01−07−19 レドンドビーチ
今週は月曜日からLAに来て打ち合わせと報告書作り。
毎日徹夜状態で3人で頑張り、今日の夜明け前に完成。昼前に1時間をかけて報告をしてやっと午後から解放されました。

昼食を済ませたのですがボーッとしてもう何も考える力が残っておりません。コロンバスへのフライトは夜中の10時で、コロンバス着は翌日の朝7時という例のレッドアイフライト。会社にいても仕方がないし、中途半端な時間が残ってしまいました。
そこでLA駐在の同僚のKさんと会社を出て、レドンドビーチに行きちょっと散歩、その後シーフードのレストランに行くことにしました。
レドンドビーチは1月程前に来たときにここのホテルに宿泊、朝の散歩を楽しんだところですが、大変気に入った場所でもあります。
オハイオの海なし州にいると「我は海の子」を地で行った私にとっては、海を見るだけで感激なのです。気温は23度くらいでしかも湿気を感じないので極めて快適。

駐車場からピアの方にブラブラと散歩。この前に来たときは早朝の散歩だったので、全ての店が閉まっていたのですが、今日は夕方なので店も開いておりピアの方は結構な人出です。

どうしてこんなに人が群がっているのか不思議に思って近づくと、みんな釣りをしているのです。

釣りをしているのは90%以上の人がメキシコ系の人達。餌は付けないで、みんな疑似針を使って魚を釣っております。
釣っている魚は鯖のようで、それこそ「入れ食い」状態。

とにかく竿を垂れてじっと待つという感じではなく、釣り糸を海に投げるとあっと言う間に釣れるのです。

海をのぞくと納得。ピアの上から大量の魚が泳いでいるのが見えるのです。
「このメキちゃん(彼はメキシコ人の事をこう言う)達は趣味で魚釣りをやっているのではなく、夕食で食べるために釣っているのだと思うよ。」

餌も使わずに疑似針だけでこれだけガンガン釣れるのですから、「ちょっと晩飯のおかず釣ってくるか!」てな感じなのでしょうか。

散歩をしているのは極く少数の白人と私達くらいで、どうもここは「メキちゃん」達の夕食の無料スーパーマーケットのようでした。海はきれいで、天気の良い夕方です。
月曜から2晩は睡眠時間3ー4時間、昨夜は0時間という仕事をやったお陰で、殆ど思考力は残っていない状態なのですがナゼか気分は爽快。

Kさんは以前オハイオに7年間駐在をして日本に帰り、そしてLAに来て2年。
仕事が忙しく、自由がきかないとこぼしておりました。

「LAはオハイオに比べると変化があって、住むにはいいところでは?」
という私の質問に対し、「イエ、ここは物価は高いし、家も高い。どっちが生活するにはいいか、何とも言えない。」
という返事でした。
そろそろ腹も減ってきたので、Kさんお勧めのシーフードレストランへ。
レストランはピアの横にあり、入ると窓側の白い砂浜が見える一番いい席に案内してくれました。このレストランは何の変哲もない、韓国人経営の極く普通のレストラン。
2人ともネクタイを外してリラックスです。

席について先ずビールを注文。今の体の状態でピッチを上げると、普段の3倍くらいは早く酔っぱらいそうなのでゆっくりと飲む事にします。

メニューは珍しく、写真入りで食べたいものが直ぐに見つかります。日本以外ではちょっとしたレストランでは写真が入ったメニューというのはありません。写真が入ったメニューを準備しているのは一部のファミリーレストランくらいです。

注文は全部Kさんに任せて、私は出されたものを食べるだけ。やはり2本目のビールからかなり効いてきます。
が、飲み出すと止まらないのが私の長所、いえ短所。かなり控えたつもりだったのですが、4ー5本は飲んでしまいました。

2時間近くここのレストランで食事をしましたが、久しぶりにおいしいシーフードを頂きました。やはり韓国人経営という事で、日本人の口にも合ったし、キムチを食べながらのエビというのもオツなものでした。
外はかなり暗くなっており、アルコールも適量に入っているので更に気分爽快。
でもKさんも、私も思考力はもう殆ど残っていないという状態なので、本格的に眠くなる前に空港まで送ってもらう事にしました。

ピアの方を見ると魚釣りをやっていた「メキちゃん」の姿も見えません。きっと釣った魚で今頃は夕食をとっているのでしょう。

ここから空港までは20分足らず。
Kさんは家に帰ったら何もしないで寝る、と言っておりましたが私の方は地獄のナイトフライト。
今からコロンバスの自宅のベッドに入るまでは8時間はあります。

そして翌々日は早朝のフライトで今度は日本出張。
寝不足のまま、今度は時差ボケの世界に突入というかなりハードな環境が待っております。

そうそう、日本出張の前日の晩は先輩の家に呼ばれておりました。ここで又飲んでしまうといったいどうなるのだろう。

日本出張の準備もしなくてはならないし、2週間家を空けるのだから芝生も刈っておかなくてはならないし、何でこんなに忙しいのか、でも液体燃料だけは一定量毎日注入をしております。
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