08−12−25 メキシコ旅行−1
今年の冬休みは12月24日から1月4日までと例年になく長い休みになっています。冬は積極的に旅行に行くことは少ないのですが、今年はメキシコに行ってみる事にしました。
メキシコは仕事では何度も行った事がありますが、仕事で行くメキシコはホテルと会社の往復で、いろいろな文化に触れたりいわゆる名所旧跡を訪れる事はありません。

アメリカの西部史を少しでも読むとメキシコとの深い関係が即浮かび上がってきます。テキサス、アリゾナ、ニューメキシコ、それにカルフォルニアというアメリカの中でも有数の西部の州は歴史をちょっとたぐれば全てメキシコの領土であり、これをアメリカが「奪った」、というのが正しい言い方です。

仕事で訪れるメキシコで出会う人たちは白人から昔からここに住む人たち(インディオ)の人種との混血の、実に様々な顔をした人たちです。これも我々日本人から見ると興味が尽きない点です。

そんな訳でメキシコ旅行は1年ほど前から計画の中にありましたが、今回やっと実現をしました。
25日の早朝4時起床、5時に家を出てコロンバス空港に向かいます。12月25日、そうです、クリスマスです。クリスマスの早朝というのはアメリカでは1年で一番静かな時です。クリスマスというのはクリスチャンの社会では教会に行くだけで後は家で静かに過ごす日です。

空港に着いてチェックイン、今回はコンチネンタル航空でヒューストン経由、メキシコシティーまでです。
カウンターには誰もいません。客も私とカミさんの2人だけ。

まあいいか〜、という事で自分で画面に向かってチェックインをしていると奥から1人の係員が出てきました。のんびりしたものです。
飛行機は予定通り出発してヒューストンに到着。

ヒューストンからメキシコシティーのフライトになるとさすが、乗っている人が違います。
機内放送もスペイン語と英語です。隣は40才くらいの痩せたお行儀いいアメリカ人で助かりました。

でも後ろの席に日本人の親子3人連れがいて、その子供が私のシートの背中をドンドン蹴るのには参りましたけど。

着陸寸前の空から見るメキシコシティーはすごい大都会です。実を言うと私にとってメキシコシティーは私にとって2回目で1回目は6〜7年前に仕事で来た事があるのです。
空港での入国手続きは非常に友好的で、アメリカのように入国する有色人種を犯罪者扱いをするような態度はありません。

私達の後ろに30才くらいの日本人女性がいたのですが、話しかけてみるとワシントンDCから来たとのこと。どうも政府関係か、企業からの短期研修でアメリカに来ている人のようでした。今年の4月に来て年明けの3月には帰国するので、できるだけあちこち回っておくのだと言っていました。隣のアメリカ人との雑談で聞いた英語は相当なレベルと見受けました。
通関を通って空港ロビーに出ます。外国に来て最初にやることの一つに両替があります。ATMで1700ペソ(なんか中途半端な金額だなー)を引き出します。1700ペソとは約140ドルで、12000円くらいの感じです。
ロビーの外に出てタクシーを拾います。
行き先はホテルNIKKO、値段を聞くと175ペソとの事。ン?随分安いなー。(ホテルまで20kmくらい、1200円です)

運ちゃんのイメージは”これぞメキシコ人!”って感じの人で、お〜、俺達もメキシコに着いたなーと私は単純に感激したりするのでありました。

20分ほどでホテルに到着です。時間は午後3時ちょっと過ぎ、いつの旅もどこへ行ってもホテルに着くととにかくほっとするものです。

なかなか立派なホテルで、4階までのまでの吹き抜けのロビーはまるで美術館のようです。
チェックインを済ませ、18Fの部屋まで荷物を運んでもらい部屋に入って、全て終了です。

今朝は4時に起きて家を5時に出たので、少し眠いし疲れています。
シャワーを浴びようと思ったのですが、何だか少し寒い感じです。

メキシコシティーは海抜が2000m以上あり、北回帰線よりも南にあるにもかかわらず、気温はそれ程上がらないのです。

部屋の暖房を入れたのですが、エアーのダクトから暖かい空気は出てきません。それにファンから少しノイズが聞こえます。フロントに電話をすると直ぐに修理マンがやってきてノイズは直してくれましたが、このホテルではヒーティングのサービスがないとの事。

フロントの女性が、「それではヒーターをお持ちします。」、と言ってくれしばらくするとポータブルのセラミックヒーターを持ってきてくれました。
メキシコにしては(失礼!)全ての対応が非常に素早い。そんな訳でこのホテルの初印象はAAA+になりました。

さーて今日からこのホテルに4泊、3日間のメキシコ観光です。
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