01−12−29 シカゴ美術館
26日に上の娘がオハイオにやってきました。下の娘は学校が28日まであるとかでこの暮、正月は日本。
クリスマス休暇中ずっと家にいるのも面白くないので、カミさんと娘と3人で昨年と同じくシカゴへ2泊3日の小旅行を計画しました。
きれいな街です。
シカゴへまた行こうと言い出したのは私で、目的はシカゴ美術館。4年前にも一度行っているのですが、もう一度じっくりと見たいと思ったからです。

28日に家を出て、シカゴオヘア空港の北にあるアーリントンハイツまで行って1泊。思ったより早く、午後の3時にはホテルに着いてしまいました。
この日は朝9時にホテルを出て、ダウンタウンまで。

昨日はシカゴのダウンタウンを通り抜けているI−90とい高速道路を走っていると、何故か知らないうちにダウンタウンに降りてしまい、あわててしまいました。

この日も美術館の前で、地下駐車場に入り損ねて、街のなかをぐるぐる。一方通行が多くて、それにみんなスピードも出しており、非常にやっかいなところです。(東京都内よりも運転は難しいかも。)

オハイオの田舎者にはこのような大都会での運転は全く骨が折れます。
12月のシカゴは最高温度がマイナス8度。最低温度は何とマイナス16度!生半可な防寒対策では3分と外にいることはできません。
帰る時でも入り口まで人であふれておりました
地下駐車場に車を停めて外に出ると、あれ?美術館の方は相当な人の列ができております。
土曜日とはいうもののこれは以外でした。
何でこんなに人が多いのかよくわかりません。開館の10時前なのですが、外には長い行列ができております。

マイナス10度程度の日陰で15分も並ばされ、やっと中に入ると切符売り場もごった返しております。
やっとわかりました。人出の理由が。
1月の中旬までゴッホの特別展をやっており、これを見に来ている人達なのです。

ゴッホはNY美術館で見ていたので、私は特に見たいという気持ちは強くはありませんでしたが、カミさんと娘は人並みを見ているだけで、自分たちも見なきゃという気持ちになったみたいで、ゴッホ、ゴッホと騒いでおりました。

ゆっくりと静かな美術館を自分のペースで回りたい私には、ちょっと意外な人の数。せっかくオハイオから来たというのに、ちょっとがっかり。まあ仕方ないか。
ちょっと心霊写真風です
とは言うものの、この巨大な美術館の見学をさっそく開始。
ボストン、NY、ワシントンと並ぶ大きな美術館はゆっくりと見ると、1日では回りきれない規模です。
ここの美術館は近代美術品の展示が他の美術館に比べて充実しており、この方面に興味のある人にはいいかも知れません。

それに絵画以外の美術品が非常に充実しているのもここの特徴です。
つまり絵画だけではなく、工芸品とか彫刻も多く、貯蔵美術品は30万点もあるそうです。
元来、カミさんと娘は絵画とか美術品にはそれほど興味がないので、私について来るのはいわばお義理みたいな感じ。

従って私も適当に「お腹空いてない?」とかゴマをすりすりの見学です。
昼食は館内のカフェテリアで食べました。4年前に来たときはえらく並ばされたのですが、時間が少し早かったせいか、すんなりと席も取れました。

あまりにも有名な、本でしか見たことのない絵画などが多く展示してあるので、娘は
「これ本当に全部本物?」
なんて言い出す始末。

「シカゴ美術館で本物?なんて質問、面白いじゃないか。じゃ、本物はどこにあるというの?」
警官までも出て、人ごみの整理をしていたこの日のシカゴ美術館。
ゴッホは特別な時間割り制限のチケットが必要で、とうとう見ませんでしたが私は大満足な1日でした。

でもカミさんと娘は夕食の事の方が気になるらしく、私の横で食べ物の話ばっかりしておりました。
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