00−02−03 滑ってあわてて身動きとれず |
今年の冬は年明けから雪が多く、1週間のうち何日かは降っております。 気温が低くて、日中でもマイナス何度というレベルですから、晴天になっても雪はとけません。 しかし道路には雪はなく、これは除雪車が出動して雪をどけ、塩を散布しますので、一旦雪が止むと普通の運転ができます。 今日の朝はパラパラとした降り方で、まあ問題はないだろうといつもの時間に家を出ました。フリーウエーに入った時はそんなに降っていなかったのですが、しばらくするとかなりの降り方になってきました。 道路は前日に撒いた塩が残っておりましたが、少しずつ白くなってきます。それでもいつもと同じく130km/hくらいのスピードでしばらく走っておりましたが、ちょっと恐くなってきたので90km/hくらいにダウン。 会社の手前では更にダウンして70km/h。 すると急に渋滞が始まり、こりゃ事故かなと思った瞬間パトカーと救急車が駆け抜けて行き、案の定事故。 全部で6ー8台を巻き込んだ事故で、1台の車は相当にひどい状態でした。 |
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会社に入って守衛所を抜けて事務所まで1.5kmくらい。 途中で左に90度に曲がる鋭いカーブがあり、そこを25kmくらいのスピードで曲がろうとしたら何と、ハンドルが全く効きません。 あっと言う間に道路から右に飛び出して、10マイル(約16km/h)のスピード制限の看板に激突。 この看板、相当にしっかりした鉄の支柱でしたが、車のど真ん中で踏み倒して、車は雪の中に突っ込んでしまいました。 実は道路は雪でツルツルの状態だったのですが、それをいつものスピードで曲がってしまったのです。 アーアやってしまったと後悔しつつ、とにかく車を道に戻そうと前進ギヤーに入れたのですが、50cm以上の雪と、路肩が傾斜になっているので車は全く動きません。 バックに入れて脱出を試みましたが、今度は傾斜の更に深い方に入ってしまい、車は30度近く傾いて、万事きゅうす。 |
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会社の敷地内の道路ですから、みんな出勤で通り過ぎていきます。そのうち私の職場のロビンという女性が車を止めてくれました。 「SHIN、大丈夫?」 「ダメー。動けない!!」 「レッカー車呼んであげる。ここで待つ?それとも一緒に来る?」 ロビンと一緒に近くのサービスセンターに行き、レッカー車の手配をお願いしました。 レッカー車が来る前にとりあえず、状況を見ましょうという事でサービスセンターのアメリカ人と再度現場へ。 こりゃ車も点検しないとダメですね、との事。 そりゃそうだ。スピード制限の看板をなぎ倒しているのですから。 サービスセンターに戻り、車のキーを係に渡して、車の引き上げと点検修理を頼んで、車の件はおしまい。多分、バンパーとか足廻りとかは修理をしなければなりません。 アーア、まだ2カ月の新車なのに。 |
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総務に保険の事を聞いていると、会社のガードマンが事故調書を作りたいと言って来ました。 「スピード制限の看板をぶっ壊してしまったけど、何か特別な事しなくてはいけないの?」 「イヤ。特に何もありません。」 名前はとか、住所とかを聞いて事故の内容を書いて帰って行きました。 代わりの車をその場で借りて、全て完了。この間、約1時間。 代車を運転して事務所に行くと、アメリカ人はみんな事故の事を知っておりました。 「SHIN、奥さんに連絡したかい?」 「SHIN、車グチャグチャにしたんだって?」 「SHIN、ケガはなかったかい?その手の傷は?」 この調子だと、私は重傷で病院にでもかつぎ込まれたみたいになっているのかな? でも今回の事故、会社の敷地の中でよかった。これがフリーウエーでの高速運転中だったら、、、。雪の日の運転は気を付けヨ。 |
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