00−07−02 PC自作奮戦記(その2) 
やっと待ちに待った夏休み、あれもこれもやりたいと思っている中の一つは、この前に組み上げたパソコンの立ち上げ。
組み立てたのはいいのですが、やはり怪しげな部品の寄せ集めのせいか、電源を入れてもウンともスンとも言いません。

あれこれマニュアルを読んだ結果、BIOSすら立ち上がらないのはやはりマザーボードのせいかと思い、渋々マザーボードの新品を買いにパソコンショップへ。
どうせ買うなら最新のマザーボードをと思い、TYAN−S1854というのを$115で購入。
組立そのものは簡単なのですが、、、、
SOCKET−370/SLOT−1の両方が付いている、APOLLO PRO 133:VT82C694X+VT82C596Bというチップが乗った優れモノらしいのですが、この辺になると私は何が何だかさっぱり。

お経みたいなものです。

家に帰ってマザーボードを交換。ありゃ?やっぱり立ち上がらない。
ではマザーボードではない?じゃ、このマザーボードどうしてくれるんだい?

アメリカではハードウエアーは基本的に30日以内なら返品が可能なのでこのまま持っておく事にします。
ウーン、もうさっぱりわかりません。やっはりCPUかな?こうなったら動くようになるまで、部品を交換するしかありません。

やっぱりPENTIUM3−500Mhzが$70というのはちょっと安すぎる。
「高性能PCを安く作る」という当初の方針はほぼ消えてしまい、もうムキになってしまいました。再びPCショップへ。

「どんなCPUがあるのか、価格表ある?」

ところがCPUは価格変動(値下がり)が激しいので、店には在庫はないとの事。動いてくれなかったPENTIUM CPU
このPCショップはコロンバスでも最大の、売場面積だけで2500平米はある巨大な店。
もうCPUが欲しくて、欲しくてたまらない状態。

そこで、ダメだろうと諦めつつ、その店の隣にあるパソコンショップへ。
こんな巨大な店の、通りを挟んで存在する不思議な店。
ありました!!
CELERON 500MHZが!!

「PENTIUMはないの?」
「ありません。CPUはこのショーウインドウにあるだけです。」

ちょっと高いなー、と思ったのですが仕方なくこのCELERONを$150で購入。
どうせ来年になればPENTIUM 800Mhzが200ドルを割るに決まっているから、その時に換えればいいから、もう何でもいいや!

何回もパソコンショップを往復するのは面倒だから(片道15ー20分)、さっきの店でSONYのモニターと15GBのディスクも買って帰宅。
もう殆ど熱病状態です。

家に帰ってCPUをマザーボードに取り付け。
何だかCELERONってPENTIUMに比べると安っぽいなー。

CPUを取り付ける時に、ドライバーの先が滑って危うくマザーボードの表面の部品を引っかくところでした。落ちついて、落ちついて。
何とか完成しました
さっそく電源ON。
大成功!!!!
BIOSの画面が出ました。

その後はWINDOWS98のインストール、その他ボードのインストール。全て順調です。
中古で買ってきたビデオカード、モデム、それにメモリーもOKです。

結局CPUの$70はパー。
$50で買ってきたマザーボードも不要になってしまいました。

ここまでで全部で800ドルも掛かってしまいました。(CPUがOKで、そしてマザーボードを余計に買わなければ$700以下で済んだハズ。)
PCの知識は殆どない初心者が、中古の部品をかき集めてPCを自作するなんていうのはやっぱり無理があったのかな?

「安物買いの銭失い」
今回のPC自作で得た教訓であります。
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