05−12−24 連休っていいなー
今日はクリスマスイブ。私はクリスチャンではないので、特に何かを感じるとか、何かをするとかいう日ではありませんが、日本にいた時はあちこちに繰り出して、只の酔っ払いをやっていました。
ですからこの日は、楽しい日である、という印象です。

オハイオ人の多くにとってもこの日は1年で最も楽しい日であり、ワクワクと胸を躍らせる日だと思います。会社のオハイオ人達も親戚とか、友人を家に招いてパーティーをするのだと言って、興奮をしておりました。

私はと言いますと、今日は朝寝をしてゆっくりと8時頃に起きて、コーヒーを一杯。玄関のドアーを開けて外の空気を吸うと、非常に暖かい!
雪はたくさん残っておりますが0℃を上回っているのは間違いありません。温度が高いと何だか嬉しくなってきます。

穏やかな冬休みの第1日目です。
午前中は床屋に行こうと思い、行きつけの店に電話を掛けたら留守番電話で、来週の月曜日までクリスマス休暇とのこと。今日の夕方から明日一杯は24時間営業のスーパー、それにマクドナルドとかのファーストフードの店もお休みになります。開いているところと言えば、ガソリンスタンドくらいです。

クリスマスイブからクリスマスにかけては、日本での昔のお正月の状態と殆ど同じになります。
最近の日本では、元旦から全部のお店は開いているし、お正月だからと言って、子ども達は何か特別な事をするという事も少なくなったようですが、私の時は違いました。
結構広いレストランで、写真の4倍くらいの広さです
大晦日の夜は何とか除夜の鐘を聞こうと(ラジオ又はテレビで)必死で起きていようとするのですが、11時ころにはどうしても寝てしまったのを覚えています。
そして、元旦の朝、7時前に起こされて父親と妹と3人で初日の出を拝みに行きます。母は行きませんでした。

理由は、3人が帰ってきたら直ぐにおせちとお雑煮が食べられるように、準備をしなければならなかったからです。

今の一部の若い母親のように、正月は一杯料理を作るのがめんどくさいとか、自分を残して初詣に行ったりしたら、離婚問題にするゾとか、そんなアホな事は言いませんでした。
昭和の母親はみんなのために尽くしてくれる、そしてそんな母親をみんなでものすごく大事にする、そんな時代だったと思います。

初日の出を拝んで帰ってきた3人は、母が食卓の上に準備してくれたお雑煮とおせち料理を食べます。父はお屠蘇を頂いて、少し顔が赤くなっていました。
ナゼかこの時の様子をテープレコーダーに録音してあり、これを聞くと今の私よりうんと若い父親とか、母親の声を聞くことができます。
ちょっと値上がりして12ドルになっていました
そんな事を考えながら、ボーっとしていましたらカミさんが、時間が中途半端だから買い物がてら、日本レストランのランチを食べようと言い出したので、賛成。
土曜のブランチをこのレストランで食べるのは、久し振りです。

このレストランは、日本人よりもオハイオ人に非常に人気がある店で、私も大好きな店で、かなり大きなレストランです。
ランチは11時半からで、いつもお弁当タイプのランチを頂きます。

「ちらし寿司」、「天ぷら」、「ソバ」の3点が入った簡単なお弁当タイプのランチです。
この3点は「日本食」、と言った時にガイジンにイメージされる代表的な食べ物で、これを一つの箱に入れた、なかなかのアイデアメニューと言えます。

以前に日本のMさんという方にこのお弁当の話をしたら、どんなのか知りたいというのでお弁当とレストランの様子の写真を撮ってみました。どうですか?
これって結構ボリュームがあって、お腹一杯になります。だって、オハイオ人の大食漢にもある程度満足させなくてはなりませんからね。
クリスチャンではない私ですが、この季節になると各家庭で飾られるイルミネーションには大いに興味があります。
この前にテレビで東京、名古屋、神戸の大々的なイルミネーションが報道されていましたが、あれはあれでスゴイナーと思いますが、オハイオのイルミネーションはもっと淡い光に包まれたものです。
実際はこの何倍も綺麗です
オハイオでイルミで有名なのはクリフトン・ミル(ここの様子はこのHPのオハイオ生活に載せてあります)、私の家の傍にあるコロンバス動物園のイルミもなかなかのもので、結構な人気です。

日本のイルミと違うのは、大都会のど真ん中ではなく、それぞれ静かな森に囲まれた中に作られている点でしょうか。
やはり全体としては、淡い感じのイルミです。

という訳で、夕方から近所の住宅街をぐるっと車で回って、イルミの見物をやってきました。
今日は気温も確実に0℃以上あり、寒くありません。
この住宅地は4軒に3軒はイルミを飾っている住宅地で、かなり大々的にやっている家もありますし、つつましく飾っている家もあり、様々です。

それぞれに家の前には車が3台4台駐車してあるので、パーティーをやっているのがわかります。
綺麗だナー、と思った家での前で車を止めて写真を何枚か撮りましたが、やはり殆どダメでした。この前に買った新しいデジカメもレンズの明るさは前と同じ(F:2.8)なので、何の約にも立ちませんでした。
イルミではなく、ライトアップした家です
帰ってからインターネットでFM三重を聞くと盛んにクリスマス特集という事でおろんな音楽を流しています。
でも殆ど知らない局ばっかりでした。ソウル調の、カントリー調の新しい曲が多いせいでしょう。
トーク番組で女性MCが、
「日本ではクリスマスって、ロマンチックな恋人2人のためのもの、というイメージなのですけど、、、。」
なんて言ったら、その相手のアメリカ人は

「アイドントノー」、を連発、5−6回びっくりしたような口調で言っていました。

この場合の「アイドントノー」、は「わかんない!理解できないわ!」、という意味です。
普通のラジオでコロンバスのローカルのFMを聞いてみます。

ここはクラッシックばかりを1年中やっている局、オールーディーズばっかりを1年中やっている局、ジャズばっかりを1年中やっている局、という具合に明確に別れています。
日本のFM局の多くが若者にターゲットを当てているのとは対照的です。(おじさん・おばさんリスナー向けのプログラムが少ない!)

オハイオで聞くクリスマスソングはやはり静かな曲が中心でした。そして当然の事ですが少しだけ宗教的な香りがするものでした。
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