05−07−07 サンフランシスコ・ヨセミテ旅行雑感 
サンフランシスコ・ヨセミテ5泊4日(前後の1日は移動に必要なので)の旅、行ったところは月並みな観光スポットが中心でした。
初めての場所ですから、やはりみんなが行く場所には先ず行っておきたい、当然ですよね。そんな今回の旅の中で私なりに経験した事、感じた事を簡単にまとめてみました。

浮浪者の目立つ街、サンフランシスコ

信号待ちで物乞いする浮浪者、フィシャーマンズ・ワーフではゴミ箱をあさって食べ物を探す浮浪者、ゴミ箱からガラス瓶を取り出して、片っ端から道路に投げて割っている浮浪者。

私なんか飲みかけのビールを浮浪者に持っていかれそうになりました。
別にビールを飲もうとするのではなく、空き缶が欲しいのです。

オハイオではここまで浮浪者は目立ちません。ダウンタウン辺りにはいるのでしょうが。

ゲイの街、サンフランシスコ

ゲイが多いと何となく聞いていましたが、観光ガイドに男の5人に1人はゲイと聞かされてびっくり。
ちょっと待て、子供とかを除いたら3人に1人くらいになるんじゃないの?

確かに言われてみれば、男同士のカップルが多いのです。
若いカップルからオッサンのカップルまで様々です。母親が強かった家庭で育つとゲイになる確率が高いそうです。

家賃の高い街、サンフランシスコ

市内は1ベッドルームで1500ドルから2500ドル、3ベッドルームなんかになると5000ドル(!)なんてのもザラだそうです。
これってNYも同じくらいなのかなー。2ベッド2バスで800ドルも出せば小奇麗なアパートがいくらでもあるオハイオから考えると、やっぱり都会はどこでも高いんだなー。改めて納得です。

大盛りの街、サンフランシスコ

どこのレストランに行っても、とにかく大盛り、大盛り、大盛りです。
アメリカの日本食はどこに行っても日本の2倍は盛がいいのですが、ここは凄かった。子供2人を連れた夫婦4人の天ぷらの盛り、直径50cmの更に富士山みたいに盛ってありました。4人なので、単純に4個頼んだのでしょう、きっと。

女の子2人連れの子の定食も凄かった!でもその女の子、エライ!!最後のデザートまで殆ど平らげていましたから。今までの記録は、ボストンが凄かったけど、それを塗り替えられました。

同じ会社の人間に4人も会った街、サンフランシスコ

たった4日間で、オハイオの同じ会社の4家族に、SFで会うなんて、信じられますか?
3家族はバスのパックツアー、もう1家族はフィシャーマンズ・ワーフで。ある1家族は、取引先の会社の方なので、同じ会社とは正確には言えませんが、でもある意味で親しい方です。
私が声を掛けたらその方、腰を抜かすほどビックリして見えました。

夏でも寒い街、サンフランシスコ

気温はともかく海風が冷たいのです。
到着した翌朝、外に出たら毛糸の帽子にマフラー、ジャンパーに手袋という親子連れを見て、オイオイ何だこれ、って感じになりました。

確かに寒い。
で、慌てて、ホテルのショップで薄手のジャケットを買いました。これ、旅行期間中は重宝しました。

でもこれはSFだけの話で、100kmも内陸に入れば、昼間はものすごく暑いです。念のため。

東洋人だらけの町、サンフランシスコ

正確に言いますと、中国人だらけです。
5人に1人は中国人との事です。日本人は1万人で中国人の15分の1。

バスの運転手、レストランのウエイター・ウエイトレス他名札を付けて仕事をしているいる職業の人の名前を一生懸命チェックしましたが、日本人の名前を見つけたのは僅かでした。

帰りのホテルから空港までのタクシーの運ちゃんはモンゴル人でした。朝昇竜の話で盛り上がりました。

蚊の多いところ、ヨセミテ

今年は蚊が異常発生をしているとかで、もうどこへ行っても蚊、蚊、蚊、とにかく蚊だらけ。
事前に話を聞いていたので、SF市内のコンビニで蚊よけのスプレーを買いましたが、持っていない人は大変だったようです。
あるホテルに泊まった別の日本人親子は、クーラーもなく、夜中の1時まで蚊に攻められて、寝られなかったそうです。

ホテルを選ぶことができない観光地、ヨセミテ

ヨセミテ公園内の宿泊施設は非常に限られており、半年前、8ヶ月前から予約をしないとダメ、という状況だそうです。

私は1月前でもラッキーにもホテルが取れましたが、一番高いホテル。
1泊でSF市内の一流ホテルの、3泊〜4泊分でした。
中身は、どうかといいますと、宿泊施設としての快適さは3流でした。

古い、格調のある部屋、ロビー、食堂ではありましたが、、、。ここしかない、って言われたら仕方ないですよね。

民族衣装を断るホテルのレストラン、ヨセミテ

ホテルの名前はアワーニー・ホテル。
レストランで夕食をしようと、ガイドブックにあったとおり6時から2名で予約。

その時間にレストランに行くと入口の小さなテーブルにオジサンが立っています。私の方を一瞥すると、「すみません、短パンでの入場はお断りしております。お連れの方のように長いパンツだといいのですが。」。

ナンダ、ナンダ!
オレはアメリカに敬意を表して民族衣装である短パンにスニーカー、おまけにTシャツまで着てきたのに断るとは何事だ!
これって君の国の民族衣装だろ?違うの?

胡散臭いガイドが暗躍する、ヨセミテ

ヨセミテはバスのパックツアーで2日間回りました。1日目が終わったところで、ガイドが翌日のツアーは別ないいコースがあるので、それを紹介できるかも知れないといいました。
それじゃ、頼もうとかとホテルのロビーで待っていたところ、

「イヤーまだ枠が残っていました。非常にいいツアーで、今のツアーをキャンセルして、戻ってきた料金に更に1人当たり、あと$60だけ下さい。」

とさりげなく言います。
何のことはない、これはJTBで申し込んだツアーとは全く関係のないツアーにJTBの客を引き込む、個人がやっているツアーでした。このようなのが、ざっと見ただけで3人程ホテルのロビーで商売やっていました。

西海岸には出張で時々LAには行きます。でもSFとLAは全く違います。LAはベタッとだだっ広い感じがしますが、SFは何か日本人にはマッチする、コンパクトさがあります。

LAを八畳の畳の部屋を2つ繋げた、だだっ広い部屋の感じとすると、SFは四畳半の部屋。横になったままで、何でも手の届く範囲に物がある、そんな感じです。
ですから、私なんかは何か安心感があります。それに海が見える、これは、「我は海の子」、の私にとっては一番嬉しい部分かも知れません。

オハイオの田舎者が観光で訪れたサンフランシスコとヨセミテ。心身共にリフレッシュできた4日間でした。

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