋の中まで荷物を入れて、そして茨城の方まで帰って行きました。
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