| 間もなく、アメリカで同時多発テロが発生して丸３年が経ちます。１ヶ月ちょっと前に日本に行った時もコロンバス空港の荷物検査は相変わらず、厳しいものがありました。 この日、空港では同じ日本人駐在社員のＵさんの娘さんが、日本に帰るところで、きれいに荷造りしたダンボールの箱をひっくり返されて検査をされていました。 ハンドバックとか、靴とか、洋服とかの女の子のお土産が入った段ボール箱を引っ掻き回すのではなく、オレのこのダンボール箱を調べたらどうなの？ 私の段ボール箱には、日本の友人に渡すためのアンティックの真空管式のラジオが入っており、怪しげなツマミとかメーターがくっついており、Ｘ線で透視するとまるで時限爆弾みたいに見える代物です。ところが今回もノーチェックでした。何を基準に検査しているのか、さっぱりわかりません。 シカゴの国際線の第５ターミナルの検査は、コロンバスに比べたら殆どやっていないのに等しい感じです。外国の飛行機で、しかもアメリカ人が殆ど乗っていない便はあんまり感心がないのかな？ |
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| 先日の駐在社員内の伝達事項の中で、シカゴからオハイオのデイトンに向かう飛行機で起きた事件の紹介がありました。事件というのは、離陸直後に、ある日本人（どうも関連の下請け会社の社員らしい）のせいで、シカゴを離陸した飛行機がシカゴに戻って緊急着陸、乗客全員が飛行機から退避したというのです。 その日本人は一体何をやったのでしょうか。  実はこの人は英語の勉強に熱心な人だったらしく、自分の席で新聞か雑誌を読んで、わからない単語をノートに書いていたそうです。 ところがその単語の中に、「爆弾自爆」、とか、「飛行機乗っ取り」、とかいう言葉があり、それを見た隣のアメリカ人がスチュワーデスに通報、スチュワーデスは機長に通報。 で、びっくりした機長は緊急着陸を決意、緊急着陸した飛行機から乗客は全員緊急避難をしたそうです。 そしてその日本人は警察に連衡され、厳しく取調べを受けたとの事でした。 東洋人が、ノートに、「爆弾自爆」、「飛行機乗っ取り」、という英単語を書いていただけで、こんな騒ぎになるアメリカって、やはりおかしくなっている感じです。 日本でちょっと日焼けの濃い外人が、飛行機の中で、「爆弾自爆」、「飛行機乗っ取り」、とかいう漢字を書いていたら、やはり同じような事態になるでしょうか。 恐らくならないと思います。この違いを考えていくと、ある切り口でのアメリカ（人）と日本（人）の根本的な違いが見えてきます。 |
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| 「ＳＨＩＮ、タバコを止めたのですか？」 「ＳＨＩＮ、良い事です、本当に良いことですね、タバコを止めたなんて」 「ＳＨＩＮ、禁煙は続いていますか？ニコチンパッチは使っているの？えっ、使ってないのですか。」 最近アメリカ人から、禁煙の件で実に頻繁に声をかけられます。何でこの人が？というアメリカ人からも禁煙の事を言われて、少々びっくりしております。 私の職場には、簡単な休憩所が設けてあり、ここは禁煙エリアと喫煙エリアに分かれています。ここ３週間、私は禁煙エリアで休憩し、コーヒーなんかを飲んでいます。 「ＳＨＩＮがどうして禁煙エリアでコーヒーを飲んでいるのか、昨日ちょっと話題になったのですが、タバコを止めたのですか。」 とも言われました。 とにかくアメリカ人の情報網というか、日本人に対する観察力というか、改めてスゴイと感じざるを得ません。 「ＳＨＩＮ、１日何本吸っていたのですか？えーっ、１週間に８箱ー９箱も。」、そうです一ヶ月に４０箱弱のタバコを吸っていました。 タバコは自動販売機では４ドル２５セント（約４５０円）、スーパーでは３ドル３０セントくらい（３６０円）で決して安くはありません。イエ、アメリカの物価感覚からいくとかなり高価です。 タバコ１箱で、ガソリン７リッター以上、ビール３本ー４本、３５０ｍｌのコーラ１２本以上、特大のスイカ１個、等等。 Ｓさんという女性の社員からは、「ＳＨＩＮ、お金が貯まるわね。」、とか主婦らしいご意見も頂いております。ハイ。 |
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| 共通して言えることは、アメリカ人は禁煙に対して非常に好意的だという点です。私の職場のアメリカ人は約１００人。堂々と会社でタバコを吸っているのは、最近では３０代後半の女性１人と、２０代後半の男性２人の３名だけです。 アメリカ人の場合、自宅とか、車の中で吸っていても、職場では吸わないという人が多い感じなので、この比率は喫煙率を表しているとは思いません。 これに比べて日本人駐在社員の喫煙率は非常に高く、恐らく５０−６０％くらいではないかと思います。アメリカ人から見ると、「日本人＝喫煙者」、というイメージのようです。 さあ、これだけ騒がれて、話題になってしまったからには、もう後戻りはできません。何か、プレッシャー感じるなー。黙っておけばよかったかなー。 ちなみに昨夜はタバコを吸ってしまう夢を見てしまいました。夢の中で、「あーあ、吸ってしまった！！」、後悔したとき目が覚めました。 フー、夢でよかった。些細なきっかけで始めた禁煙、今は殆ど本気になっています。 |
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