オハイオに来て１２回目の冬休暇、旅行も何もしないで家で過ごすというのは数えるほどしかありません。日中の天気は悪くないのですが最高温度が２〜３℃、最低温度がー５〜６℃という状態では外に出る気はしません。

ところで今年の大晦日は何十年ぶりかにオリオンビールを飲んだ以外に、何十年ぶりかにやった事があります。
それはＮＨＫの紅白歌合戦を殆ど全部をテレビで見た事です。私はテレビはニュース以外はあまり見ないのですが、休みで緊張がなくなっていたせいかも知れません。

歌手とか詩は３分の１くらいしか知りませんが、制作者がいろいろと知恵を絞って作った番組だなーというのは大いに感じました。

この番組の視聴率は昔は７０％くらい、最近でも３０％〜４０％と聞いていますから、ひょっとしたら日本人の何千万人もの人がこれを見ていると思うと、ちょっと信じられない気分です。

アメリカでこの番組を見ている時は、実はもう日本は元日の朝になっており、あちこちに電話をして挨拶をしようかなー、といつも思うのですが、結局はしません。日本は既に年が変わっていても、こちらはまだ大晦日ですから「新年おめでとうございます。」、と言うにはやはり違和感を感じるからです。

大晦日は液体燃料を注入しながら１年を反省し、やがて虚ろな気分になって１年を忘れて年を越すという、ここ何十年続けてきたパターンはオハイオでも確実に実行されているのであります。

明けて２００８年、天気が良ければオハイオの大地から昇る御来光を拝みに行こうかと思ったのですが、全くの曇り空、今にも雪が降り出しそうな状態なので、諦めました。オハイオの御来光は７〜８年前に車をすっ飛ばして凍てついたトウモロコシ畑のど真ん中で拝んだ事があります。

御来光はともかく、元日は殆ど日本と同じようなおせち料理と雑煮を頂きます。おせち料理はカミさんが３０日の昼頃から作り出して、大晦日の昼頃には作り終えます。カミさんは重箱に何回も詰め替えできるくらいたくさん作ってくれます。

おせち料理は田舎風で、カミさんは私の母親が作るのと大体同じような内容なので、私は同じものを５０年以上お正月には頂いている事になります。

材料はオハイオで手に入る範囲ですが、一部今回は私が日本から持ってきたものが使われています。昆布巻きの昆布とか、たつくりとかです。

このような物は私はどこで買えばいいのかもわかりませんので、カミさんが予め妹とか娘達に買わせておき、それを私が受け取って運び屋・抜け荷をするというパターンです。

少量であっても、このようなうな食べ物をスーツケースに入れてシカゴでアメリカに入国するのは、ちょっと気になります。
でも私は今まで入国時に荷物検査を受けた事は一回はなく、没収された事はありません。

いずれにせよ、私はオハイオのお正月もおせち料理で液体燃料を相当量頂く事になりまが、一応一杯目は本格的な杯で頂きます。
父親が生前時に正月に一杯やる時父親は必ず、「日清戦争従軍記念、歩兵ＸＸ連隊」、と書かれた酒杯を出してきて、これで頂いたものです。酒杯は私の曾祖父が日清戦争でもらったものです。

そんな訳で今年の新年も無事迎える事ができました。さーて、今年の目標は何にするか、、、、やはり健康管理しかないですね。具体的にはフィットネス通いの継続、休肝日を守ること、ストレスを溜めない、この３つですかねー。
とにかく、今年も元気でいきたいと思っています。