05−06−05 オハイオの象徴
今日は日曜日。近所のフェアーグランドでアンティックのラジオとかのフレアマーケットがあったので、これに行ってみました。
フェアーグランドというのは、ちょっと日本語には訳しにくいのですが、いろいろな催し物をやる大きな会場で郡単位でありますから、週の中に何十カ所もあります。郡というのは市がいくつも集まった地域の単位で、行政組織はありません。日本でも町村が集まった単位を郡でくくりますが、あれと同じです。

オハイオではこのフェアーグランドで、実にいろいろな催し物が行われます。オハイオですから牛、馬の品評会から、銃の展示即売会、工具の展示即売会、アンティックの展示即売会等ありとあらゆる催し物が年間を通じて行われます。

私は古いラジオに興味があるので、これの関係の催し物があると、時々出かけます。
日曜の朝8時というと1週間で道路が一番空いている時で、大きな通りに出ても車は殆どおりません。

あっという間に、Faranklin County のフェアーグランドに到着で、何か珍しい物でもないかと物色しましたが特になし、1時間ほどで開場を出ました。

さて、朝食を食べないで出てきたので、家に帰らないでどこかで朝昼兼用の食事をして行こうとなったのですが、レストランは10時からしかやっていません。
家に帰るとまた出るのが面倒になるので外で時間をつぶす事にしました。

日曜の朝から昼にかけて外で時間をつぶすというのは、結構難しいものです。
どうするか考えながら車を運転していると丁度、コロンバス農協(確かそうだったと思います)の前を通りかかりましたので、ここの駐車場に入ってみました。

コロンバス農協に何の用があるかって?農協の事務所は日曜だから閉まっていますし、私は農業やっている訳じゃないので関係ありません。

何に用があるかと言いますと、ここにはトウモロコシのオブジェがあり、何かと写真に撮られる事が多いのです。

農協のあるのは会社の出張者がよく宿泊するホテルの近くでもあり、オハイオに来た私の会社の出張者は殆どが知っているというオブジェです

、私も9年前にオハイオに来たときから、いつか写真を撮ろう、撮ろうと思っていたのですが、ナゼか撮るチャンスがありませんでした。

さっそく農協の駐車場に車を停めて、オブジェを見学(?)です。
高さ2mくらいで100本以上植えてあります。コンクリートのようなもので作ってあるので、残念ながら黄色ではなく白で、なかなかユーモラスな感じです。

気温はかなり高く、オハイオにしては湿気のある日曜の朝。何だかよくわかりませんが、若い女の子がこのトウモロコシの間に座り込んで、本を読んでいました。

まだ時間がたっぷりあったのでその後、ホームセンターに行って庭の手入れ用の腐葉土を買いました。
私は今まで芝刈り以外は、庭の手入れは全くやりませんでしたが、2ヶ月前に花壇を作ってからいろいろと気になるようになって、こんな買い物をするようになりました。

日本でもこのような土は売っているのでしょうが、オハイオでは大きな袋に入って2ドル75セントです。

いろんな種類があって、袋にはあれこれ説明が書いてあるもののよくわかりませんので、大抵はチラと読んで適当に買います。
買い方は店の中のレジで、「何々を3袋買いたい」、とか言ってお金を払います。

あとはレシートもらって、うんと離れた所に山積みしてある土の袋を、自分で勝手に車に積み込んで持っていくだけ。
ここには誰もいませんから、5袋でも10袋でも持って行こうと思えば自由です。

ここで袋を積み込んでいる人は、そもそもお金を払って積み込んでるのかどうかもわかりません。
オハイオらしい、売り方です。

10時を過ぎたので、さて今日は何を食べるか、朝昼兼用ですとアメリカン・バフェ(バイキング)にするのが普通ですが、ナゼか中華・バフェにしようと言うことで、時々行く中華・バフェに行ってみると、あれ?店のオープンは11時となっています。

エー、何だ、まだ30分以上時間を潰さなくてはなりません。
オイオイ、いつになったら昼飯食えるんだい、と内心不満に思いながら、仕方がないのでカミさんに連れられて近くにあった手芸の店に入って見学です。

手芸の店ですから、基本的に女性しか来ていません。それにしても大きな店です。自分の欲しいものを見つけ出すだけでも大変な感じです。

特に興味がある訳ではないのですが、人が少なかったので店の中の写真を何枚か撮影しちゃいました。小型のデジカメって本当に便利です。

売られている物は一体どこで作られているのか片っ端から手に取って調べてみました。
ウーン、驚きです。殆どが Made in Chaina です。

Made in USA がない訳ではありません。でも10点に1点あるか、ないかという感じです。電気製品、靴とかカバン、それに繊維製品、Made in Chaina の世界です。改めてもの作りは中国、というのを実感しました。
やっと11時。さあ、やっと食事にありつける時間になりました。
バフェ(バイキング)って肩が凝らないし、好きな物が好きなだけ食べれるので大好きです。飲み物も無制限です。(こちらのマクドナルドなんかでも、飲み物は無制限というのが時々あります。)

と言う訳でつい食べ過ぎてしまうのですけど。
バフェの値段は日曜日は平日より少し高くなっております。
それでもチョップを入れて20ドル、一人10ドルですからまあまあという感じです。

このような場所に来るとどうしても、「10ドル分は食べたかな?」、という考えが頭をよぎります。(多分私だけでしょうけど。)

この考えを、隣で食べているオハイオ人と比較した場合、私は恐らく5ドルか6ドル分しか食べていない事になります。
カミさんは間違いなく5ドル以下しか食べておりません。

オハイオ人の中には、「食いだめ」、しているのではないか、と思えるような食べ方をしているのが時々います。
ありゃ、きっと家に帰って牛みたいに反芻(はんすう:食べたものをもう一度口に戻して噛んで、もう一度食べる)ができるのだ、と思うようにしています。いいよなー、こいつら、、、2回味わえるんだから、、、、。

日曜の早朝、家の近辺をブラブラするのもいいものです。お腹も満腹したし、、、。
inserted by FC2 system