06−07−18 忙しい中での出張
7月1日から9日までのこちらの夏休み、大西部の旅行から帰ってきて1週間、結構忙しい毎日です。理由の一つは、我々が休んでいる間は日本は休みではないし、他の国も休みのところはありません。
休んでいるのは北米の一部(販売系はまとまって休みはとりません)です。

という事は、私がワイオミングでバッファローのハンバーガーを食べている間も、グランドティートンの山を見てシェーンを回顧している間も、仕事はどんどん回っております。(この休日に出勤した人も多数います。)

で、10日の朝会社に行ってメールを見ると真っ赤か、サーバーがパンク状態。これの処理だけで2〜3日かかってしまう、という状況になってしまいます。いくつもの先送りした懸案もあります。
結局は連休明けの1週間はバタバタと過ぎてしまうのが、私のいつもの傾向です。

そんな中、オハイオ人のTさんから、「SHIN、来週のカナダでの会議、もう出張申請しましたか?早くやらないとチケットが取れませんよ。」、と言われました。
アリャー、やっぱりオレ、行かなくっちゃ、ダメ?
「Tさん、オレ今他の件で立て込んでいるので、カナダ行きはキャンセルしようと思っているのですが。」
「エー!SHIN、行かないの?」

そんな会話があった翌日、メールを見るとTさんの秘書が私の出張計画を出しているではありませんか。
どうしようかナー、行きたいのは山々なんだけど、どうしても私が行かなければダメという会議でもないし、TさんとDさんだけで十分と思うのだけど。
日曜の夕方、上司のOさんに連絡。「明日からのカナダ出張、やっぱり行ってきます。」
「そうですか、わかりました。」
Oさんの電話の声がおかしい。聞いてみると自転車を漕いで、汗を流している最中でした。Oさんはゴルフより、テニスと自転車で運動不足をカバーしている人です。

昨日の17日の朝4時半に起床です。今回は別件でカナダに行く予定の者が他に2人いる事がわかり、合計5人になったのでコマーシャル(普通のエアーライン)ではなく、チャーター便で行くことになっておりました。
チャーター便は普通小型のビジネスジェットで非常に便利・快適です。実は私、このような小型機に乗るのが大好きなのです。

離陸は6時30分なので、6時15分に飛行場に行けばOKです。これもチャーター機の便利なところです。

飛行場までは車で20分、以前は7〜8分で行けるところの飛行場でしたが、今回はちょっと遠い方に変わっていました。
予定どおり離陸、1時間でトロントインターナショナルに到着です。

到着すると、入国審査官2名が待っており、パスポートを見せます。
「カナダには何日いるのですか?」、「2日間です。」
これで終わりです。

ここから車をすっ飛ばして、カナダの工場まで1時間。レンタカーも予め頼んでおくと、普通はチャーター機の会社の事務所の横まで持ってきてくれてあります。これも便利です。

工場について、早速会議室に案内され、会議を開始です。
午前中はLAから1人、カナダ2名、それにオハイオからの3名で会議。午後になってアラバマから1名が加わり、7名で延々とある懸案についての議論です。

日本人は私1名、この状態での会議というのは結構辛い。正直言って、殆どついて行けなくなる瞬間がしばしばです。しかも中身は技術的な事ではないので余計です。
はっきりしたのは、この件で今までいろいろと1年半以上やってきたのは、実質的なリーダー不在で何となくやってきていた、というのが分かった事でした。

夕方5時30分に終了。久し振りです、こんなに疲れたのは。
こうなると晩飯くらいは日本語ではなせる相手と食べたいと思うのは当然です。そこでここの駐在社員のIさんに声を掛けて夕食を一緒にする事にしました。
Iさんは2度目の駐在で、合計11年のカナダ生活になる人で、私よりはかなり若い人です。3週間前に連れてきていた子どもの進学の件で、奥さん共々日本に帰国し、単身生活を開始したばかりだと言っておりました。

行ったのは私の宿泊しているホテルの横にあった日本レストラン。(但し日本人の経営ではありません。)
イヤー、12時間ぶりの日本語での会話はやっぱりイイですね。
レストランの味はこの前のソルトレイクシティーのレストランのように、絶句寸前の味ではなく、まあまあでした。

ホテルに部屋に入ったのが10時、シャワーを浴びて久し振りに出張先でぐっすり寝ることができました。
やっとコロンバスに帰ってきました
翌日の18日、7時にTさんとロビーで待ち合わせ。
7時30分に会社に着いたので、日本に居た時に同じ職場だったNさんを尋ねてみました。

実はNさん日本では私の住んでいたマンションの1階下に住んでいた方です。(私が12階、彼が真下の11階)
Nさんもカナダ6年、やはり子どもの教育の事でいろいろとあるような事をおっしゃっていました。

8時から昨日の続きを同じメンバーで開始です。今日は結論をまとめて我々オハイオ組は2時のフライトで帰らなくてはなりません。
何とか11時頃には、今回の会議の結論をまとめて代表者が今週の金曜日にエライ人に報告と言うことで今回の会議を終えました。

トロントからは昨日同じパイロットによるフライトです。帰りはダイレクトでコロンバスではなく、アクロンという所に着陸して入国手続きをします。

着陸してエンジンを回したままでエプロンで待っていると係官がやってきて、アメリカ人はパスポートを見るだけ、私の場合はガイジンなのでパスポートにスタンプを押します。この間、飛行機から降りる必要もないので、これもラクチンです。

そんな訳でコロンバスには4時前に到着、家に着いたのは4時半でした。
2日間のカナダ出張、この忙しい中ちょっと痛かったのですが、まあ懸案の中身もどうなっているのかよく分かったし、方向性も見えたし、、、よしとするか。

さて、明日から今度は日本に行くための準備があります、、、、。
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