00−10−14 秋、紅葉は不作ですが |
今週は仕事がいつもよりガタガタと忙しく、ストレスの多い1週間でした。 昨日の土曜日は連日の寝不足もあって、起きたのは朝の9時。本当は休みの日こそ早起きをして、1日を有効に使うのがいいのですがこの日は体がいう事を聞いてくれませんでした。 朝食兼昼食を済ませて、床屋を予約。床屋に行くと前の客が帰らずに床屋のオヤジとテレビを見ております。今はアメリカンフットボールのシーズン。 頭の毛を切ってもらいましたが、オヤジは客の事なんか上の空。いつものとおり15分で10ドル。 その後買い物をして、そのまま家に帰ってもよかったのですが、天気もいいし紅葉も後1週間か10日で終わりの気配なので紅葉見物をするために、少しドライブをしてみる事にしました。 |
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紅葉見物は遠くへ行く必要もなく、家から15ー20分も走ればいくらでも見る場所はあります。 この日は私が普段はあまり行かない、方向に行って見る事にしました。私の家から約2kmちょっとのところにサヨトリバーという川が流れており、この川沿いは結構きれいな紅葉を見る事ができます。 川に沿って北に走ればいいのですが、その前にカミサンが時々行っているというクラフトのショップをのぞいて見る事にしました。 ![]() 私はクラフトにはあまり興味はない(やっぱりクラフトなんてのは女の趣味!)のですが、まあ1回くらいは話のネタにと思い、渋々そのショップへ。 クラフトショップは外から見るとタダのバラックみたいな建物なのですが、中はよくもまあこなにいろいろな物を集めたというくらいに花や、骨董品、絵、刺繍、もうありとあらゆる物で溢れております。 当然、店に来ているのはご婦人ばかり。 もう一つ驚いたのはその値段。 100年くらい前のタダのやかんが100ドルだったり、どーって事ない茶碗(?)が30ドルだったり、何かの針金細工が50ドルだったり、こちらの物価感覚からいくと信じられない値段なのです。 古い木でできた電気スタンドが265ドルだったのにはもう驚きを越して、何なのコレ?という感じ それらをご婦人方はせっせと物色して大事そうに買っていくのです。高価な物は殆ど売れていない感じでしたが、それでも造花とかカゴとか刺繍は結構な人が買っておりました。 しかし店の中のレイアウト、飾り付けはウーン、さすがという出来具合で照明も工夫がしてあり、日本で同じような雰囲気の店は見つけるのが難しいかも知れません。 写真を撮ってやろうと思いましたが、日本でもそうですがこのテの店の店内は大抵は写真撮影禁止。 店員に見つからなくても、アメリカではすぐに客が店の者にチクルので油断なりません。 そんな訳で残念ながら店の外しか写せませんでした。今度いつか客の少ない時に隠しカメラで撮ってやろう。 |
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その後川沿いを北に向かってドライブ。 どうも今年は2年連続の紅葉の不作。黄色ばかりが目立ち、色合いが良くありません。 9月の下旬からグンと気温が下がり、10月になってからは朝は5度を切る日も多かったのですが、再び上昇して、この日なんか20度近く。たまにきれいな紅葉の場所もありましたが、やはりイマイチ。 ![]() しょうがないので、川沿いにあったボートを降ろす設備のあるパーキングに入ってひと休み。 車を降りて、川の方に歩いて行くと、黒人のおじさんが魚釣りをやっております。目と目が合ったので「HI、HOW ARE YOU?」 このおじさん身なりから行くと相当貧しい感じ。 魚釣りは趣味で釣っている雰囲気ではなく、今夜の夕食のおかずにするという感じでした。この付近で黒人を見るのは初めてで、以外でした。 結局は紅葉見物は不作、家に帰る事にしました。 カミサン曰く、家の近くにある大木の紅葉がイチバンきれい。 これは私も同感で、ダイニングから窓越しに見えるこの紅葉毎年見事な色を見せてくれます。もっとも一番眺めのいい席にはカミサンが座っておりますので、私は食卓に座った時は首を後ろに回さないと見れません。 |
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私の家のコートはできてから7ー8年しか経っていないので、家の前に植えた木とかはまだ数メートルの高さで小さいのですが、裏とか通りに面した場所は結構な大木があり、大きいものは15mくらいになっております。![]() アメリカの住宅地域はそこに植わっている木の大きさで新しく開発された地域か、古い地域か大体判断できます。 また新しい地域が必ずしも家も土地も高いかというとそうではなく、新旧と値段はあまり関係がありません。 この紅葉が落ちてしまうのは10日以内でしょう。10月、11月というのは20度を超す日があるかと思えば雪の降る日がある、という具合で寒暖の差の大きい月でもあります。 この日は半袖でもいいくらいの気温でしたが、そのうち再びガクンと気温が下がる日が来るのは間違いなしです。 夕方は今年最後(多分)の芝刈りをやってこの日はおしまい。私にとってのオハイオでの5回目の秋は今真っ盛りです。 |
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