05−08−20 禁酒の楽しみ |
今年のオハイオの夏は例年に比較するとかなり暑い日が多く、今月前半は相当なものでした。 |
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会社から帰ってきてシャワーを浴びて、その後食事のオカズをつまみながらの一杯は最高です。ところが禁酒日はテーブルにつくなり「さてと、食事をするか。」となります。 |
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ここから本音を言います。実は禁酒日をスターとしてから、楽しみが増えたのです。 |
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そうそう、Sさんと言えば先日ある金融機関のかなりのエライサンのMさんが、日本からSさんにメールで質問していましたっけ。 「アラーの神様の信者が間違って豚肉を食ったらどうなるのか?酒を飲んだらどうなるのか?百叩きの刑にあうのか?間違って食べた場合、どうなるのか。教えてケロ。」 Mさんえらいストレートな質問をするなー、と思っていたらSさんは間髪を入れず下記のような返事を送っていました。 食べ物の忌諱は単に豚を食べないと云うことではなく、鶏や羊の肉でもHalalといって教理に則って屠殺したものしか口にしません。最近は日本でもあちこちこのHalalの店が出来ているようですね、出稼ぎに来た人達用でしょうか。 又、肉は教理に適っていても包丁、まな板などが異教徒のものと共有ではダメです。従って中華料理店に入って野菜炒めを食べることもご法度です。 私のインドネシアの友人は豚を食べてもどうと云うことは無いと思うが、小さいときからの習慣で口に入れるのはどうしても気持ちが悪い、と云っていました。 又日本に来ているパキスタン人は弟に、どうも今日食べた料理の中に豚肉が入っていたような気がする、オナラの臭いを嗅いで見てくれと云っていました。豚肉を食べるとオナラの臭いが変わるそうです。 知らないで食べた場合は毎日のお祈りの際に許しを乞うようです。 アルコールもインドネシアですとメッカからかなり離れているので見つからないのでしょう、呑んでいる人も居ます。オナラの兄弟も我が家に来るときはビール持参で一緒に遣ります。 教義では戒律を守って天国に行くとそこには美女とご馳走、それにいくら飲んでも酔わない美酒があるそうです。 天国にあるものが悪いわけ無いと思いますが、、、、、、、。 |
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ウーン、そうかやはり人間の世界だなー、と思いました。 ここオハイオにも俗世・文明から距離を置き、自然の中で生きる事を信条とし、自らを厳しく律しているアーミッシュという人たちがいます。 当然車にも乗りません。車の代わりに馬車に乗っています。この人たちも非常に厳しく規律を守っている人たちと、我々俗人とあまり変らない生活をしている人たちと、様々だそうです。 やはりもの事は画一的に見たり、判断をしたりしてはいけないようです。ところでアーミッシュの人たち、お酒はもちろん飲みません。但し、ワインは飲みます。 神父さんもお酒は飲みません。でもやはりワインは飲みます。それぞれ理由は同じです。つまり、ワインは食事の一部だからだそうです。 私にとってワインは立派なお酒です。バリバリの液体燃料です。月曜と火曜はワインも飲みません。 1週間に2日の禁酒。最初の目的は健康でしたが、今やもっとおいしく液体燃料を摂取するためという、「高度な目的」に変わってしまいました。 新しい世界を発見しますよ、禁酒日を設けると。 |
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