02−10−31 ハロウィン
今年もハロウィンの季節がやってきました。
あちこちの道端で大きなっ黄色いかぼちゃを売っていたり、家の前には同じくかぼちゃをアレンジした人形とかが飾られたりします。

ハロウィンって何?先ず会社のアメリカ人のKさんにに聞いて見たら、エライ難しい、普段使わない知らない単語を一杯並べられて、チンプンカンプン。そのうち2人ー3人と集まってきて、「SHIN、それはですね、、、、。」

こうなると私はお手上げ。結局は電子辞書をグイと差し出します。みんなはそんな私を良く知っているので、その電子辞書にわからないスペルを入れてくれます。

会社のアメリカ人は、仕事はそこそこですが、こういう事になると大体が一生懸命やってくれます。

判ったのは、「キリスト教のいろいろな聖人の祝日が11月1日で、その前夜祭として秋の収穫を祝う。そして悪い霊を追い出すために行うお祭りで、起源はスコットランド。」

「夜には仮装をした子供が近所の家を回ってお菓子をもらう。」
この間、約30分。アメリカ人同士でも、「それは違うんじゃないか?」、とか言い出して、エライ騒ぎを作ってしまいました。
「アー、疲れた。」
この前は逆のことがありました。
ある日本人の出張者がお土産にお酒の子瓶をくれたので、それを机の隅に置いていたら斜め前のアメリカ人が、
「SHIN、それはサケですか?」
とにやっ笑って聞いてきたのです。

「イヤ、これは特殊な水だ。」
と答えたものですから、話はややこしくなってしまいます。
「何でこれが水なのですか?きれいなボトルに入っているようだし、、、、。」

私は「般若湯」のつもりで言おうとしたのですが、結局最後まで説明をするハメになってしまいました。
「つまり、日本のお坊さんは肉類を食べる事を禁止されている。同じようにお酒を飲むことも禁止されている。しかしやはり人間であるから飲みたい。そこでこれは酒ではない、スペシャルホットウオーターである、という事にして飲むのである。」

これだけの事ですが、これを背景とかあれこれ英語で説明をして、トンチンカンな質問に答えて、ある程度納得してもらうのは私の英語力では非常に難しい。
でも最後にはわかってくれました。

ちなみに、キリスト教の神父さんはワインはガンガン飲むそうです。彼が言うには、ワインは食事の一部だからだそうです。

今日も言われました。
「SHIN、昨夜もホットウオーターは飲みましたか?」
「然り。SAKEは飲んでいない、ホットウオーターは飲んだ。」
ハロウィンの起源はともかく、この日は子供達はいろいろな仮装をして近所の家を廻ります。
そして「Trick or treat.」と言いながらドアをノックしてお菓子をもらうのです。
花嫁姿の仮装で我が家に来た近所のこども
この「Trick or treat.」も最初は何を言っているのかわかりませんでした。
やはりこれも以前、会社のJさんに聞いて何を言っているのか、そしてその意味を聞いた事があります。
「お菓子をちょうだい。さもないとイタズラするよ。」
という意味だそうです。

そんな訳で、毎年私の家にも近所の子どもたちが何十人と来ます。
かわいい格好をした女の子とか、うんと小さい子は親に連れられて来ます。
大体5時頃から始まって最初は小さい子ども、7時頃になると中学生以上となります。
中学生以上と言っても高校1年生までが限度で、それ以上の子どもはやりません。

ひげ生やした高校生や、赤ん坊抱いた高校生が、
「お菓子をちょうだい。さもないとイタズラするよ。」、はいくらアメリカでもありません。

日本人の子供も同じようにマネをしてやります。でもアメリカの子どもって何であんなにかわいいの?大人になるとケダモノみたいになってしまうのに。
inserted by FC2 system