05−05−30 すぐに返品・交換してくれます
フロントヤードに作った私の花壇の花は、動物よけの散布剤のお陰でウサギに荒らされることなく、苗は順調に育っています。
木を切り倒した事によって大きく傷んだ芝生も3週間ほど前にその一部を手入れをしたところ、見事に修復できており、ちょっとびっくり。

芝生は濃いところ、薄いところ、ハゲたところ、良く見るといろいろ傷んでいるのですが、今まではこれらの部分には種をまいて、新しい芝生を生やそうとしていました。

ところがこの方法は意外と難しく、ただ種をまいただけではダメなのです。種をまく部分は先ず、下準備をして、種をまいたらまた後処理をしなくてはなりません。

今回は局所的なダメージを修復するために特別に作られた、種を埋め込んだマットを購入してこれを用いました。

オハイオではホームセンターに行くと、芝生手入れの種・肥料とか、数え切れない程のいろいろな道具が売られており、これを見るとオハイオ人の、「芝生、我が命」というのも何となく納得です。

昨日は傷んだ芝生の手入れの続きを少しやりました。
作業の途中で、例の花壇を荒らしたウサギが現れ、ピョンピョンとすごいスピードで跳ねてバックヤード(裏庭)の方に駆け抜けて行きました。

以前はウサギって可愛いなー、と思っていましたが、最近は捕まえられるものなら捕まえてウサギ汁にして食ってやるぞ、と敵意むき出しです。ちょっと大人気ないかなー?

4月に日本に言った時、最新式のデジタルビデオカメラを買いました。小型高性能、一番の特徴は3インチのDVDドライブがカメラに内蔵されており、DVD−R/RWに録画できる事です。試しにいろいろと1時間ほど撮影をしてみました。びっくりしたのは、画像が信じられないくらいにキレイな事です。

私は15年以上前に、同じくSONYのパスポートサイズと言うビデオカメラを買いました。これとの比較はナンセンスなのはわかっているのですが、それにしても凄いものです。

値段も今回の最新式の方が、15年前のものよりうんと安いのですからこれも驚きです。
このDVDの画像の編集はPCでやるのですが、私のPCにはDVDの書き込み機能がありません。

このPC、P−3の1GHZというご老体で、一切のハードウエアーのアップグレードはしないつもりだったのですが、DVDビデオカメラを買ったものですから、止むを得ずDVDへの書き込みができるドライブを買いに行きました。

89ドル(約9500円)でDVDの殆どのフォーマットでの書き込み・読み込み、CDへの書き込み・読み込みできるドライブユニットを買うことができました。

早速家に帰って箱を開けてみると、ドライブユニットの前面パネルの交換部品が壊れています。前面パネルはクリーム色と黒色のどちらかを選べるようになっていて、私はPCのケースがクリーム色なので、クリーム色が必要なわけで、これの取り付けの爪が壊れていたのです。

既に夕方の6時前になっていたので、念のためにその店に電話を掛けると案の定、今日は6時で閉店なので明日来てはどうかという返事です。ヤレヤレ。

それで今日は開店時間の11時にそのPCショップに行って、交換をしてきました。このPCショップは巨大で、売り場面積だけで何千uもあります。返品・交換等の専用カウンターには2−3人の店員がいます。

11時10分くらいに店に入りましたが、すでにお客(この場合返品・交換の)が来ておりました。私もカウンターで、

私:「中の部品が壊れていたので、交換して欲しい、、。」
店員:「OK、じゃ新しいのを自分で持ってきてください。」
これでおしまいです。

どのように壊れていたのかも聞かないし、そもそも箱の中を開けてみようともしません。レシートをちらと見ただけです。

安い物だからでしょうか。売り場に行って、新しいのを持ってきて「ホイ」と渡して30秒くらいで交換の処理をやって、おしまい。

このサービスカウンターの横に返品・交換に関するガイドラインが書いてありましたので、読んでみると基本的にデジカメ以外の製品はハードウエアーは購入から30日以内であれば全て返品・交換OK、ソフトも同様と書いてありました。

そう言えば、ビデオカードを自分のPCに一番相性のいいものに当たるまで、4回も5回もあちこちの製品を交換したり、マザーボードを2−3枚購入して、いろいろとテストをして一番いいのを選んで、後は返品したりとか、そんな話を聞いた事があります。
返品・交換が殆ど信じられないくらい自由と言うのは、アメリカの文化の一つ(?)で、最初はびっくりします。最初の頃はオドオドしていましたが、最近では、堂々とできるようになりました。

日本では買った物を返品すると言うのは、けっこう嫌な思いをするのが普通です。
一旦買った服とか食べ物を、その店に返品・交換に行く時、どこへ行けばいいのかさえよくわからない事があります。

返品なんて言うと、店長あたりがすっ飛んできて、けんか腰で交渉しないと返品できないというイメージがあります。

オハイオで、買った物を返品・交換に行って拒否されたという話を私は知りません。

但し、クリスマスシーズンの一定期間での一定の物の返品は受け付けないというのが、何年か前に小売業者からアナウンスされたのを覚えています。

あのクリスマス後のサービスカウンターの返品・交換品の山は一体何なんでしょうか。よくわかりません。

ある人なんか、ある商品を買った翌日にその商品が50%オフになっていたので、昨日の代金の50%を取ろうとレシートだけを持ってサービスカウンターに行ったそうで、これはさすがのオハイオでもダメだったそうです。

オハイオの買い物、日本とはひと味違います。

値段がわからないときは、「これ幾らって値札ついてた?」、と客に聞いて、それでその値段でレジを打ちます。
値段がどうしてもわからないときなんか、「幾らならこれ買う?」、と客に聞いて、客の言い値でレジを打ったりします。

正札の75%引きとか80%値引きとかは日常茶飯時にあるし、1個買えば1個タダ、2個買えば3個タダ、なんてのは毎日どこかでやっています。

一人様1個なんてのはレジを行ったり来たりすれば何個でも買えますので、全く意味をなさないのは異本と同じです。

スーパーのレジでクーポン(折込広告とか、郵送でタダで勝手に送ってくる)をどさっと持ってきて、150ドルの買い物を100ドルで買っていくオバサンが結構います。
もっとも、こんなオバサンがレジで自分の前にいると悲劇ですけど。(クーポンの確認にエライ時間がかかります。)

またメールインリベートと言って、買った物に付属している葉書を出すと、20ドルとか50ドルとかの小切手送ってくる日本では全くない、キャッシュバックのシステムもあります。

そして何よりも返品・交換の制限が非常に緩やか、という大らかな買い物風景がオハイオなのであります。
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