アメリカに住み、アメリカで仕事をするにはアメリカ政府の発行するビザを取得する必要があります。ビザにはいろいろな種類があって、それぞれいろいろな条件がついていて、結構複雑です。
私のビザは最初はL1というビザで3年目、5年目で更新して7年間、その後E2というビザに切り替えてこれは5年ごとに更新が必要で、この7月がその時期に当たります。
以前はビザの更新は本人はアメリカに滞在したままで行う事ができましたが、911以降やり方が変わり、今は更新の都度自分の国に戻ってそこのアメリカ大使館に出頭して簡単な面接が必要になりました。
もちろんそれまでにいろいろな書類を作成する必要があり、これらは社内の法務部の担当者とコンタクトを取りながら進め、最後に在日アメリカ大使館のWEBで面接の予約を入れて完了という手順になります。
私の場合は5月の初旬から作業を始めて、大使館の面接完了が6月の末に終わりました。書類は予め法務部から日本の担当部署に送られて、最終的な作成が行われ、これを持って大使館に行く訳です。
面接の予約は7月17日の08:30、日本へは7月16日の夕方に着くというスケジュールを組みました。

書類は本社に行って受け取るか、宿泊するホテルにも郵送してくれるというので、私はこれをお願いしました。ビザ取得の面接は配偶者も必要で、同時にカミさんも日本に行く事になりました。
今回の日本行きのスケジュールはビザの更新、業務、それに帰国休暇を組み合わせて約3週間としました。
15日の朝のフライトでカミさんとコロンバスからシカゴに向かいます。
飛行機が09:00頃に無事シカゴに到着、5番ターミナルの方を機内から見ます。
普通は搭乗するJALの赤い垂直尾翼が見えるのですが、今日は見えません。
ちょっと嫌な予感です。飛行機は3番ターミナルに到着、モノレールに乗って5番ターミナルで成田までのチェックインを行います。
「申し訳ありません。9時30分に成田から到着予定の便が遅れており、まだシカゴに着いておりません。出発は予定より大幅に遅れる事になります。」
やはり思ったとおりでした。やがて出発は2時になるという連絡があり、つまり2時間遅れになる事がわかりました。
結局成田に着いたのは約1時間遅れで、翌日7月16日の午後4時頃でした。飛行機はビジネス席が60%くらいの客で、これはちょっと意外でした。(シカゴ/成田間はいつも満席に近い)
書類はホテルに郵送されており、チェックインの時に渡されました。 |