00−05−23 歯医者通い |
昨年の夏頃から前歯の1本が何かぐらついてきており、気になっていたのですがついおっくうで歯医者には行っておりませんでした。 今年になって今度は痛みが出てきたので、思い切って歯医者に行ったところ、あなたの歯はかなりひどいと言われショック。 こちらの歯医者は(一般の医療もそうですが)それぞれ専門で分かれており、非常に親切です。 先ず治療全体をコントロールするメインドクターがいて、ここでレントゲンを撮ったりして、どこのドクターに行けば良いのか指示してくれました。 私の場合、先ず歯茎専門のドクターのところに行きました。 そこで精密検査をやった結果、歯茎の問題以外に奥歯の神経治療に問題がありそうだという事で、さらに根幹治療のドターのところに行くように言われました。 |
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根幹治療のドクターに診てもらったところ、やはり神経の処理が問題で、これを再治療する必要があると言われました。 ドクター曰く、 「この治療どこでやりましたか?」 「日本で5年前にやりました。」 「こりゃ、ちょっとひどい治療ですね。」 この間、約3カ月。それぞれ全く別の医院をあちこち回り、しかも自分で予約をとらなくてはなりません。そして問題はやはり言葉。 それぞれのドクターは、どこがどのようになっており、問題はこの部分にある、という説明を個室で詳しくやってくれますが、私は辞書を片手に四苦八苦。 そして最後には治療費の見積書をくれます。 アメリカには日本のような保険制度がなく、医療保険は全て自分で加入しなくてはなりません。 ですからその見積書を見て自分の保険でどのようにカバーするのか自分で、計画を立てなくてはならないのです。 私の場合、全部の治療を今年中に行うと軽く保険のカバー範囲を超えてしまうため、一部の治療を来年に延ばしたい旨をそれぞれのドクターに相談しました。 このような相談に対してドクター達は実に親切に対応してくれます。 アメリカでは治療を受けると保険会社から、この治療には幾ら払った、という明細が毎月送られてきます。 これを見ながら予めドクター達からもらってある費用の見積もりと、自分のスケジュールとを見比べながら治療の日程を決めていかなくてはなりません。 仕事の都合もあるし、出張も頻繁にあるし、結構大変です。 |
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4月の末に根幹治療専門ドクターによる神経の治療を行いました。 2時間半の長い治療で、これも日本とは全く違います。こちらのやり方は一気にやってしまいます。 歯を抜くのも4本くらいは一回で抜いてしまいます。 この根幹治療のお陰で、奥歯が1本ない状態が約1月続き、今日やっとメインのドクターによって、仮の歯をかぶせてくれました。永久治療は3週間後です。 これが終わると、いよいよ歯茎の治療ですが7月頃になりそうです。 今の見積もりでは3時間の治療が2回という事で、歯茎を全部めくって徹底的にやりますとドクターは言っております。 ちょっとした手術のレベルで、ドクターは麻酔してやるから心配ないと言っていますが、看護婦は2週間くらいは食事に苦労するかもね、と片目をつぶっておりました。 もう観念しております。先生方、たのんまっせ! この4カ月間で、メインのドクター、抜歯専門のドクター、歯茎専門のドクター、根幹治療のドクター、と4人のドクターの治療を受けております。 それぞれ全く別の場所にあるので、通院は面倒ですがみんな大変親切でていねいです。 そりゃそうかも。だって私は彼らにとっては札束ですから。 |
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