04−06−20 国際宅急便
オハイオにいると日本の親戚とか、友人に荷物を送る必要が出るときがあります。
方法はいろいろとあります。先ずは郵便局。これが一番一般的で、5−6kgくらいの段ボールの箱でしたら50ドル(5500円)くらいで遅れます。

ところが10kgになると100ドル、20kgになると150ドル以上かかります。
郵便局以外の方法としては、アメリカの宅急便会社(UPSとかFedExなど)も扱ってくれますが、非常に高い料金のようです。

先日私のカミさんが日系の旅行会社に行ったとき、日本で有名な宅急便会社の国際宅急便の料金表をもらってきました。

結構安い。10kgで75ドル(8000円)、25kgでも115ドル(12000円)。早速日本の友人への荷物発送に使ってみる事にしました。

送る品物は古いラジオ、それにその関連の部品、つまり私の道楽の品物です。
荷造りをして大体の重量を量ってみると27−8kg。料金表を見ると120ドル。ガラクタを送るにしてはちょっと高いけど、ま、いいか。
荷物は電話をすれば集荷もしてくれるようですが、今日は取り次ぎをしているあるお店に持ち込むことにしました。
取次店とは日本のパンを焼いて売っているお店。

パンってアメリカの方が本場じゃない?そうです。でも本場と味は関係ありません。無茶苦茶マ・ズ・イ。
とにかく、おいしくないのです。見た目はものすごくおいしそう。でも、マ・ズ・イ!!!!

理由はどうも小麦粉にあるようなのですが、日本人の口には合いません。
そんなところに目を付けた日本人が、日本風のパンを焼いて売っているのです。

このお店まで車で15分くらい。店のチーフらしいオネエサンにお願いをすると早速送り先などを記入する紙を持ってきてくれました。

そこでせっかくパン屋に来たのだから、パンでも食べながらこの用紙に送り先等を記入しました。
並べてあるパンは、さすが日本人のパン屋です。焼きそばパン、なんてのも置いてありますが、私はハムの入ったパン。カミさんはアップルパイ。

コーヒーは1ドルで、飲み放題。
テーブルに座ってお客を見ていると、その人気が伺えます。ひっきりなしという感じです。

それに軽食のメニューもあります。カレーとか、スパゲッティー、それにピラフなんかもあります。
スパゲッティーと言えば、私は今までオハイオに来て、おいしいスパゲッティーというものを食べた事がありません。

麺が徹底的に茹でてあるので、フォークですくうとブッチっと切れてしまいます。
トマトソースを頼むと、妙に酸っぱいあの味が何とも私の口に合わない。ミートソースもイマイチです。

さて用紙を書き終わったので、先程のオネエサンに渡すと、
「じゃ、宅急便の会社から電話があるので、支払いとかはそちらで話して下さい。」という返事。

あれ、じゃここは荷物を置いていくだけ?それだったら、集荷に来てもらった方がよかったかな?
まあイイや。でも一体このお店の取り次ぎってどんな意味があるのだろう。よくわからないシステムです。とにかく日本のおいしいパンを少しだけ食べて、荷物を置いて店を出ました。。
外はものすごくイイお天気、気温は30℃近くあると思うのですが、カラッと乾いており実に清々しいオハイオの夏らしい気候です。

今日の朝遅めに起きた私は、玄関から外に出てみました。気温は20℃。本当に気持ちのいい、爽やかな気分になりました。オハイオの夏は日本では味わえない素晴らしいものがあります。

今日のニュースでは日本は大きな台風に見舞われているようですが、オハイオに台風はありません。
冬の厳しさは北海道並で、この厳しさも夏の素晴らしさで帳消しです。

フロントヤードのメイプルリーフの木もこの家を買った時は4mくらいの高さだったのが、今は8m以上で屋根より高くなった感じです。

8月の下旬になると秋の気配を感じます。それまでの間、オハイオの夏を楽しみたいと思います。
あっ、それと今日行ったパン屋さん、今度はスパゲッティーを食べてみよう。
メニューによると注文をして受け取りの時間を指定すれば、焼きたてのパンも食べれるとあります。

ただ注文は2日より前にしなくてはならないようです。今度メロンパンでも頼んでみるかな?いや、それともアンパンにするかな?あの粒アンの、、、。最近食い意地がはってきたのかなー。。
宅急便のその後、、、、、。やはり国際宅急便はそんなに簡単ではありませんでした。

・ インボイスの作成
・ 内容詳細(保険の関係があるのです。)
・送り主の身元証明(パスポート又は運転免許証のコピーも添付します。
・クレジットカードによる料金自動引き落とし承諾書

の書類を作成しなくてはなりませんでした。これらの原紙をメールで送ってもらい、電話でやりとりしながら書類を書いて、FAXで宅急便の会社まで送らなくてはなりませんでした。
やはり送料以外に、通関時に中身の価値に相当する税金もかかり、費用は全部で150ドル(1万6000円)くらいになりそうです。

ガラクタを送るにはやはりちょっと高い感じがしました。でもこれしか方法はないしなー、、、。某国の連中みたいに飛行機に乗るときに、山みたいな段ボールの箱をチケットカウンターに持ち込むのがまあ、手軽と言えば手軽ですが。

日本国内で利用するのとは勝手が違うものの、1週間でアメリカから日本に物が送れる。便利には違いありません。
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