05−07−25 休暇の日本滞在 
16日にコロンバスを出発、17日に日本到着で25日に日本からオハイオに帰るというスケジュールを組んでいました。しかも何と全部休暇で。実は実家の方で、どうしても私がやらなくてはならない用件があったのです。

ところが出発の寸前に、2日ほど会社に行く用事ができてしまい、結局は28日のフライトでオハイオに帰るというスケジュールに変更しました。
ですから全体的には割と余裕のあるスケジュールで、プライベートの用件も大体済ませることができました。

日本は梅雨も明け、本格的な夏。高温と湿気、久し振りに茹だりました。

3月に始まった愛知万博、あまりパッとしないという噂はあるものの、これにも出かけてきました。家から名古屋まで電車で45分、名古屋から会場まで電車とリニモでやはり45分、待ち時間を入れるとたっぷりと2時間はかかります。
ラッキーな事に往きも帰りも全て座席に座ることができました。

行ったのは土曜日でしたが、会場はそんなに混んではおりませんでしたが、やはり人気館は長蛇の列です。

私もそして案内役で連れて行った下の娘も、マンモスとかロボットにはあまり興味がないので、並ぶ必要がありません。

長い行列のできていないパビリオンというとどうしてもマイナーな国というか、あまり話題性のない国のパビリオンになります。
私はこのような国のパビリオンこそ訪れるべきであると思っています。

話題になっているパビリオンの催し物は、テレビとかいろいろな雑誌でイヤという程紹介されており、それで十分だと思うのです。

そんな訳で、キルギスタンとかカザフスタンとかブータンとかの中央アジア諸国のパビリオンを皮切りに、東南アジアの小国、それに南太平洋の小国のパビリオンを中心に回ってみました。

カンボジア館では、お国の料理で幕の内弁当を作って売っていたり、モンゴル館では来館者に、ナゼか岩塩をかなりしつこく勧めて舐めさせていたり、、、、。こっちの方がロボットなんか見るより、ずっと面白いと思うのですが。

この万博についてはいろいろな評論が出ているようですが、ちょっと気になるのが一点だけありました。

万国博覧会は、その国の工業製品とか美術品を紹介するという趣旨があるのはわかるのですが、ちょっと企業色が強すぎる部分がある点です。

過去の万博はこのあたりどういう感じだったのでしょうか。大阪万博は私も行った事があるのですが、よく覚えていません。

右の写真は、NHKの番組ビデオ撮影で、親子が会場に来て感想を言うというシーンのようでした。
ディレクターがセリフを紙に書いて母親役と子ども役の2人の役者に見せています。

「大きな会場、、いろんな会社のパビリオンがいっぱいあって、、、とても賑やか、、、、」、となっていました。

「、、、、、いろんな国のパビリオンがいっぱいあって、、、、、とはなっておりませんでした。

故郷での用件も大体済ませて、24日の新幹線で東京に向かいます。中くらいのスーツケースともう一個、バッグを持っての移動ですから、結構大変です。

でも日本って何でこんなに階段が多いの?キャスター付きのスーツケースですが、階段ではこれが役に立たず、手で持っての上り下り、よいしょ、よいしょという感じです。

名古屋から東京までの2時間弱の新幹線の旅、ゆっくりと寝ようと思ったのですが、、、、、ダメでした。
斜め前の席では4ー5才くらいの子どもが、ずっと大きな声を出して騒いでいたのです。

それよりも酷かったのは後ろの席の3人組のオバサンのおしゃべり。

大阪弁で切れ目のない話し方で、ずーっと喋るのです。
言葉というのは普通切れ目があるのですが、それがあの何とかいう漫才師がしゃべるのと同じように、切れ目なく言葉がつながっている話し方なのです。

とにかく話に切れ目がないのです。声もかなりデカイ。これが約1時間40分!! 参りました、ホントに。

この子どもとオバサン達、品川で降りていきました。品川から東京までの間の数分間の静寂、頭痛と全身の高熱がサーッと引いていくのが自分でもわかりました。

私の隣にいた年配のオバサンも、かなり参っていた様子で、品川で静寂が訪れた時、思わず2人で顔を見合わせてしまいました。

25日の夕方、さいたま市の友人宅に行くために、池袋から埼京線に乗って赤羽で京浜東北線に乗ろうとしたら、浜松町かどこかで人身事故があって、1時間以上動いていないとのこと。20分くらいホームで待っていると、やっと1時間30分振りの列車がやってきて、これに乗りました。

すごかったです。満員電車とはこういうものだった、というのを思い出しました。
1年前の8月、同じくこの友人に会うために、同じような時間に同じ埼京線に乗ろうとした時は、新宿で人身事故があり1時間以上列車が止まっていました。

1年を挟んで同じような路線で人身事故で列車が遅れた、というところに巡り合わせたのは偶然とは言え、何か不思議なものを感じました。人身事故ってそんなに滅多にあるとは思えませんから。

Mさんのお宅ではおいしいサシミを肴に、かなりの量のお酒を頂きました。でも気が付いたらキチンと池袋のホテルの部屋で寝ておりました。

さあ、休暇はこれで終わりです。明日からは仕事再開です。

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