08−10−12 秋のナイアガラ |
前の計画では先週はNYにブラリ旅に行く予定でしたが、日本出張で戻ってきたのが10月4日の土曜日、月曜日の休みも取れなくなったので、残念ながらキャンセル。バタバタと毎日を過ごしておりましたが、この最高の季節の秋にどこにも行かないのは惜しい. |
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一路ナイアガラへ 出発は朝の7時、家を出てから30分くらいして一直線の道路になったところで、カミさんに作ってもらったオニギリを食べます。 お茶も飲みます。その後熱いコーヒーも飲みます。お菓子も食べます。 CDは6枚とも日本の曲を入れ、これを聞きます。 そして外を見ると見事な紅葉が続いています。 実にのんびりした車の旅です。でも車は時速120kmで走っています。 イエ、勝手に走ってくれている訳ではありません。私が運転をしています。 |
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ナイアガラオンザレイク 今日は滝を通り越してナイアガラオンザレイクという街に行きます。 ここは滝から25分くらい北に行ったところで、ナイアガラの滝は1982年以来、10回以上は来ていると思いますがここは14年ぶり2回目です。 この街はお墓で有名な街ではありません。たまたま駐車したところが教会の裏で、きれいなお墓が目に入ったので写真を撮っただけです。 |
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日本人の団体さん ナイアガラオンザレイクという街は完全な観光地で、きれいに整備されています。 教会の裏に駐車をしてメインストリートに出たら、まさかここにはいないだろうと思っていた日本人の団体さんです。 何と2組も見掛けましたが、ナゼか両方とも年配の女性中心のグループです。 何でお父さんは来ないのだろう。皆さんの年令から察するにお父さんは現役ではなく、時間がないという訳でもなさそうな感じがするのですが、、、。 |
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街並み(その1) IRISH TEA ROOM と書いてあります。 私が住んでいるのは正確にはコロンバスではなく、オハイオ州ダブリン市です。 つまりアイルランドからの移民が住み着いて発展した街です。 ですからアイルランドに関係のあるものがあると、つい目がそちらに向いてしまいます。 カナダもかつてはイギリスとフランスの植民地で、オンタリオはイギリスの香りが残っています。 |
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街並み(その2) こういう街並みが1km以上続いています。なかなか洒落た感じです。 観光客でかなりごった替えしており、いろんな国の言葉が聞こえてきます。 東洋人の姿も結構見掛けます。中国人と韓国人が半々くらいの感じです。 これらの東洋人はみんな結構若い人が多いのですが、日本人の若い人は滝の付近も含めて、全く見掛けませんでした。 先程の団体さんは、みんな殆どお婆さんに近い人ばっかり。日本人の若者はどこへ行ったのだろう。 若い人は旅行をしなくなったという話しを聞きましたが、何となく実感です。 最高のお天気で、10月のこの季節にしては結構気温が高く、20℃以上は軽くあった感じでした。 |
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街並み(その3) 紅葉が始まった黄色とか赤の葉っぱ、それに緑が混じる木々。通りには赤や黄色の花が植えられた花壇。 実にきれいな街並みで、今が最高の季節のように思われました。 土産物屋に入ってみましたが、めぼしい物はなく、インディアンの木彫りとか、例のメイプルシロップくらいが目についただけでした。 |
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ハロウイーン 街のとおりにスーパーマーケットがあったのでちょっと入ってみました。 アメリカのあのでっかいスーパーではなく、日本の小さめのスーパーと同じサイズでした。 カミさんに言わせると、オハイオよりちょっと高めの感じ、という事でした。 スーパーの出口ではごらんのようなハロウイーンのカボチャが早くも売られておりました。オハイオでもそろそろ準備が始まっていますが、まだ本格的ではありません。 |
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街並み(その4) 観光ガイドに必ず載っている時計台です。 日本の観光地のように観光バスでどっと押し寄せるというのはアメリカ・カナダの観光地ではあまり見掛けません。 殆どが個人旅行です。ですからみんな車で来ます。ナイアガラオンザレイクの賑やかなところはそれ程広くはありません。 私達はこの日は家を朝の7時に出て、600kmを運転して午後2時前にはここに着いている訳ですから、アメリカ・カナダの車の旅は便利なものです。 |
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ワインショップ ナイアガラオンザレイクは何が有名かというとワイン、これで有名なところなのです。ワイン以外は特に何もない、とも言えます。 ワインの中でも特にここはアイスワインで有名です。 アイスワインとはブドウを凍らせてこれで作るワインの事で、甘いワインです。 ガブ飲み用のワインではありません。念のため。 このお店はカナダワインだけではなく、世界中のワインが売られておりました。ですから米ワイン、つまり日本酒もありました。 |
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プリンス・オブ・ウエールズ・ホテル このホテルも観光ガイドには必ず出てきます。 ホテルの前には馬車がいて、これに観光客を乗せてパカパカと街の中を廻ります。 ナイアガラオンザレイクの街にもこのようなトラディショナルな外観のホテルとかB&Bが一杯あります。滝の近くより、こちらに泊まる事を勧めている観光本もあります。 確かにこういうところでゆったりと宿泊して、ボケーッとするのも悪くははなさそうです。 |
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結婚式(その1) オンタリオ湖畔を見てナイアガラフォールズに戻ろうとしたところ、湖畔で結婚式をやっておりましたので車を降りてしばし見学です。 お堂の中で新郎新婦が牧師さんから説教を受けている最中で、お堂の周りには友人、親族以外に観光客が群がっておりました。 ピンクの服を着た東洋人の7〜8才の女の子2人が、ジッと花嫁を見ていたのが印象的でした。 |
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結婚式(その2) やがて式は終わり、新郎新婦はリムジンに乗ってどこかへ行ってしまいました。 どこへ行ったのかって?それは披露宴の会場(どこかのホテルかな)に行ったのです。 残った親戚・友人は湖畔でしばし歓談。でもノースリーブの女性達は何だか寒そう。 しばらくすると男性達の上着を借りてはおっておりました。 披露宴は夕方から夜中まで、ひょっとしたら明け方までの飲めや踊れやの大パーティーというのが普通です。 |
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ワイナリー(その1) ナイアガラオンザレイクにはたくさんのワイナリー(ワインの醸造所)があります。 せっかくですから一つだけ立ち寄ってみました。 敷地は広大で、建物の中では試飲、その他醸造所とか蔵の見学、ワインの販売、レストラン等があります。 私も自分用とお土産用にワインを4本ほど購入しました。 |
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ワイナリー(その2) ブドウ畑の方に行ってみるとワインを飲んで完璧に酔っぱらっている若い女の子が、畑の横に置いてあったワイン樽の上に乗って、写真を撮っていました。 ブドウの木には既にたくさんの実がぶら下がっており、一粒口に入れてみたところ、甘くておいしい味がしました。 アイスワインは、木にぶらさがったままの実が秋から冬に自然に凍ったものを用いて作るそうです。 |
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今夜の寝床 宿泊したホテルはマリオット。19Fのまあまあの部屋です。 部屋のレートは300ドルです、と言ってもカナダはやたら税金が高く、これに駐車料とかがついて、結局は350ドル以上になってしまいます。 このホテルにも日本人の団体さんが泊まっていました。やはり年配のオジサン、オバサン軍団でした。しかし皆さん、本当にお元気です。 |
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ホテルの部屋の窓から 今回はフォールズビュー(滝の見える側)の部屋で、眼下には滝が見え、テーブルロックには観光客が群がっているのも手に取るように見えます。 駐車場には車がびっしりとと並んでいます。 95年の3月にここに来たとき、テーブルロックハウスに一番近いところに車を置いて、そこからハウスまで50mくらいを走りました。 頭の上からは凍った水滴が大量に降ってくるし、気温はマイナス15℃以下になってるし、大げさではなく、死に物狂いで走りました。 |
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四酌とっくり 夕食はナイアガラフォールズに二軒あるうちの一つの日本食レストランYに行ってみました。 そこで日本酒を頼んだら、出てきたとっくりがこれです。 私もいろいろなレストランに行った事がありますが、ここまで小さなとっくりでお酒を出されたのは初めてです。 中身はおちょこに三杯ないのです。これで公称一合ですからオイ、オイ、オイという感じです。 五酌もないと思います。とっくりには経験豊富な私が言うのですから間違いありません!! |
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カジノ ホテルの通りは昔に比べて非常に賑やかになっており、今はここにカジノがあります。 ホテルに帰って寝るにはまだ早いので、ちょっと寄ってみました。 中はラスベガスの賭場と全く同じです。入り口には18才以下の未成年が入らないようにチェックをしていますが、殆どフリーパスです。 最初から勝つつもりはない、お遊びでスロットマシンをやってみましたが、1時間ほどで予算を消化。ホテルに帰りました。 |
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ライトアップされた滝 これをこの位置から見るのは初めてです。時々色を変えたライトアップは見事です。 滝の向う側の灯りはアメリカ側のナイアガラフォールズ、つまりNY州です。 テーブルロックハウスの付近を双眼鏡でみると、この時間(22時)でも何人かの人がいるのが見えました。 持参したウイスキーをチビチビ舐めながら見るナイアガラの滝は最高であります。 |
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日の出と滝 部屋の窓の方角は真東で、はるか彼方の地平線から昇る太陽がよく見えました。 滝は御来光の下で轟々と流れ落ちており、素晴らしい眺めです。 雲のように見えるのは滝の飛沫です。 やはりナイアガラのホテルは、無理してでも滝側ほ部屋に泊まるべきだと思いました。 |
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ミノルタタワーとホテル群 家族と最初に来たのは97年6月。その時はこのミノルタタワーの展望台にあるレストランで夕食を食べました。 当時ミノルタタワーの周辺にはホテルは1つか2つしかありませんでしたが、今ではタワーが隠れてしまう程に大きなホテルが林立しています。 今回泊まったマリオットもありませんでした。 ナイアガラはかなり観光地化が進んでしまった感じで、ちょっと複雑な気分です。 |
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この風景は以前と変わっていません 26年前の1982年6月、私はトロントに2月間の長期出張をしました。そして休日を利用してナイアガラに来ました。 滝の大きさにびっくりし、街のきれいなことに驚きました。 ナイアガラは有名な観光地ではありましたが、それ程人でごった返すという事もなく、わりとのんびりしていました。 その時に買ったお土産がまだ手元にあります。 |
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レインボーブリッジ方向 レインボーブリッジを通ってアメリカからカナダに入ったのは1回しかありません。 レインボーブリッジはいつも長蛇の列で入国審査に時間がかかるからです。 日曜日の朝9時半ですとまだ観光客は少ないのですが、10時を過ぎる頃から急に増えてきます。 「この豊かな水のあるところにアメリカはダムを作り、カナダは公園を作った、でもカジノは両方にある。」、というのを何かで読んだ事があります。、 |
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滝 10時半頃のテーブルロックハウス横の展望台です。ここで飛沫を浴びながら滝を見るというのが、ナイアガラ観光の基本であります。 この日は風向きの関係か、特に飛沫が多く、少しいるだけでびっしょりと濡れてしまう程でした。 滝の流れによって滝の位置が1年間に1m近く後退しているという事で、私が初めて来た1982年頃に比べると25mくらい後退している事になります。 しかしいつ見てもスゴイ迫力だなー、、、。 |
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お土産屋 ぼ〜く、国会議員や〜めた〜、、、というので有名なタレントの経営するギフトショップです。 店の中にはお客が殆どいないのに店員がやたらと多くいます。さて?と思っていたら、 「は〜い皆様、じゃ、ここでお買い物をしていただきま〜す。20分後に集合して下さ〜い。」 我が祖国から来た、団体さんがドッと入ってきました。そうです、店員さん達は、この20分のために体力・気力を温存。団体さんに向かって全員一気に勝負に出るのであります。 |
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さあ帰りです 帰りは往きとは違うコースです。エリー湖に沿って西にどんどん進みます。 カナダのフリーウエーではみんなアメリカよりうんとスピードを出して走っています。 130〜135km/hでオートクルーズを入れたままで走ることができます。 それとカナダはミニバンとかトラックがアメリカより少ない感じです。 快適なドライブが続きます。 |
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アメリカ入国 カナダのウインザーからデトロイトに架かる橋です。これを越えるとアメリカの入国審査を受けます。 「何日間カナダに行ってましたか?」 「荷物は何を持っていますか?」 質問はこれだけでした。その後入国税を4ドル払っておしまいです。 この橋の北側数キロには、海底トンネルをくぐってアメリカに入国するルートもあります。 |
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土曜日の朝7時に家を出て、帰ってきたのが日曜日の夜の7時。ちょうど36時間の旅でした。 |
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