08−08−10 帰ってきてからの1週間
今回はビザの更新手続きもあったので、カミさんと一緒に日本に行きましたがが、家を3週間弱空けるというのは事前にいろいろとやっておく事があります。

先ず郵便物の配達をストップしなくてはなりません。これは簡単なフォームに書いてポストに入れておくと、指定した期間は郵便の配達はされません。再開時はスットップの期間の郵便物をまとめて配達してもらうか、自分で取りに行くかも指定できます。

次に新聞の配達のストップです。新聞は日本の新聞をとっているので、これの配送会社に連絡をします。新聞は郵便と違って結構いい加減で、ストップの依頼をやっても配達されたりしますので要注意です。

その次は自宅に配られる広告の処分です。広告はスーパーのビニール袋のような袋に入ってガレージの前に投げられてあったり、郵便ポストに引っ掛けられています。これらが放置されているというのは、住人が留守である事を公表している事になり、非常に危険です。
広告の処分はお隣さんに見つけ次第処分するようにお願いをしておきます。

夏の間は芝刈りを最低1週間に1回は行いますが、これも芝生を伸び放題にする事はできません。対応は今回は業者に芝刈りを頼みました。1回25ドルと言う格安の業者を会社の通訳のMTさんを通じて1週間ごとに刈ってもらうようにお願いをしておきました。

それと各種支払いを確実に済ませておきます。住宅ローン・ガス・水道・電気・電話・クレジットカードその他の支払いで、請求書が来ているものは確実に支払っておかないと未払いになって面倒な事になってしまいます。
最後に会社の親しい日本人駐在社員に何かの機会があったら家に寄ってもらい、異常がないか確かめてもらうように依頼をしておきます。

以上でOKなのですが、出発の日にやっておく事がもうひとつあります。それは室内照明のタイマーセットです。
これは夜になるとタイマーで室内照明が点灯するようにしておき、家が留守である事を外部からわからないようにするためです。
これで全て完了です。結構面倒です。
今週の木曜日、私が担当している部門のSさんという女性社員が退職する事になりました。Sさんは勤続23年で仕事は庶務担当でした。私もこの12年間、数え切れないほどお世話になりました。
その送別会が食堂で行われるという事で私も行ってみました。送別会は簡単に行う場合は、食堂を使って本人にプレゼントを贈り、そしてみんなで飲み物とケーキを食べるという方法をとります。

私も口の中でジャリッとくる砂糖の塊みたいなケーキを食べながら、Sさんにお礼を言って別れました。ここでちょっとアレっと思った事の一つに、この送別会にSさんの旦那さんまで出席していた事で、横に付き添って愛嬌を振りまいていました。これがオハイオ式なのかなー、と思いました。

金曜日の午後、取引先と今まで半年以上ゴタゴタもめていた件がやっと決着が着きました。会議の後最近ちょっと御無沙汰している事務所に行くと、事務所の入り口に1m立方くらいの大きな段ボールの箱が置いてあって中に何かの包みが幾つか入っています。

これはYさんの話しによるとこの課からイラクに予備役招集で出征しているTHさんからの要望でみんなが家にある不要品を寄付するために設置された箱だそうです。
THさんは1年くらい前にイラクに行ったのですが、部隊の駐屯地付近の住民が貧しい生活をしているというので、これらの人に何かをしてあげたいという事で自分のいた職場にこのようなお願いをしてきたという事のようです。

THさんは2年ほど前に自宅が火事になり、殆どの物を無くしたという災難に遭っているオハイオ人で、少しでも自宅の再建に役立ててもらおうとみんなでドネーションをしました。
今度はTHさんは戦争に行った先のイラク人のためにドネーションを集めているのでした。
今日は日曜日だったのですが、日帰りでカナダのトロント出張でした。
出発は朝の6時45分、8時にトロント空港に着き、帰りは4時半トロント空港発で、コロンバス到着が6時というスケジュールです。

飛行機はチャーター便を使うことができたので、余計な待ち時間とかがなくてラッキーでした。
チャーター便の場合は出発の15分前に行けばいいし、カナダに着いたときの入国手続きも殆どなしか非常に簡単に済みます。

そして飛行機を降りて1分のところに予め頼んであるレンタカーが置いてあるという便利さです。
飛行機はセスナのサイテーション2という8人乗りのリアエンジンのビジネスジェットで、非常にポピュラーな機体です。

離陸後高度31000フィートを450ノットで飛行、1時間ちょっとでトロント空港に着きました。
この日はトロント到着後の入国審査が全くありませんでした。
何だか密入国の感じがしないでもありませんが、アメリカとカナダはこんなもんなのですかねー。

でもカナダに入ると道路の速度表示はkmだし、気温も摂氏だし、やはり国が違うことを思い知らされます。

その後トロントのホテルでの会議が終わって今朝到着したチャーター便専用の建物に行くとパイロット2名が待っていて、じゃ行きますか、という感じでそのまま飛行機に乗り込んで離陸です。

帰りはトロントからコロンバスにダイレクトに行きません。途中でエリーというところにある小さな空港に着陸し、アメリカ入国手続きを受けなくてはならないのです。

着陸すると、入国審査官が待っていて事務所に連れて行かれ、指紋と顔写真を撮影されました。
今までは審査官が来て、パスポートを見るだけでしたが、どうもシステムが変わったようです。

この日のチャーター便の利用者は日本人3人とオハイオ人2名なので、日本人のAさんとKさんそれに私の3人はしっかりと指紋と顔写真を撮られました。
一方の同じ会社のオハイオ人2名とオハイオ人のパイロット2名はパスポートを見せるだけでした。

外を見ると小雨が降ってきましたので、パイロットが入国審査官に、「傘ない?みんな濡れちゃう。」、と聞いてくれましたが、ないとの事で、仕方なく飛行機まで小走りでした。(と言っても事務所から30mくらいですから大した事はありません)機長も副操縦士(女性でした)も感じのいい連中でした。
その後家に着いたのは7時前、シャワーを浴びて夕食の準備です。
そう言えば、一緒にトロントに行ったAさん、彼も奥さんと子どもは日本に帰っておりオハチョンらしい。今頃同じように夕食の支度中かな?ま、私の場合は夕食の準備とは酒の肴の準備ですから、Aさんとはちょっと違うかも。

ところで1ヶ月ほど前に注文してあった、「おつまみ横町:すぐにおいしい酒の肴185」、という本が出社したら届いていたのですがこの本、とにかく手軽に誰でも作れる酒の肴について書かれている本という事で直ちに注文をしたのです。

中身はそれこそ数分で作れる「ちくわキュウリ」、から、ちょっと手間の掛かりそうな「豚にらキムチいため」、まで綺麗な写真入りで、造り方が簡潔に紹介されております。

酒の肴と言っても、ビールに合う物なのか、日本酒なのか、焼酎なのか、ウイスキーなのか、ワインなのか、テキーラなのか、ドブロクなのかそれぞれの相性があります。

「いかダイコン」は日本酒には合うけどウイスキーには合わないナー、でも日本酒と言っても吟醸の冷と燗酒では違うよなー、、、「野菜の素揚げ」なんかは何でも合いそうだなー、とか料理の写真を見ながらあれこれ考えるだけでも楽しい本です。

この本、料理研究家でかつ、お酒が大好きな瀬尾幸子先生によって書かれておりますので、中身は間違いはないかと思います。(先生のお写真を拝見しますと、失礼ながら飲兵衛という感じでした。)

しかしこういうものはやはり作ってみて実際に口に入れない事には話しになりません。カミさんにリクエストして作ってもらうかな?でも自分でやれば、と言われるだろうな、、、、という訳でこれからこの本を片手に、酒の肴作りに挑戦をしてみようと考えています。乞うご期待。。
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