06−01−28 一時帰国(1)
24日のフライトで25日の夕方には日本。フライトは乗り継ぎも順調で、予定どおりに無事成田に到着しました。
シカゴからの機内では通路を挟んで右後の席に同じ会社のオハイオ人2名がいたのにはびっくり。
名前は知りませんが、時々見掛けるオハイオ人で、約2週間の日本出張だと言っておりました。

26日、27日と会社の仕事を済ませなくてはならなかったので池袋に宿泊。今日の土曜日からが来週一杯が一時帰国としての休みなので非常にリラックスです。
午前中はデパートに行ったり、午後は秋葉原に行って、ブラブラしたりで天気も良く非常に気持ちのいい1日でした。

ホテルは非常に便利なところで、交通の便良し、食べたり飲んだりするところ無数、大きなデパートが4つ、その他全てのところが歩いて10分以内にあります。
一旦ホテルに帰ってひと休みして、本屋に行くために再度外出をした時、何だか理解に苦しむ工事現場を見掛けました。
工事は山手線の下をくぐる人と自転車が通るトンネル通路の補強のようです。通路は道路の両側にあり、片方ずつ行うので、一方の通路を人と自転車が利用しなくてはならない状態になっておりました。

つまり工事中で閉鎖されている方のトンネル利用者は、工事中ではない方のトンネルを利用しなくてはならないので信号を渡っる必要があるのです。

日本の公共工事の場合、工事現場には工事の請負業者名、期間、発注先などを書いた看板が立ててあるのが普通です。これによると工事は3週間となっていました。
ウーン、長さ40mくらいのトンネルの補修工事が3週間か、、、、、、。

実は不思議に思ったのはこれだけの工事に工事作業員ではない歩行者誘導、自転車誘導のための警備員が8名もいるのです。何をやっているのか、しばらく観察をしてみました。土曜日の午後で、通行者は1分間に5−6人、自転車も3−4台と言ったところでしょうか。

・「工事でご迷惑をお掛けしております。」、と言いながらペコペコ礼をして、右手で歩く方向を指さしているだけの人。ここはトンネル以外に歩くところはないから、何の意味もない。

・トンネルなので、入り口と出口は少し勾配になっている。このため自転車の人は少し気を付けなくてはいけないので、その補助を行おうとするが、10人中8人は自転車に触られるのを拒否する。
で、やはりペコペコしているだけになる。

・トンネルの中を行ったり来たりしている。
通行者にペコペコお礼をするでもなし、タダ行ったり来たりしているだけ。そして時々他の警備員と話をしている。

・移動もしない、ペコペコもしない、タダボーっと立っているだけの人。
8人のうちこの人が最も多く、3−4人がそういう状態だった。


もし車椅子の人が来たら、このトンネル通路は自分では通過できないので、補助が必要です。
しかしこのトンネル通路の先には、また別の階段があって、そこは工事中ではありませんから、誰もいません。
つまりこの界隈は車椅子の人は工事とは関係なく、行動ができないところなのです。

たまに警備員に自転車を押してもらっている人がおりますが、これにしても後ろからちょっと手を添えているだけです。
大半の警備員は、「ご迷惑をかけております、、、。」、と言ってペコペコするのが仕事のように見受けました。
8名のうち7名の警備員は、「自転車補助員」、というゼッケンを胸に付けていましたのでやはり自転車の通行を助けるのが目的なのでしょう。

不思議なのはナゼ7名も、「自転車補助員」、が必要なのかという事です。どんなに見積もっても2名で十分という感じでした。(まあ、予備を入れて3名でしょうか。)
このトンネル通路は24時間通行がありますから警備員も24時間必要で、3週間分の警備費用はざっと見積もって1000万円ちょっと。

では実際の工事の方はというと、作業員は6名ほどで、コンクリート剥がしをやっておりました。(工事作業員より、警備員の方が多い。)
都会のど真ん中の工事ですから、警備などを厳重にする必要があるのはわかりますが、何もしないで、ペコペコしているだけの警備員って本当に必要なんでしょうか。

多分法律が違うので一概に比較はできませんが、オハイオでは道路工事などで、警備専門の人は見た事がありません。多くの場合、警官が警備に当たっているのを見掛けます。

それと実はこの工事現場、26日の昼間も通る機会があったのですが、11時40分頃、作業員は車座になって既にお弁当を食べておりました。いったい実作業時間は何時間くらいあるのか、知りたいところです。
それと日本に行って今まであまり気に止めなかった事で今回気になった事2つ、それは日本人の歩くスピードと一部の方のダイナミックな食事のマナーについてです。

先ず歩く方ですが、男も女もみんな速い。それに後ろから急ぎ足で歩いてきて、人の真ん前を横切って行く輩も気になります。
他の人はどうなっているのか、よくよく観察してみるとみんなが速いから、ぶつかったりしません。
要するに私だけが遅いので、他の人に迷惑(?)を掛けている感じでした。ナルホド。

今回は駅の構内とか通路を、ラッシュの時間帯に歩く事がありましたので、随分ぶつかりそうになったりしました。要するに私の歩くスピードがみんなより20%くらい遅くなっているのです。今まで気が付きませんでした。

次に食事のマナーの件ですが、昼食であるレストランに入った時の事です。私と同年代又は少し下かなと思われるサラリーマンが顔を下向き加減にして、コメカミに青筋立てて飯を激しくかき込むあの姿を久し振りに見て、ナゼか嬉しくなってしまいました。

ナゼ嬉しくなったのか、理由はよくわかりません。
この食べ方だけは、オハイオでは絶対に見ることはできません。これを見て、ア〜、日本に帰って来たナー、と実感した次第です。

いずれにせよ、今日から1週間、お休みを頂きま〜す。
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