04−07−28 健康優良児の資格喪失
昨年の11月に父が亡くなり、今年の夏は父の初盆です。
という事は日本に行かなくてはなりません。6月に日本出張を計画していたのですが、初盆で更に7月から8月に掛けて日本に行くというのはいろいろな都合からちょっとマズイ。

という事で、6月に計画していた業務出張はキャンセル。今回はその6月分と、プライベート、その他盛りだくさんの目的を持って約2週間、異常な暑さの日本に行ってきました。

実はこの2−3週間前から後頭部と左肩に異常な痛みが出てきており、12時間以上のフライトに耐えられるか、ちょっと心配な状態にありました。
この痛み、「変形性頚椎症」という40才以降の中高年に多い病気の疑いがあり、同じオハイオ駐在社員のOさんが、日本に居たときから悩んでいたという事で、いろいろとお聞きすると手術が必要なケースも多いとの事。

イヤー、参ったなー。
出発の数日前、日本の友人のMさんと電話で話していた時にこの話しをすると、Mさんも1年以上前に首と肩の痛みで相当に苦しんだとの事。
それで、鍼治療を受けて、今は殆ど痛みを感じなくなっているとの事。
「SHINさん、日本に来たら鍼やってみたらどうですか?私が行ったところを紹介しますよ。」

出発は23日の金曜日で日本到着は24日の土曜日。土曜日着にした理由は、どうしても土曜日に社外のYさんと会っておきたかったからです。Yさんに肩の痛みを和らげる目的で鍼に行くと言ったら、Yさんも大賛成。私の心配気な顔をよそに、Yさん何だか嬉しそうな顔。
やっぱり行くか。何だか恐いけど。だって身体に金属のいわゆる、「針」を突き刺すんだろ?

到着翌日の25日日曜日にMさんと会って鍼治療院を紹介して貰う事にしました。場所は東京駅の八重洲口から歩いて5ー6分のところです。Mさんは仕事柄、日曜も出勤をしてみえ、オフィスは銀座にあります。わざわざ、東京駅の近くまで出てきてくれました。

鍼治療の結果は?鍼を打った直後は嘘のように痛みがなくなりましたが、2時間もするとまた元の痛みが襲ってきます。鍼の先生も、「今の痛みに対して鍼は、根本治療をする事ができませんので、必ず病院に行って下さい。」という前置きをされました。

鍼治療が終わった帰り際に先生が、
「今日はお酒は控えて下さい。ウーン、ビール1本くらいだったらいいですけど。」
「それと効果があるようなので、なるべく連続して来て下さい。大丈夫ですか?」

鍼治療は、本当に髪の毛みたいな細い針を背中に何本も突き刺し(!)、それに低周波電流を加えます。すると筋肉がピクン、ピクンと痙攣のような状態になり、これを約20分、また別の場所に針を入れて、同じ事をやって、合計約1時間というメニューでした。
日本に来る寸前は夜、仰向けで寝ることもできない状態でした。左の肩胛骨全体が痛くて痛くて、右を下にして横向きにしか寝れないと言う状態。
それに車を運転している姿勢も、もの凄く痛みを感じるのです。これには参りました。毎日の会社の往復1時間のドライブの苦痛だったこと!!

今日はちょっとだけ、痛みが和らいでいます。
友人のドクターSに電話で相談すると、一般的な痛みのメカニズムを話してくれました。
そして早く専門医に診てもらうよう、言われました。MRIという検査をやって、これのデーターを貰うことができれば、日本に送って欲しい、権威に見せるから、と言ってくれました。

気温35℃以上、湿気80%の日本。歩いているだけで汗が噴き出てきます。おまけに肩に鉛のクサビを打ち込まれたような痛み。参ったなー。
デスクワークをしていても、会議に出席をしていても集中力が低下しているのが自分でもわかります。

実は私は健康診断では、殆どと言っていいくらい指摘事項がない、健康優良児(?)。
日本にいたときなんか、上司に、

「健康診断で全くの指摘がないなんて、ちょっと珍しすぎるのじゃない?何?メガネも要らないの?あれだけお酒を飲んで、肝臓も異常なし?私より悩みが少なくていいね。」

なんて、何だかちょっと軽蔑したような目つきで言われた事がありましたっけ。
ん?、じゃ何か、オレは高級ではないあちこち省略された単純構造で、故障する場所が少ないって事か?

いえ、私だって30年以上の長いお付き合いの腰痛もあります。体重も減らしたいと思っています。歯もあまり良いとは言えません。帯状疱疹で、のたうち回った事もあります。
健康診断の結果に出てこないだけなんです!!

さて、この肩の痛みどうやって退治するかなー、、、、、。
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