07−10−17 時代の流れ
昨日は仕事が終わったあとフィットネスに行ってきました。夕方というか夜の7時を過ぎると広いジムには7〜8人程度の人しかいなくなります。5km程ランニングマシンで走った後に腹筋をやっていると何とISさんの姿を見つけました。
日本人駐在社員をジムで見掛けるのは非常に稀なので、私は早速声を掛けました。

ISさんは日本からブラジルの工場に転勤して、今年になってそのブラジルからオハイオに転勤してきた人です。ブラジルにいた8年間、そしてオハイオに来ても単身赴任だそうで、健康管理はかなり気を付けてみえるようでした。ブラジルの工場には私も随分前に行った事がありますがサンパウロから北に車で2時間ほど行ったある市の郊外にあります。

「ここ(コロンバス)は日本食が簡単に手に入りますからねー。日本食は塩分がどうしても摂り過ぎになりますよねー、、、、。」、と話題はお互いの健康についてです。
ブラジルは治安も悪く、そして生活面はアメリカのように便利と言うわけではありません。先ず生活する事自体がものすごく大変なところの一つだと思います。

ISさんは年齢的にも私とあまり変わりはないと思うのですが、このままいけば恐らく10年以上の外地単身生活になるわけで、これはやはり大変な事だと思います。
仕事だと言ってしまえばそれまでですが、お互いに健康だけは注意して毎日を生活したいですね。
私は夜寝るときにベッドの横に置いたラジオでNHKの海外放送を聞きながら寝ます。放送は夜の10時から1時までの3時間、短波で中米向け放送ですが非常に良く聞こえます。番組はNHK第2放送で夜ベッドに横になって本を読みながら聞くには丁度いい内容です。

この日本語放送は朝も聞く事ができます。時間は朝の9時から11時で、これは北米向け放送となっております。
残念ながら私は時間の都合で普段の日は聞くことができません。私が聞く事のできるのは土日などの休みの日のみです。

先週の日曜日に久し振りに朝の北米向け放送を聞いたところ、何も聞こえません。おかしいなーと思ってカミさんに尋ねたところ、最近朝の放送が聞こえないとの事。
そうそう、そう言えば9月頃に聞いていた時に、10月からはこの周波数の放送は中止になるとかアナウンスしていたのを思い出しました。「この周波数での放送は中止。」、というのは周波数が変わるという事だと思いました。でもどの周波数に変わったのかわかりません。

そこでNHKの海外放送のWEBサイトで調べようとしたのですが北米・ハワイ・欧州方面の日本語放送の周波数が案内されていません。何かの間違いじゃないかと思い、WEBにあった問合せ先にメールを出しておいたところ返事がきました。
「北米、ハワイ、欧州向けの日本語の海外短波放送は中止する事になりました。」エ〜ッ、うっそ〜、という感じです。
オハイオに駐在になって11年と4ヶ月、NHKの海外放送は毎日ではありませんがずっと聞いてきたのに中止になるとは!
元ラジオ少年の私は短波放送は中学生の頃から、正確には小学生の6年生の頃から聞いていました。今から15年くらい前までは外国から日本向けの日本語放送がいろいろとありました。いろんな国から日本に向けて日本語による放送がありました。

日本近隣諸国(時に西方にある汚染・汚職だらけの国)の放送は政治色が強く、というよりも殆ど宣撫工作放送で面白くも何ともありませんでしたが、それ以外の国の放送はまあまあ聞いていて面白いと思っていました。

ラジオのいい点は何か他の事をしながらでも聞ける事で、テレビやインターネットのように画面の前に釘付けにされる事がありません。

ちょっと片付けものをしながらでも、PCでメールを書きながらでも、一杯飲みながらでも、居眠りをしながらでも、音声情報ですから全く問題ありません。

今更ラジオなんて、と言う人がいますがこの特徴は何物にも代えがたい素晴らしい長所であると思っています。
NHKからの返事のメールには次のように書かれていました。

・国際社会の日本に対する一層の理解が求められている。
・効率性より、国際放送はラジオからテレビに移行していく。これは世界の流れである。
・短波放送の設備が老朽化、更新に莫大な費用が必要だがNHKは現在財政難でこれの予算手当ができない。

こういう理由を並べられると、仕方ないとしか言えなくなってしまうのですが、私としましては寂しい限りです。
NHKからのメールに対して、ラジオの「ながら族」ができるという最大の特徴を忘れないで欲しい旨のメールを再度出しておきました。

インターネットでリアルタイムで情報が世界中に発信される、新聞は半日遅れで配達される、衛星中継でテレビは見れる、このような中で短波のラジオ放送というのは縮小の方向は間違いはないのでしょうが、懐かしいものがまた一つなくなりつつあるのを感じます。

(追記:北米・ハワイ・欧州方面の日本語放送は中止とありましたが、それ以外は今のところ変更はなく中米向け、南米向けの日本語放送は継続されていますのでまだよく聞こえます。)
気になるジョーク(その2)

各国の首脳が集まってどうすれば日本を怒らせる事ができるか話し合った。

中国の政治家が言った。
「我が国の潜水艦は日本の領海を侵犯したが、日本は潜水艦を攻撃してこなかった。」

韓国の政治家が言った。
「我が国は竹島を占領したが、日本は攻撃してこない。」

ロシアの政治家が言った。
「我が国は長きにわたり北方の島を占領しているが日本は攻撃してこない。」

話を聞いていた北朝鮮の政治家が言った。
「そんなの簡単ですよ。我が国が核兵器を使いましょう。そうすればさすがの日本も怒るでしょう。」

そうするとアメリカの政治家が首を横に振りながらこう言った。
「ダメだね。それもうやったもん。」
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