3月に始まった愛知万博、あまりパッとしないという噂はあるものの、これにも出かけてきました。家から名古屋まで電車で45分、名古屋から会場まで電車とリニモでやはり45分、待ち時間を入れるとたっぷりと2時間はかかります。
ラッキーな事に往きも帰りも全て座席に座ることができました。

行ったのは土曜日でしたが、会場はそんなに混んではおりませんでしたが、やはり人気館は長蛇の列です。
私もそして案内役で連れて行った下の娘も、マンモスとかロボットにはあまり興味がないので、並ぶ必要がありません。
長い行列のできていないパビリオンというとどうしてもマイナーな国というか、あまり話題性のない国のパビリオンになります。
私はこのような国のパビリオンこそ訪れるべきであると思っています。
話題になっているパビリオンの催し物は、テレビとかいろいろな雑誌でイヤという程紹介されており、それで十分だと思うのです。
そんな訳で、キルギスタンとかカザフスタンとかブータンとかの中央アジア諸国のパビリオンを皮切りに、東南アジアの小国、それに南太平洋の小国のパビリオンを中心に回ってみました。
カンボジア館では、お国の料理で幕の内弁当を作って売っていたり、モンゴル館では来館者に、ナゼか岩塩をかなりしつこく勧めて舐めさせていたり、、、、。こっちの方がロボットなんか見るより、ずっと面白いと思うのですが。

この万博についてはいろいろな評論が出ているようですが、ちょっと気になるのが一点だけありました。
万国博覧会は、その国の工業製品とか美術品を紹介するという趣旨があるのはわかるのですが、ちょっと企業色が強すぎる部分がある点です。
過去の万博はこのあたりどういう感じだったのでしょうか。大阪万博は私も行った事があるのですが、よく覚えていません。
右の写真は、NHKの番組ビデオ撮影で、親子が会場に来て感想を言うというシーンのようでした。
ディレクターがセリフを紙に書いて母親役と子ども役の2人の役者に見せています。
「大きな会場、、、いろんな会社のパビリオンがいっぱいあって、、、とても賑やか、、、、」、となっていました。
「、、、、、いろんな国のパビリオンがいっぱいあって、、、、、とはなっておりませんでした。
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