02−06−20 お土産
日本から出張者とか、お客さんがみえたとき、多くの人が何かのお土産を持ってきてくれます。
アメリカという外国に住んでいて、いろいろと不自由をしているのだろうという親切な心からのものである場合が多く、いつもありがたく頂いております。

私も日本にいた時に、海外に出張するときは、お世話になる方にお土産を持って行きました。ところが、このお土産選び、なかなか難しいものなのです。
相手がどこに住んでいるか、どんなものを欲しがっているか、というのを知るのは、結構難しいものです。

空港の免税店には様々なお土産が売っており、確かに品数は豊富です。が、チト高いような気がします。
お土産を買うのに、値段を気にしなくてもいい人にはいいかも知れませんし、高い値段のものが喜ばれるお土産とは限りませんからね。

私の場合、ある程度親しい人にはズバリ、「何か必要なものありますか?」、と率直に聞くことにしておりました。
アメリカから日本に行く場合も、ちょっとした手土産が必要な場合がありますが、これは非常に困ります。

オハイオには特徴のあるものがたくさんありますが、ちょっとした手土産、つまり食べ物でオハイオらしいものというのはあまり見当たりません。
アメリカは食べ物の「お土産」が殆どない国の一つです。
先日日本から見えたM夫妻もお土産を持ってきてくれました。
その中に「鳳凰酔心の大吟醸酒」がありました。吟醸酒というのは、普段は家では飲まないお酒で、さっそく日本出張で買ってきた江戸切子のグラスでこれを頂きました。

やはりおいしい。普段飲んでいるお酒とは比較になりません。お陰で、普段家で飲んでいたお酒が飲めなくなってしまい、さっそくコロンバスに2軒しかない日本食のスーパーに行って探してみました。
普段は吟醸酒なんて高くて買えないと思っておりましたが、この日は別、飲みたい一心です。

3種類ほど置いてあり、一つは1升瓶で何と80ドル!!ウーン、普段飲んでいるのが1.5リットルで10ドルですから7倍近くです。もう一つの吟醸酒は750ミリで34ドル。これも高い。

でも買っちゃいました。酔心よりグンと落ちますが、やはり何とも言えない味です。気に入りました。でも2日でなくなってしまいました。

お付き合いで外では飲むお酒なのですが、家で毎日飲むにはちょっと、、、、、。もう10ドルのお酒は飲めないカラダになってしまいました。Mさん夫妻は私に新しい悩みを一つ残して帰っていきました。

このようなお土産ははっきり言って、コマります。
Mさん、私のカラダを元に戻して下さい。お土産は相手をよーく考えて、持っていかなくてはなりません。
お酒を飲まない人に吟醸酒はあまり意味のないお土産になるのと同じで、お土産はそれぞれ個人的な好みで、大いに喜ばれるものとそうでないものがあります。

私の場合は先ず、雑誌。これは週刊誌の類が良く、オハイオでは日本に注文するしかテがなく、タイムリーに手に入りません。新刊の単行本もいいのですが、これを頼める人はやはり誰でもという訳にはいきません。本は種類も少なく、値段も日本の1.5−2倍くらいします。
第一、コロンバスには本屋さんがありません。

それと、食べ物は一応揃える事はできるものの、種類が限定されています。私の好きな佃煮は種類が少なく、昆布とアサリがたまにあるだけ。従って私は日本に行くと、佃煮を買ってきます。
お土産でもらうのだったら、できれば貝新のハマグリの佃煮が、、、いいのですが、、、。
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