09−03−01 アメリカの正義 |
アメリカは銃社会です。銃は身近に一般家庭の中に持ち込まれています。オハイオでは銃は自由に誰でも買うことができます。 |
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会場に着いたのが10時45分頃、Sさんが4人分準備してくれたインターネットのガン・ショーの案内の画面コピーを見せると1ドル割り引いてくれて、入場料は7ドル。![]() やはり入り口横ではNRAへの入会手続きをやっている大きな受付がありました。 4人は再集合時間と場所を決めて、それぞれバラバラに見学開始です。 しかし大きな会場です。80mX100mくらいの巨大な体育館のような会場が銃・ナイフ等ととその関連する品物で溢れております。 拳銃も全部何百丁あるか分らないほど並べて売られています。 拳銃は新品と中古が半々くらいの感じ、ライフル・小銃は中古の方がうんと多い感じ、ショットガンは逆に新品が多い感じで売られています。 ゆっくりと各テーブルの間を回って実際に手にとってみる事はできますが、撃鉄とか機関部は動かないようにしてあるので作動を確認したい時はそのテーブルの人に頼まなくてはなりません。 来場者を見ると極く普通の人で(当然です)、奥さんを連れた人とか子どもを連れたお父さん、それに彼女を連れた若者とかがおりました。 7〜8年前にガン・ショーに来たときもそうでしたが、子どもを連れて来ている人は熱心に子どもにいろいろと説明をしておりました。 ![]() 展示販売している銃の値段は、それこそピンキリで中心価格は拳銃で250ドル〜400ドル(2万円〜3万5千円)、小銃で200ドル〜800ドルくらいでした。 サブマシンガンとかドイツの機関銃(MG34)が売られているのには驚きました。 アメリカでは一時期銃の規制をしようという事でクリントン政権ではそれを少しやったという事ですが、ブッシュが元に戻したし、今は銃が非常に売れているそうです。 それと女性が拳銃で武装するのが一般的になったようです。更に、中学・高校の学校の先生が拳銃をぶら下げて授業をしている町がある州もあります。 理由は学校に子どもが銃を持ち込んで乱射する事件があり、これをどうするか検討した結果、生徒を守るため先生が銃で武装する事にしたそうです。 つまり銃を持ち込んだ生徒を撃ち殺すためです。(これ本当です。) それ以外に話では聞いていましたが、驚いたのはAK47という自動小銃が一杯売られていた事です。これは超強力な軍用銃で拳銃に対抗するするのに最適な銃という事で売れに、売れているそうです。 但し販売をするには半自動に改造する必要があるそうですが、元々自動小銃ですから元に戻すのは簡単だと思います。400ドルくらいで売られていました。 |
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これだけの銃が展示・即売されている風景はやはり圧巻です。 やがて待ち合わせの時間になったので入り口付近に行き、全員が揃うのを待って会場を出ました。 皆さんの感想は様々でしたがSさんとSKさんは写真を撮ろうとしたら、客から”撮らない方がいいよ”、と言われたので1枚も写真を撮れず残念、と言ってみえました。 ![]() Aさんと私は、売られてい銃の値段が以前に比べてうんと高くなっている、という事で意見が一致しました。確かに何となく2倍くらいになっている感じがしました。 尚、コロンバスのガン・ショーはこのあと3月、5月、6月、7月、8月、9月、11月、とほぼ毎月に近い日程でダウンタウンで行われるというスケジュールになっておりました。 ところで今回一緒に行ったメンバーの中のSさんはオハイオに赴任して数ヶ月、奥さんは4月に日本から見えるという方です。 Sさんの住まいは一軒家ではなく、アパートです。駐在社員の住まいは、私が赴任した頃は家を買う人も結構いたのですが、その後会社から家はレンタルにする事という方針が出され、今は私のような例を除き、みんなレンタルで家かアパートを借りています。 Sさんのアパートはコロンバスには珍しく、いわゆる鉄筋コンクリートの日本流で言うと”マンション”という言い方をする住まいです。 私もこういう住まいの中を見たことがないので少し見せてもらいました。 ![]() 入り口はセキュリティーがかかっており、入ったところにはちょっとした部屋があってソファーに座って新聞を読みながら一服できるようになっています。 その横にはフィットネスの部屋もあります。フロアーの絨毯もフカフカで、日本のちょっとしたホテルよりいい感じです。 プールとかテニスコートはないようでした。 部屋は2ベッドルームで160u以上あり、部屋からの眺めも抜群です。 部屋は数種類のタイプがあり、広い部屋は270u以上あるそうですから、3ベッドか4ベッドルームと思われます。 駐車場は地下にあり、これもホテルの駐車場と同じような感じです。出入り口も全部セキュリティーがかかっていて、アメリカらしく安全はよく考慮されています。 私の今の家は娘の学校区の関係で決めたようなものですから、家が売れればこういうところに引っ越しをして、芝刈りとかあちこち故障する設備の修理を気にせず過ごしたいものです。 でも今アメリカは家を売るには最悪の時期なのです。引っ越しをするのは難しそうです。 |
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