04−12−27 シカゴへ買い出し

オハイオを始め、インディアナなどアメリカ中西部の大雪のニュースは、日本でも報道されていたようで、日本の後輩から、「せっかくの休みですが、大雪らしいからどこにも行けませんね。」、というメールが入っていましたが、大雪なんて何のその、イリノイはシカゴまで行ってきました!

出発は25日(土曜日)、つまりクリスマスの朝。シカゴまでは家から丁度600KM。普通は6−7時間のドライブで行けるところですが、何しろこの大雪。何時間でたどり着けるかは、道路の雪かきの状況次第です。
安い部屋ですが、まあ快適です
コロンバスからインディアナ州、インディアナポリスまで300km。
ここの間はかなり雪が残っていて、ちょっと怖い思いもしました。
インディアナポリスからシカゴまでの300kmは、雪かきもきちんとしてあり、塩が十分に撒かれていましたので、普段通りの120−130km/hのスピードで走ることができました。

シカゴの大摩天楼を右手に見ながら、更に30分ほど走り、アーリントンハイツというところのホテルに着いたのが3時前。
結局7時間半、普段よりも1時間余計に掛かっただけで目的地に到着しました。

さて、問題は今日の晩飯です。
この日は泣く子も黙るクリスマス。
今の日本ではちょっと例えがないのですが、私が子供の頃のお正月の三が日みたいなもので、どこもかも店は閉まってしまいます。

今日もコロンバスからシカゴまで、ガソリンスタンドのホットドッグで飢えをしのいで、ここまでやってきました。マクドナルドとかのファーストフードの店まで閉まっているのです。
ホテルの部屋からレストランに電話をかけてみますが、案の定どこもかも休み。どうしよう?
これが今夜の晩飯、ちょっと侘びしい!
そこで最後の手段、実は宿泊したホテルは、かの有名な日系スーパーのMまで車で2分のところなのです。
さっそく行ってみました。

最後の手段とは、ここでお弁当を買って、ホテルの部屋で食べるという事です。ありました!!
寿司の弁当とか、私の液体燃料のツマミとかを買い込んで、部屋に戻りました。

これもあと30分遅かったら、買えませんでした。この日は6時に店を閉めるとの事で、私たちが行ったのが5時半頃でしたから。

今までアメリカに来てあちこちに旅行しましたが、夕食をホテルの部屋で、しかも日本のお弁当を食べたのは、初めての経験。
レストランが閉まっているのですから仕方ありません。

外はマイナス10℃以下の厳寒ですが、部屋の中はホカホカ。
ビールを飲んで、焼酎のお湯割りを飲み始めたら、侘びしい気持ちも吹っ飛んで天国に向かってひた走り。横にベッドがあるので、安心したせいか、結構飲んでしまいました。

翌日の26日は、午前中からダウンタウンへ。今までダウンタウンには車で行っていたのですが、今日は電車で行ってみました。シカゴはアメリカの大都市で、唯一公共交通機関が割と発達しているところで、郊外からダウンタウンまで電車が走っているのです。
寒いですが、何か華やいでいます
実は私はアメリカに来て電車に乗るのはこれが初めて。(地下鉄はボストンで乗りました。)
日本の電車と比較して、いろいろと面白いところを見つけました。

切符を買う仕組みが穴だらけで、タダ乗りが簡単にできる、車内の設備とか駅の造りは日本の40年前と同じ、列車の中とか駅でのアナウンスというものがほとんど無い、フムフムという世界でした。

電車の到着駅がダウンタウンの隅っこだったせいもあり、今回のシカゴ散策では、確実に10km以上は歩いたと思います。
よくもまあ、寒い中を歩いたものです。

シカゴはやはり大都会です。
歩いている人の数と人種の雑多さ(コロンバスは白人が中心で、それ以外はたまにしか見ません)、立ち並ぶいろいろな店のセンスの良さ、全部違います。

有名なブランドショップもずらり並んでいます。せっかく来たのだからという事で、例の格子模様で有名なBというイギリスブランドの店に入って、一つだけ買い物をしちゃいました。
大きなスーパーです
時間が来たので再び電車に乗って、アーリントンハイツまで。ちなみにダウンタウンからここまで約45分ほど乗りますが、電車代は片道250円です。
なんか安い感じです。

アーリントンハイツに戻った私とカミさんは、再度車に乗って日本食スーパーのMへ行って、本格的な買い出しです。

カミさん曰く、値段とか魚の新鮮さは、コロンバスの日本食のスーパーと変わらないとの事。
私はその辺はよくわからない世界なので、フンフンと頷くだけです。

過去3回シカゴに来た時のこのお店での買い物は、コロンバスに帰る当日の午前中にして、昼食後に出発、夜にコロンバスに着くというパターンでした。

今回は雪が多いので、途中で何かあると大変なので、26日の夕方に買い物を済ませ、27日の朝に出発、明るいうちにコロンバスに着けるようにしました。

イリノイ州から、インディアナ州を抜けて、オハイオまでの600kmの道路は、雪かきも完璧で、塩も十分に撒かれ、普段と全く変わらないスピードで走ることができました。

120−140km/hでぶっ飛ばす高速道路の左右に果てしなく広がる、真っ白な雪に覆われた大平原。殆ど地平線に近いところまで遠くが見えます。本当に雄大な景色です。
こんな風景が何時間も続くと、やはりアメリカは広いなーと思わざるを得ません。しかもこの平地の殆どがトウモロコシ畑と大豆畑というのですから。
ま、とにかく帰りは休憩も入れてホテルを出てから家に着くまで丁度6時間でした。
これで4ー5ヶ月は大丈夫だと思うのですが、、、
午後4時前には無事家に着き、ほっと一息。
ところが車のトランクから出した食品を見て、カミさん大慌てです。

ナゼかと言いますと、肉とか魚は問題ないのですが、買い込んだ野菜とか果物も全部凍っているのです。
そうだよなー、外気温マイナス10℃以下、車のトランクの中も同じ温度だもんなー。

ゴボウなんか、冷たい氷の棒になっておりました。でも完全にカチンカチンに凍っている訳ではなさそうで、何とか食べられると言っておりました。

野菜とか魚とかはコロンバスと値段も質も変わらなかったそうですが、値段が明らかに違ったのは液体燃料。

タバコを止めてから、最近太ってきたので、日本酒を減らし、焼酎に切り替えておりますので、先ず焼酎を10本。

やっぱ、日本酒も欲しいし、、、じゃ控え目に、普通の6本と、吟醸2本。ん?、日本のビールの安売り?じゃせっかくだから、これも、、、、、。ワインとウイスキーは、、、、、これはコロンバスに帰ってから買えばいいや。
これだけあれば、「少々お客さんが来ても大丈夫」、ナーンちゃって、本当は殆ど私が飲んじゃいますけど。

実は店でお酒を買う時、手にした吟醸酒をすべらせて床に落としてしまい、ガッチャーン。床は一面酒の海!!
私はお店の人に謝って、弁償しようとしましたが、「大丈夫です。ご心配なく。それより手はケガされませんでしたか?」、という事で弁償はさせてくれませんでした。
結局45ドルのお酒を一本丸ごと、店の床に飲ませてしまいました。お詫びに(?)二本買わせて頂きましたケド。

そんな訳で、日本でもニュースになった大雪の翌日からの、2泊3日のシカゴへのブラリ旅。
ちょっぴり、アメリカの都会の雰囲気を味わい、そしてお正月の買い出しも済ませ、無事コロンバスに帰ってきました。

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