日曜日の今日、スプリングフィールドという町で大きなアンティックショーが行われているという事で、ちょっとだけ覗きに行くことにしました。
スプリングフィールドまでは車で1時間弱で行けます。ここには今までに何度も来ています。このような催し物は通常フェアーグランドと呼ばれるところで行われます。

フェアーグランドはカウンティーごとに一カ所ずつくらいあって、そのこの住民が催し物を行うための公共施設です。
敷地は広大で、草競馬をやるトラックとか、見物スタンド、馬や牛の品評会、とにかくありとあらゆる催し物を行うようにできている汎用の施設です。
駐車場も1000台や2000台で一杯になるような規模ではありません。
オハイオ(アメリカ)はアンティック品で溢れております。
このようなフェアーに行くと頭が混乱しそうなアンティック品が無限と思えるくらいたくさん並べられております。
先ず最初に気になるが瓶の収集品です。これは主としてコーラの瓶とか牛乳瓶です。
コーラは1935年製の1ダース、木箱入りの中身入り(!!)、なんてのが売られています。
牛乳瓶は大きなものから小さなものまで、意外だったのは私が子供の頃に飲んだ1合瓶と同じサイズの瓶がアメリカにもあった点です。
今は牛乳は大きな紙パックか、それとも4リッター入りのポリタンクか、そんな形で売られていますが、アメリカにもこんな小さな瓶が家庭に配られて飲まれていたんだ、と思うと自分の子供の頃とイメージがだぶってしまいます。
でもこの只の一号瓶、これが10ドル以上で売られているのです!紙のフタなんかついていたら15ドル以上します!

今回始めてみたアンティックコレクションはフライパンでした。1900年前後に作られたフライパン、中には1860年製、なんて書いておいてあるもののもありました。(ホントかな〜。)
アメリカの当時のフライパンはものすごく重たいです。日本人の奥さんだと片手で持つのは絶対に無理、というのもあります。
(会社で毎日見ている、臼で挽いても、潰れないようなオハイオ人の女性には全く問題はありませんけど。)
カミさんはやはり食器に興味があるらしく、何とかいう1950年代にアメリカで作られた食器を何枚か買っておりました。
このアンティックショーは金曜日から行われており、日曜日の今日は最終日で、客も少なく、店じまいを始めているテーブルも多く、従ってちょっぴり値下げをして売っているテーブルが多い感じでした。
只のコーヒーの砂糖入れとミルク入れが2つで175ドルとか、聞いてみればこれも1950年頃の製品だそうです。
アメリカも1960年代までは、いろいろなものをアメリカ国内で作っていたのが、このようなアンティックショーに来るとよくわかります。
アンティックショーは眺めてあれこれ考えて、想像して、時間つぶしにはなかなかいいイベントであります。
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